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磐田文化財だより 第8号

遠江国分寺を考える集い わたしたちの遠江国分寺
~新たな整備と活用に向けて~

国分寺は、今から1,200年ほど前に聖武天皇の命令によって、国が仏教の力で安定するように願って造られた寺院です。遠江国分寺跡は昭和27年に国の特別史跡に指定され、史跡公園として市民のみなさまから大事に活用されてきました。今後、遠江国分寺跡がどのような姿になっていったらよいか、どのような利用をしていきたいかを市民のみなさんと考える集いです。みなさまのご参加をお待ちしております。

とき 平成17年11月26日(土)13:00~16:30(開場12:30)
ところ ワークピア磐田 多目的ホール(府八幡宮南東)
定員 240名(入場無料・事前申し込み不要)

写真:空から見た特別史跡 遠江国分寺

内容
13:05 コンピューターグラフィックスによる『国分寺造営と国司参拝風景』放映
13:30 各地の国分寺整備事例をスライドで紹介
13:50~14:50 基調講演
演題 『遠江国分寺の新たな整備と活用にむけて』
講師 町田章(まちだ あきら)さん 奈良文化財研究所 前所長
15:00 遠江国分寺についての将来像を語る
第一中学校生徒代表、遠江国分寺を考える会の代表、磐田市長が遠江国分寺跡の将来について意見発表を行います。
16:10 終了予定
関連行事
遠江国分寺跡見学会[所要30分]
集合:正午に国分寺史跡公園南大門跡へ集合
遠江国分寺コンピュータグラフィックス(CG体験)
遠江国分寺のCG復元映像資料(CD・ビデオなど)をロビーにて販売します。12:30~16:30

問い合わせ
磐田市教育委員会文化財課 電話0538(32)9699

思わず人に話したくなる磐田の文化財 第7回 見付天神裸祭編

今回は見付の「はだか祭」として広く知られている見付天神裸祭を紹介します。磐田を代表するともいえるこの祭りは平成12年12月27日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

Google検索でトップ!

インターネットから必要な情報を正確に見つけることができることで注目を集めている検索サイトにGoogleがあります。ここで「裸祭」を検索すると約12,700件もの関連ページがあることが分かりますが、このうち最初に紹介される10件のページのうち、1番目のものも含め何と5件が見付天神裸祭に関連するページです(2005/10/18現在)。全国に「はだかまつり」はいくつかありますが、中でも見付天神裸祭は屈指の知名度を誇っているといえるでしょう。

常識?正式名称は矢奈比売神社

写真:矢奈比売神社拝殿矢奈比売神社拝殿
ここで鬼踊りが行われます。普段は、学
業成就を願う受験生も多く訪れます。

“天神さま”として親しまれているように、「見付天神社」には菅原道真も祀られていますが、もともとは矢奈比売命が祀られ正式名称も矢奈比売神社といいます。この神様が旧見付学校(新文化財だより第4号参照)の隣にある大国主命を祀った淡海国玉神社へ神輿で渡り、そして還ってくる一連の祭事がこの裸祭なのです。

裸祭は1週間前から始まっている!

毎年旧暦8月10日の直前の土、日曜日に行われる大祭の際に神輿の渡御に先立って腰蓑を着けた裸の男たちが地区内を練り歩き、矢奈比売神社の拝殿(神様を祭祀し礼拝する建物)で乱舞することからこの祭りは「裸祭」と呼ばれています。
しかし、祭りはその前から始まっています。大祭3日前に行う遠州灘の海岸で参加者が心身を清める浜垢離は広く知られていますが、それ以前の大祭6日前に祭事始めが元宮天神社(元天神)で行われ、深夜に地区内を清めるため13ヶ所に御神霊を宿した榊が立てられます。この他にも大祭前夜に矢奈比売神社境内を清め境内の御池中央に榊を立てる御池の清祓が行われるなど大祭以外にも興味深い厳粛な儀式が行われているのです。

裸祭はタイムカプセル

写真:裸祭のパンフレット裸祭のパンフレット
写真・イラスト入りで
分かりやすく解説し
ています。

大祭の際の拝殿での乱舞は鬼踊りともいわれ、起源として霊犬しっぺい太郎が怪物を退治した住民の歓びを表現したとの説や菅原道真を祀神として迎えた際に行われた歓喜踰躍の舞であるとの説などがあります。いずれにせよ裸祭りの様子は既に江戸時代の文献には紹介され、その起源は平安時代まで遡るともいわれています。
裸祭は古代の祭儀の法を伝承し、多くのしきたりも継承されているといわれています。民俗学的にも南方の海洋文化との関わりが腰蓑等から指摘され、土着の女神(矢奈比売)が中央政権との関わりが深い淡海国玉神社(国司が国内の神社の神を集めて祀った総社)の男神へ渡るスタイル等も注目されています。
来年の大祭は9月30日・10月1日です。例年と較べて気温的に厳しい条件ですが、この伝統ある祭りを継承するため参加者の方はがんばって下さい!

町史編さん室だより -竜洋町史編さん室②-

今回は竜洋町史編さん室から今年度末に発売予定の新刊について予約受付開始のお知らせです。
現在、編集作業を進めている平成18年3月発売予定の「竜洋町史 資料編Ⅱ 近現代」の予約を開始いたしました。明治期以降の旧竜洋町の貴重な資料を掲載し、資料ごとに解説を加えておりますので、ぜひこの機会にご予約をいただき、竜洋地域の歴史について理解と愛着を深めていただきたいと思います。
頒布価格は1セット4,000円(税込、送料別)です。申し込み方法は予約注文書を郵送またはFAXで竜洋町史編さん室まで送付してください。予約申込書は埋蔵文化財センターと竜洋公民館(なぎの木会館)、竜洋町史編さん室、市内各図書館にありますので、よろしくお願いします。〔申込締切 平成17年12月末日必着〕
※ 今年3月発刊の「竜洋町史 民俗編」はおかげさまで完売しました。

「竜洋町史 資料編Ⅱ 近現代」(B5版 本編600ページ 別冊200ページ)
第1章 明治期前期の竜洋地域 第4章 十五年戦争の開幕、展開、そして敗戦
第2章 磐田郡掛塚町・袖浦村・十束村の成立 第5章 竜洋地域の戦後の復興
第3章 地域社会活性化の時代 第6章 竜洋町の成立から新磐田市へ
別冊 統計資料

コラム – 飛んでイスタンブール? – 谷野 敦哉

写真:アヤ・ソフィアアヤ・ソフィア(イスタンブール)
ギリシャ正教の教会を塔の増築などでイスラ
ム教のモスクに改造しています。

文化財課1年目の谷野です。突然ですが、2003年が『日本におけるトルコ年』だったことをご存知でしょうか?このことを知らずに、新婚旅行を名目に長年のあこがれだったトルコをこの年訪れた私は、「イベントのため日本に出張中」と書かれたカードだけが入ったアナトリア博物館の展示ケースの前でしばらくの間茫然と立ち尽くすことになりました。
トルコは、古くから東西文明の交差点として繁栄し様々な時代の様々な遺跡が現存している魅力的な国です。特にローマ帝国やビザンチン帝国、オスマン帝国などの首都だったイスタンブールは、キリスト教やギリシャ正教、イスラム教など異なる宗教やヨーロッパとアジアの文化が絡まり合う不思議な魅力に溢れた街でお薦めです。
爆弾テロも起きてしまいましたが、イスラム圏ではじめて政教分離を行った国で、旨い料理(世界3大料理の一つ!)や酒、キノコ岩や真っ白な石灰棚が並ぶ奇妙な風景、バザールでの買い物など歴史以外の魅力もいっぱいです。
次回は事前によく調べてから訪ねようと思っていますが、家族も1人増えたため、出発はいつになることやら・・・。

編集後記

仕事で奈良を訪れる機会がありました。現在、平城宮跡では遷都1300年にあたる2010年の完成を目指して大極殿(だいごくでん:国家儀式を行った宮殿)を復原しています。遠近感が狂ってしまう程の大建造物で、圧倒されました。(Y)

  

情報発信元
磐田市教育委員会 文化財課(磐田市埋蔵文化財センター内)
電話番号:0538-32-9699

受付時間:午前8時30分~午後5時15分

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