教育委員会について

教育長のページ

何よりも子どもたちの「いのち」
     教師の「いのち」を大切にしたい

 こんにちは。教育長の村松啓至(むらまつひろし)です。日ごろ、教育活動、文化活動など、多大なる御支援、御協力をいただき誠にありがとうございます。教育活動、文化活動などが順調に推進できますことは、皆様方のお力のおかげあると考えています。
 特に自治会長をはじめ、地域の皆様には、学校教育や社会教育の場で、ボランティアなど様々な形で連携、協働をしていただきありがとうございます。この地域の力は、全国に誇れるものであると考えています。この地域の力をお借りして、研究、導入から7年目を迎える小中一貫教育や完全実施3年目のコミュニティスクールが順調に推進できているのだと考えています。「子育て教育の磐田」のエネルギーであると思います。心から感謝申し上げます。
 さて、これからの時代は、社会変動が激しくなり、価値観の多様化がさらに進んでいくことでしょう。情報は多くの媒体を通して人間にふってきて、我々はその中に埋没することがあるかもしれません。子どもたちは手軽にスマホを手にし、いろいろな情報を得て、これまでにない文字による交流を行っています。そこに本当の意味での人間的な交流は生まれているのでしょうか。これはすべて大人の仕掛けで動いています。この世で最も大切にしないといけないことは何なのか、それが現代を生きる私たちに投げ掛けられています。
 現代社会において、人と人のつながりは如何にあるか。皆さんはどのように考えているでしょうか。例えば、核家族化の傾向が進み、子どもたちはおじいさんやおばあさんの存在を意識せずに大きくなる子もいます。虐待により親から愛情を受けることができない子がいます。隣の家の名字が分からない子がいます。地域とのつながりがなく、地域の活動に参加できていない子がいます。地域の祭りなどに参加したことのない子がいます。学校に登校できていない子がいます。学校において周りとのかかわりをもてない子がいます。極一部の子どもたちの表れですが、社会の進展とともに失われつつある我々の心が表出しているかもしれません。これから将来、人間関係が希薄化する傾向にあることを私たちは自覚する必要があるではないでしょうか。
 「血縁、地縁」という人と人のつながりがあります。そこに「学校縁」という人と人とのつながりを考えていくことがこれからの時代で大切なことであると考えています。人間関係の希薄化を打開するために世の中の「縁」を考えること、日本人として意識したいことです。
 磐田市が推進する学府一体校は、この点に着目しています。小学校1年生から、中学校3年生まで子どもたちの交流を通して、人と人のつながり深めていきます。小学校の教員、中学校の教員が交流、協力、協働することで、教師同士のつながりを深め、組織力を強化していきます。地域とともにある学校として、コミュニティスクールや小中一貫教育、地域との交流する活動を通して、子どもたち、教師、地域の皆さんとのつながりを深めます。これから変動の激しい社会の中で、学校教育の中で、確実に人と人とのつながりを構成していくことが大切であると考えています。そして、子どもたちの人としての可能性を伸ばしていくことが我々の使命であると思います。
 磐田市学府一体校は、子どもの学びの可能性を伸ばすことも考えています。地域の教育力をこれまで以上に生かすことや、小学校1年生から中学校3年生までの9年間の学びを総合的にとらえ、より多様な学びを展開することを可能とします。このことは、多学年が交流する機会を通して、フリーグレードの学びも展開できる可能性も秘めています。教師のチームワークが強化され、多様な学習展開により、子どもたちがもつ伸びるべき力を確実に伸ばしていくことができると考えています。
 磐田市が推進する学府一体校は、学校の規模の適正化による統廃合ではありません。これから22世紀に向けて新時代の新たな学校づくりであり、これまでにない学校のモデルづくりであります。子どもたちのために、御支援、御協力をお願いします。
 学府一体校と同様に、各施策には、磐田市の未来のために、子どもたちのために、文化振興のために、文化財保護のために、教育委員会の思いが込められています。その概略を紹介させていただきます。

29年度の主な施策(抜粋)


学府の特徴を生かした小中一貫教育のさらなる推進
 市内10学府、32校すべて小中一貫教育を実践。7年かけて研究、導入を行ってきた。ながふじ学府一体校建設の推進とともに、新たなステージに臨む
 学府ごとの機動力を生かすために、「しっぺいバス」7台を導入

英語を使ってのコミュニケーション能力の育成
 小学校1年生から小学校6年生まで、磐田版英語モデルカリキュラムをもとに授業実践。小学校で行われるすべての英語、外国語の全授業へALTを配置
 英語検定を超えるコミュニケーション力評価システムを研究・開発(SPEAKプロジェクトの始動)

文化財の整備・活用、伝統行事の継承支援
 遠江国分寺跡の整備・活用 全国的にも珍しい木装基壇の再現、灯籠を設置 等

図書館サ−ビスの向上
 (仮)子ども図書館の基本計画をもとに改修。静岡県初めての子ども図書館設置
 (子育て支援機能と子どもの読書活動の拠点、大人の本も充実)
 地域資料のデジタル化や電子書籍サービス推進


放課後児童クラブの充実
 放課後児童クラブ待機児童0の推進 児童クラブ支援員の研修の充実

コミュニティスクールの推進
 コミュニティスクールとして市内32校全校本格実施3年目。
 コミュニティデレクター5人、コミュニティコーディネーター15人を配置。
 人と人とのつながりを深めるコミュニティスクールの推進

市費負担教員(ふるさと先生)の配置
 全学年35人学級の実現3名配置、小中一貫教育全学府10名配置

特別に支援を要する児童生徒への支援、教育支援体制の充実
 巡回相談員、教育支援員、介助員、ことばの教室指導員の配置
 LD等通級指導教室(3学級)、言語通級教室の充実

いじめや不登校に対応する教育相談体制の充実
 磐田市教育支援センター(あすなろ)の相談活動、家庭支援の充実
 不登校、いじめ等について学校安全調査(子どもみらいプロジェクト)を行い、       分析し、対策を実行

ICT教育の充実
 新学習指導要領に対応し、各学校に4K液晶テレビ、タブレット導入

部活動支援の充実
 部活動外部指導者(26名昨年度)の充実・・・外部指導者の単独指導を可能に
 磐田スポーツ部活の充実

平成29年4月10日(月)定例校長会

平成28年度以前の定例校長会等