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磐田文化財だより 第2号

「ふるさと歴史たんけん隊」に入ろう!

小学校5・6年生のみなさんへ

楽しみながら磐田市内の歴史や文化財を学ぶたんけん隊をつくります。新しくなった磐田市のいろいろな場所で、さまざまな探検や体験を予定しています。歴史がすきなひと、わたしたちのまち磐田のことをもっと知りたい人は、たんけん隊員になってください!

こんな活動します♪

日時 内容 活動場所
1 6月18日(土) 埋蔵文化財センター探検 埋蔵文化財センター
2 7月23日(土) 福田の織物文化を体験しよう コーデュロイハウス
3 8月26日(金) 豊岡郷土館で勾玉をつくろう 豊岡郷土館
4 9月17日(土) 竜洋の文化財めぐり 竜洋郷土資料館
5 10月22日(土) 豊田の文化財めぐり アミューズ豊田周辺
6 11月19日(土) 土器をつくろう 埋蔵文化財センター
7 12月17日(土) 土器を焼こう 埋蔵文化財センター

歴史たんけん

豊田の文化財めぐり

写真:豊田の文化財めぐり

アミューズ豊田を出発地点とし、池田の渡しまで歴史たんけんをします。


竜洋の文化財めぐり

写真:竜洋の文化財めぐり

竜洋郷土資料館から出発して、竜洋に残る歴史をたんけんしましょう。


写真:土器づくり

土器づくり

粘土から自分の好きな形の土器をつくり、焼いて完成させます。11月の活動で粘土から土器の形をつくります。
その後土器を乾燥させ、12月の活動で野焼きして完成です。この世の中に一つしかないあなただけの土器を作りませんか?

写真:火おこしをしよう

火おこしをしよう

12月の活動では、野焼きといっしょに火おこしも体験します。

写真:勾玉(まがたま)づくり

勾玉(まがたま)づくり

勾玉(まがたま)とは、昔の人が身につけた首飾りに使われたり、昔の人のお墓にほうむったものです。「く」とか「C」の形に似ています。磐田では古墳(こふん)という昔の人のお墓からたくさん見つかっています。
たんけん隊員のみなさんには、勾玉を作ってもらいます。
ろう石というやわらかな石を使って作ります。
誰でも2時間くらいで完成させることができます。完成させた勾玉にひもを通して、アクセサリーとして使ってもらうことができます。

もうしこみは?

対象:小学校5・6年生、各活動場所に直接集合できる人
定員:先着25名
活動時間:9:30~11:30(活動の内容によって変わることもあります)
参加費用:材料費など年間1,000円程度かかります。その都度あつめます。
申込期間:5月23日(月)~5月31日(火)※ 土・日曜日はのぞく
申込先:磐田市文化財課(埋蔵文化財センター)
でんわ 0538-32-9699
活動について分からないこともコチラまでお気軽にどうぞ!

思わず人に話したくなる磐田の文化財 第1回 遠江国分寺跡編

このコーナーでは、磐田市にある貴重な文化財を毎号一つずつ紹介していきます。文化財課1年目の職員Yが現地リポート等も織り交えて紹介していく予定ですので、よろしくお願いします。
第1回目は、国特別史跡の遠江国分寺跡です。

世界遺産級!?

写真:関連遺跡の範囲指定区域の北へ広がっています関連遺跡の範囲
指定区域の北へ広がっています。

遠江国分寺跡は、61箇所しかない国の特別史跡の一つです。特別史跡には学術的に特に価値の高いものが指定され、他には世界遺産である厳島(広島県)や姫路城跡(兵庫県)などがあります。
国分寺跡の中でも特別史跡は3か所しかないため、遠江国分寺跡はこの連載のトップを飾るにふさわしい郷土の誇るべき文化財といえるでしょう。


僧寺と尼寺ってなに?

聖武天皇の詔(みことのり:天皇の命令のこと)により全国60数ヶ所に建立されたのが国分寺です。教科書に載っているので、詔の出された年(西暦741年)を“名がよい寺は国分寺”と暗記した方もいるのではないでしょうか?
この詔で聖武天皇は、僧寺(正式名称:金(こん)光明(こうみょう)四天王(してんのう)護国之寺(ごこくのてら))と尼寺(正式名称:法華(ほっけ)滅罪之寺(めつざいのてら))の建立を命じているため、僧寺と尼寺の2つをあわせたものが広い意味での「国分寺」と言えるのかもしれません。

広がる遠江国分寺

写真:七重の塔(CG復元)推定される高さは、現在の市役所本庁舎のなんと2.5倍!!の約66mです。七重の塔(CG復元)
推定される高さは、現在の
市役所本庁舎のなんと2.5倍!!
の約66mです。

昭和26年の調査で僧寺の金堂・講堂・塔・回廊・中門・南大門があった場所がわかり、当初、国分寺の範囲は180m四方であると推定されました。(翌年この調査をもとに特別史跡の指定が行われました。)
しかし、その後の調査で寺の建物があった範囲は北に約50mほど拡大し、現在の磐田南高校の校内まで広がっていることがわかってきました。
さらに遠江国分寺跡の北約200mからは国分尼寺のものと推定される遺構も見つかっています。


地名「国府台」の誕生

写真:七重の塔の基壇上の樹木経過した歳月の長さを物語ります。七重の塔の基壇上の樹木
経過した歳月の長さを物語ります。

市役所のある「国府台(こうのだい)」という地名が、国分尼寺と深いかかわりがあることをご存知でしょうか?
というのは、現在は尼寺のものと推定されている遺構が、当初は国府に関係したものという説があったため、これにちなんで周辺の地名が土地区画整理事業の際に「国府台」と変更されたのです。
ちなみに現在では、奈良時代の国府はJR磐田駅南側の御殿・二之宮遺跡にあったとする見方が有力です。


国分寺のいま

写真:体験ソフトに登場する僧細部まで作り込まれています。体験ソフトに登場する僧
細部まで作り込まれています。

現在、遠江国分寺跡は緑がとても豊かな史跡公園で、ボランティアによる除草活動が行われるなど、多くの市民の方々に親しまれています。
往時の姿を偲ばせるものは基壇等を残すのみですが、文化財課ではコンピュータグラフィックスを利用した国分寺の再現事業を行っています。
鐘の音までも再現した体験ソフトで奈良時代に想いを馳せ、史跡公園を訪ねて時の流れを感じてみてはいかがでしょうか?


小さな博物館(4~6月)大宝院廃寺(だいほういんはいじ)と鎌田廃寺(かまたはいじ)

写真:軒丸瓦:大宝院廃寺市内最古級の瓦で641年創建の山田寺(奈良県)の瓦に似ています軒丸瓦:大宝院廃寺
市内最古級の瓦で641年
創建の山田寺(奈良県)の
瓦に似ています
写真:須恵器の底の墨書:鎌田廃寺「草寺」と書かれています。読めるでしょうか?須恵器の底の墨書:鎌田廃寺
「草寺」と書かれています。
読めるでしょうか?

文化財課では、文化財と気軽にふれあえるように「小さな博物館」と題して市役所本庁舎の市民ホールで季節ごとに小展示を行っています。
現在「小さな博物館」では、遠江国分寺よりも早い時期に建てられた大宝院廃寺と鎌田廃寺からの出土品を紹介しています。
「大宝院廃寺」は中泉・天竜にある市内で最も古いと思われる寺院跡のひとつです。磚仏(せんぶつ:粘土を型に入れて作った仏像)や幢竿(どうかん:儀式に使われるのぼりばた)を支える柱などが発見されています。
「鎌田廃寺」は、鎌田にある寺院跡です。「大草」や「草寺」と墨で書かれた土器が出土しているため、当時「大草寺」や「草寺」という名前だった可能性があります。
近年の調査結果も網羅した解説シートもご用意してありますので、市役所本庁舎に寄られた際には、「小さな博物館」もご覧ください。
国分寺の復元模型の隣です。


歴史学習会 講演会のお知らせ

暴れ天竜-天竜川の洪水と諏訪の神-  静岡産業大学 松本 繁樹 教授

とき:6月4日(土) 13:30~15:30
ところ:竜洋公民館(なぎの木会館)
対象:興味のある方(参加費無料)
定員:80名(直接会場までお越しください)
※ お問い合わせは、磐田市文化財課竜洋町史編さん室(電話:0538-66-7715)まで

コラム
-新磐田市の遺跡- 谷口 安曇

写真:新磐田市の遺跡

合併によって新しい磐田市が誕生しました。これまでも磐田市は250箇所以上の遺跡を抱える“遺跡の宝庫”として知られていましたが、更に80箇所あまりの遺跡が新たに加わっています。
わたしも4月から新たに遺跡と開発行為の調整業務の担当となりなりました。知らないうちに長い間地下に保存されてきた国民共有の財産である遺跡を壊さないように遺跡の範囲内で工事を行う場合は、工事着手60日前までに文化財保護法という法律に基づいた届出書の提出を開発施工者の方へお願いしています。
ただ、慣れ親しんだ旧磐田市内の地名と場所は概ね大丈夫ですが、まだ福田・竜洋・豊田・豊岡の地名と場所が結びつかず遺跡範囲かどうかの確認に多少時間がかかってしいます。
読み方すら難しい地名もあって、各戸配付もされた『磐田市暮らしのガイドマップ』がなかなか手放せませんが、早く地名を覚えて、目指すのは地名を聞けば遺跡があるかどうかがわかる熟練担当者です。
市民のみなさんも工事を予定されている場合は、遺跡の確認を早い段階で文化財課へお願いします。


編集後記

合併によって新しい磐田市が誕生してからあっという間に1ヶ月がたちました。
近くのまちのことなのに知らないことばかり。まずは地図を片手に現地確認からスタートしましたが、新しい発見が続く毎日です。(Y)

  

情報発信元
磐田市教育委員会 文化財課(磐田市埋蔵文化財センター内)
電話番号:0538-32-9699

受付時間:午前8時30分~午後5時15分

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