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福田町史だより 第6号 平成28年3月1日

遠江の要 福田2000年の歴史が今よみがえる
福田町史「通史編」ついに刊行!

通史編

弥生時代から始まる福田の歴史。平成の大合併までの福田2000年の歴史が「通史編」として収録されました。
遠江の海の玄関、古代・中世・近世の福田湊の歴史的意義が元島遺跡の大発見と、その後の発掘調査や古文書の調査などで明らかにされました。
近代・現代の調査では福田港の回漕業・環洋社や織物産業の実態、西南戦争や日清戦争従軍記録・満蒙開拓団・空襲被災・女学生の日記などの戦争関連の記録など、新たな資料が次々と発見され福田地域の歴史がまとめられました。また、全国の先駆けとなった福田の養鰻業やメロン栽培なども収録されました。
別冊の「福田地域の自然」では、気象や地形・地質、地震の記録。2年以上にわたる現地調査で確認できたハマボウをはじめとする植物・虫類・太田川の魚類・多彩な渡り鳥など、美しい写真と調査記録により福田の豊かな自然についてまとめられました。

多くの方々のご協力を得て、福田の歴史と自然が1頁、1頁明らかになってきました。
ご支援、ご協力いただきました皆様方に御礼申し上げます。

平成3年度に開始された福田町史編さん事業では、資料編5冊と「福田町の歴史」の6冊を刊行しました。さらに平成22年度から、新たに提供された資料の調査と福田地域の悉皆(しっかい)調査が始まり、一昨年度には資料編VI近世・近現代(続)を刊行しています。

<カラー版 52cm×39cmの3大付録が付きます>

今之浦川 太田川 諸井川流域村絵図(江戸時代後期の絵図)
今之浦川 太田川
諸井川流域村絵図
(江戸時代後期の絵図)
洋式帆船 環洋丸絵図(明治14年開業 環洋社)
洋式帆船 環洋丸絵図
(明治14年開業 環洋社)
六社神社 鰹釣船絵馬(明治末 市指定文化財)
六社神社 鰹釣船絵馬
(明治末 市指定文化財)

福田の歴史や活力を物語る貴重な資料を解説付きで大判の付録にしました。いずれも、和紙タイプの紙に印刷してあります。これら、大判の歴史資料をぜひ、ご活用ください。

福田町史通史編
3月19日(土)発刊記念シンポジウム開催

福田町史通史偏 発刊記念シンポジウム

午後2時(開場 1時30分)~4時
福田中央交流センター ホール 定員200名
(事前の申込み不要 当日受付 入場無料)

町史通史編の発刊記念として、執筆者によるシンポジウムを行います。各執筆者の担当部分の特色や苦労したこと、調査によって見えてきたことなどを、スライドを使ってお話しします。

第一部 新たな知見などの発表
第二部 パネルディスカッション

講師:

山本 義彦(福田町史編さん専門委員長 近現代執筆)
本多 隆成(福田町史編さん専門委員 近世執筆)
足立洋一郎( 〃  近現代執筆)
森田 香司( 〃  古代中世執筆)
北川 捷康( 〃  自然執筆代表)
坂部 哲之(福田町史編さん特別調査員 近世執筆)
加藤 理文( 〃  古代中世執筆)

シンポジウム当日の午後 一般販売をします
是非、この機会にご購入を!

駐車場
①中央交流センター ②福田中幼稚園 ③福田支所

「通史偏」の販売についてお知らせ

  • 冊子 A5判
    通史約800ページ・福田の自然(別冊)約100ページ・付録3点付 価格5,000円
  • DVD
    冊子版と同じ内容をPDFファイル収録 価格2,500円
    掲載写真 通史・216枚 自然・93枚 計309枚 全カラー版
  • 一般販売 3月14日(月)~
    ①歴史文書館(磐田市竜洋支所内 TEL:0538-66-9112)
    ②埋蔵文化財センター(磐田市見付 TEL:0538-32-9699)
  • 福田中央交流センターでの販売
    3月19日(土) 13:00~16:30
    3月23日(水)~27日(日) 9:00~16:30

大盛況の福田町史編さん講演会
「遠江の要 福田湊(みなと)の中世・近世」開催される

11月21日(土)福田中央交流センター大会議室は多くの参加者で熱気に包まれ、福田の中世・近世の歴史を堪能していただきました。

福田町史編さん講演会 「遠江の要 福田湊(みなと)の中世・近世」

港湾都市・物資配送遺跡として注目されている元島遺跡の出土品スライド「福田湊繁栄の美が今よみがえる!」の上映に続き、森田先生(中世史)と坂部先生(近世史)が講演しました。

講演1 「福田の起こりと海 鎌田御厨と伊勢信仰」
講師:福田町史編さん専門委員 森田香司先生

福田の地名は南北朝期に「福田垣内(かいと)」の荘園名として出てくることや、諸井川(太田川)が、遠州灘に吹き切れたこと「吹き切る」からの転化で「福田」になった説などがあること。年貢を船で運ぶ運賃や戦国期の「湊」と海上交通。ニ之宮で起きた荘園を巡る争い。中野白山神社の信仰のルーツ、岐阜県への現地調査報告。現在に生きる熊野信仰・サッカー日本代表のシンボル八咫烏(やたのカラス)など、福田の中世を興味深く話されました。

森田香司氏の講演
森田香司氏の講演
近重在家麦注進状(運賃)
近重在家麦注進状(運賃)
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中野白山神社懸仏

講演2 「福田湊と海運 人・物の流れや海難事例」
講師:福田町史編さん特別調査員 坂部哲之先生

「嫁にいくなら福田の川岸へ お江戸帰りの船が着く」と詠われた福田。多くの福田の人々が江戸に奉公に出ていた事例や、福田湊から運ばれた物資(杉・檜・お茶・炭・瓦など)や運賃。頻繁に起きる海難と海流や季節風の関係や、鈴木弥七船の海難事故などの具体的なお話。掛塚湊や天竜川流域にみられる伊豆石を利用した蔵が福田地域ではほとんど見られないことなど、近世福田の海運についてわかりやすく話されました。

坂部哲之氏の講演
坂部哲之氏の講演
浦証文之事(海難事故報告)
浦証文之事(海難事故報告)
鎌田神明宮階段(伊豆石)と廻船問屋 鈴木弥七銘の石柱
鎌田神明宮階段(伊豆石)と
廻船問屋 鈴木弥七銘の石柱
新発見!< 鯨(くじら)ばみ 鰹(かつお)釣船図 >福田の絵師「大石由太郎 画」

鯨(くじら)ばみ 鰹(かつお)釣船図

昨年10月、福田地域の方から、六社神社の鰹釣船絵馬(明治42年日進丸が奉納・市指定文化財)と似た絵画があるとの連絡を受け、早速、所蔵者のお宅に伺いました。
力強い構図と鮮明な色彩の絵画でした。紺碧(こんぺき)の海原(うなばら)に銀色のイワシが群れて盛り上がり、その中を2頭のクジラが大きく反り、口からイワシがこぼれています。そこに乗り上げるように突き進む一本釣りの鰹釣り船。若者たちの竿が大きくしなり、次々とカツオが釣れています。海の中には無数の黒いカツオの群れが泳ぎ、大群の海鳥が羽ばたいています。背景には、港へと急ぐ漁船やモクモクと煙をはく蒸気船。新緑に覆われた陸地の中心に、山頂に雪を抱く富士山が描かれ、福田のエネルギーが激しくぶつかり合う命の賛歌が描かれています。
額に入れられた絵画(103cm×38cm)の裏板に「明治30年 左ヽ丸が 福田沖にて大漁して 記念に残す 鯨ばみ」と大きく墨書されていました。
右下のひょうたんに「大石筆」とあり、福田の幻の絵師 大石由太郎(安政6年・1859~大正13年・1924)の作品であることがわかりました。この絵画は、3月に刊行される福田町史通史編の巻頭を飾る資料になりました。

<幻の絵師 大石由太郎の作・絵馬>
明治27年 福田妙福寺
明治27年 福田妙福寺
明治41年 鎌田神明宮
明治41年 鎌田神明宮
明治42年 六社神社
明治42年 六社神社

これらの絵馬は大石由太郎が描いています。このほかに御前崎市の駒形神社にも由太郎が描いた絵馬が奉納されています。由太郎は釣針を作る職人だったそうですが、詳しいことはわかっていません。今後も、大石由太郎の作品が発見されることがあるかも知れません。

<ご協力ありがとうございました> (平成28年2月1日現在・順不同・敬称略)
(資料提供) 石川かづ子 菅原耕司 大石巌 寺田こはる 古田正孝 五十子自治会 大鹿節夫

発行 磐田市歴史文書館 福田町史編さん担当
住所 〒438-0292 静岡県磐田市岡729-1(磐田市竜洋支所1階)
電話:0538-66-9112 FAX:0538-66-9722



 福田町史だより 

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