海岸堤防(防潮堤)整備事業

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ページ番号 1001142  更新日 2024年4月8日

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海岸堤防(防潮堤)の整備状況について紹介します。

 磐田市では、南海トラフ巨大地震で想定される最大クラスの津波から市街地を守るため、既存の砂丘への盛土や海岸林の整備等を行う「静岡モデル」の海岸堤防(防潮堤)の整備を進めています。高さ14m、延長11kmの防潮堤は令和8年度に完成予定です。

全体計画(平成26年度~令和8年度)

令和5年度末時点の整備状況

市施工分の完成延長は、5.0km(全体の49.7%)です。

防潮堤の整備状況を動画でご覧になれます。(令和5年3月更新)
最大高度150mからドローンで撮影しています。

令和6年度 事業計画

令和6年度は、新たに延長1.2kmが完成し、完成延長は延べ6.2km(全体の61.0%)となる予定です。

竜洋海洋公園工区(駒場地内)

天竜川左岸河口から竜洋海洋公園を経て駒場海岸観光駐車場の地先までの約1.6kmの区間です。
この区間は、盛土により高さ14mの防潮堤を竜洋海洋公園と一体的に市が整備し、広葉樹等の植林をしています。

現況写真(令和6年3月撮影)

海洋公園工区写真

防潮堤断面図

竜洋海洋公園工区イメージ図

海岸保全工区(駒場~西平松地内)

 静岡県の海岸保全区域に指定されている約1kmの区間です。
 この区間は、防潮堤整備予定地と民有地が近接しているため、狭い幅でも設置できるCSG工法(※)を用いて、高さ14mの防潮堤を整備していきます。

CSG ~Cemented Sand and Gravel~ とは

 CSGは、砂礫等の土砂にセメント、水を添加し、混合設備(プラント)により製造される材料で、永久構造物として配合設計や品質管理手法が確立されている日本で生まれた高度な技術です。ダムの堤体等で多くの実績があり、浜松市や福島県、宮城県では海岸堤防にも用いられています。

CSG の特徴

  1. 狭い用地で整備ができる
  2. 浜松市や福島県、宮城県など、他市町で海岸堤防の実績がある
  3. 施工管理や品質管理が容易

CSG による施工内容

 混合設備(プラント)により製造された「CSG」をダンプトラックで搬入し、ブルドーザーで敷きならし、転圧します。密度試験により品質の確認を行います。

CSG写真

参考・写真提供 静岡県浜松土木事務所ホームページ

防潮堤断面図

海岸保全工区イメージ図

産業廃棄物最終処分場の形状の変更について

海岸防災林工区(西平松~福田地内、豊浜地内)

 飛砂や潮害などから市街地を守るため防災林として静岡県に指定されている約7.5kmの区間です。
この区間は、“ふじのくに森の防潮堤づくり”として、市と県が連携し、盛土工事や植栽などを進め、高さ14mの防潮堤を整備しています。

現況写真(令和6年3月撮影)

海岸防災林工区写真

防潮堤断面図

海岸防災林工区イメージ図

太田川右岸工区(福田地内)

 太田川右岸の河口の約0.3kmの区間です。
この区間は、平成26年度から整備を進め、平成28年度に高さ14mの防潮堤が完成しました。

現況写真(令和6年3月撮影)

太田川右岸工区

防潮堤断面図

太田川右岸工区イメージ図

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情報発信元

経済産業部 農林水産課 基盤整備グループ
〒438-8650
静岡県磐田市国府台3-1 西庁舎1階
受付時間:午前8時30分~午後5時15分
電話:0538-37-4913
ファクス:0538-37-1184
経済産業部 農林水産課 基盤整備グループへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。