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展示会資料

このページの概要

文化財に関する展示会で配布した資料を掲載します。

大磐田展 ―古墳からのメッセージ―

はじめに

磐田市は、平成17年に合併してから、今年で10周年を迎えました。
約3万年前から人が住み始め、現在にいたるまで長い歴史を刻んできたふるさと“磐田”。古墳時代には、静岡県内屈指の100メートルを超える大型古墳が造られました。市内の古墳の数は900基を数える、県内でも有数の古墳密集地域です。
今回は『大磐田展』と題し、市内の古墳から出土した鏡を個人所有のものを含め20点余り集めたほか、県指定文化財、市指定文化財を含む貴重な出土品を一挙に大公開しました。
この展示を通じて、磐田の古墳時代について知識を深め、ふるさと磐田への郷土愛をさらに深めていただけたら幸いです。

平成27年7月
磐田市教育委員会文化財課

大磐田の時代 ―磐田の古墳時代―

古墳とは、今から1,700~1,400年前に土を盛って造られた有力者のお墓のことで、古墳がさかんに造られた時代を古墳時代と呼びます。
近畿地方の有力者が“大和王権”とよばれる強力な勢力を築き、その支配の広がりにともなって、全国各地の有力者たちも前方後円墳などの大型古墳を造るようになりました。
磐田市内にも、前方後円墳が30基あります。これらの古墳からは、当時はたいへん貴重だった鏡や武器・武具などの金属製品や石でできた装身具など、さまざまな種類の副葬品がたくさん見つかっています。
このことから、古墳時代の磐田には、“大和王権”と係わりを持ち、遠江で巨大な勢力を誇る「王」と呼ぶにふさわしい有力者が存在したと考えられます。

古墳を築く

古墳は、土を高く積み上げて塚にして造られています。周りには境界となる堀がめぐらされていました。特に有力な人物の古墳には、葺石(ふきいし)を葺いたり、埴輪を並べたりといった施設があります。そのような古墳が市内に多く見られるのは、当時の磐田市が静岡県の中心であった証拠だとされています。

埴輪コーナー
埴輪コーナー

墳丘の上には、さまざまな形の埴輪が並べられました。道具や人、動物をかたどった埴輪や、円筒状の埴輪があります。市内では、堂山(どうやま)古墳(東貝塚)から鶏、よろい、鞆(とも)(弓を射る時の防具)、盾、蓋(きぬがさ)(高貴な人が使う日傘)など、たくさんの埴輪が出土しています。また、二子塚(ふたごづか)古墳(三ケ野台)からは人物、馬などが見つかっています。
埴輪の形にはそれぞれに意味があり、亡くなった有力者の生前の業績や、死後の世界に関わりのあるものが作られたようです。


古墳に葬(ほうむ)る

古い時期の古墳では、古墳の中央に竪穴式石室を造り、棺に入れた遺体を埋葬しました。棺はほとんどが木製ですが、中には石でできたものや、埴輪のように粘土を焼いて作ったものも見られます。
石室の中に、木製の棺や遺体が残ることはまれですが、王と一緒に納められた金属製や石製の副葬品が残されています。亡くなった人が生前大切にしていたものや、ふだん使っていたものを、棺の中にいれたのでしょう。
古墳時代の人びとも、現代の私たちと同じように死者への弔(とむら)いをしていたことがわかります。

王へのおそなえ

武器・武具
武器・武具

墓の中に、亡くなった人と一緒に収められた品物を、副葬品(ふくそうひん)とよびます。古墳からは、さまざまな種類の副葬品が見つかります。
これらの副葬品は、生活や思想の変化、大陸からの新しい技術の受容など、地域や時期によって特徴がみられます。副葬品の組み合わせと、古墳の規模や構造などと併せて、古墳の年代を考える手がかりになります。

武器(刀、剣、槍、鉾など)・武具(よろい、かぶと、盾など)
馬具(轡、雲珠、馬鐸、杏葉など)
装身具(釧(腕輪)、耳環、勾玉など)
土器(須恵器、土師器)

古墳時代の終焉(しゅうえん)

金堂基壇炭化材
金堂基壇炭化材

古墳時代後期になると、前・中期に見られた大型古墳は造られなくなります。複数回の埋葬が可能な横穴式石室が広がり、規模も小さくなり、より多くの人が古墳を造るようになりました。大和王権の支配体制が安定し、「小有力者」たちが数多く生まれたことが想像されます。
古墳時代後期にあたる6世紀代になると、仏教が日本に伝わり、有力者は地位の象徴として寺を造るようになります。
7世紀後半、10m前後の円墳が多数築かれている頃、遠江にも仏教が伝わり、大宝院廃寺(だいほういんはいじ)(中泉・天竜)や寺谷廃寺(てらだにはいじ)(寺谷)が建てられました。
その後、古墳の築造は行われなくなり、奈良時代中ごろには広大な境内に、壮大な建物を配置する国分寺が各地に造られるようになります。

大磐田展資料

窓口(問い合わせ)

受付時間 午前8時30分~午後5時15分
休日 土・日曜日、国民の祝日(休日)、年末年始
窓口 磐田市教育委員会文化財課(磐田市埋蔵文化財センター内)
電話:0538-32-9699

情報発信元
磐田市教育委員会 文化財課(磐田市埋蔵文化財センター内)
電話番号:0538-32-9699

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