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磐田文化財だより 第21号

第5回全国国分寺サミットin遠江を開催

写真:遠江国分寺まつり「国司訪問」の様子 遠江国分寺まつり 「国司訪問」の様子

先月11月11日(土)・12日(日)の2日間にわたり第5回全国国分寺サミットin遠江が開催されました。
11日は「第5回全国国分寺サミット」がアミューズ豊田で行われ、市民・関係者など約300人が参加しました。基調講演は京都造形芸術大学客員教授の安原啓示氏をお招きして国分寺跡整備の歩みについて講演をいただきました。続いて行われたパネルディスカッションでは、安原氏に引き続きコーディネーターをお願いし、鈴木望磐田市長ほか栃木県下野市、新潟県佐渡市、愛知県豊川市、福岡県みやこ町の各首長がそれぞれ自治体の国分寺跡の現状や史跡整備の課題について意見交換をし、今後の保存・活用について語りあいました。

12日は「遠江国分寺まつり」が遠江国分寺史跡公園で開催されました。会場では、国司が遠江国分寺建立予定地を視察する様子を再現した「国司訪問」のほか、クレーンで七重塔の高さ約66mを再現、磐田第一中学校のブラスバンド演奏、児童合唱団によるステージショーなどのイベントを行いました。当日は強風が吹きつけるあいにくの天気でしたが、会場には大勢の人たちが訪れました。

第5回全国国分寺サミット・遠江国分寺まつりのようす

  • 写真:安原啓示氏による基調講演 安原啓示氏による基調講演
  • 写真:熱心に国分寺について語り合う各首長 熱心に国分寺について語り合う各首長
  • 写真:国司一行のご到着です 国司一行のご到着です
  • 写真:はるか高く七重塔の高さを再現 はるか高く七重塔の高さを再現

遠江国分寺展を開催

写真:遠江国分寺展また、第5回全国国分寺サミットin遠江の事業の一環として、11月5日(日)から19日(日)まで、アミューズ豊田展示ホールで「遠江国分寺展」が同時開催されました。展示会では遠江国分寺の資料のほか、奈良時代に磐田にあった遠江国府関連資料を展示しました。

思わず人に話したくなる磐田の文化財

第20回 堂山古墳出土品編

今回は堂山古墳出土品を紹介します。堂山古墳出土品は平成8年3月に静岡県の文化財(考古資料)に指定されました。   堂山古墳は、東貝塚にあった古墳で、全長110mと、県内第一の規模を持つ前方後円墳です。昭和31年・32年に東部小学校建設に際して発掘調査が行われ、多くの遺物が発見されました。現在、磐田市埋蔵文化財センターに保管されています。  

見つかった遺物として、埴輪と鉄の道具があります。埴輪は当時全国でも出土例がほとんどなかった鞆(とも)をはじめ、にわとり、よろい、たてなどを模したものが見つかり、市民を驚かせました。鞆は弓矢を射るときに使う防具ですが、本来の形を大きく変えて作られており、芸術作品のように美しくも奇妙な形をしています。現在、古墳があった場所と磐田駅前に鞆埴輪のモニュメントが飾られています。

  • 写真:鞆型埴輪 鞆型埴輪
  • 写真:左からよろい、たて、きぬがさ型埴輪 左からよろい、たて、きぬがさ型埴輪
  • 写真:鉄製品(農工具) 鉄製品(農工具)

また、これらの埴輪とともに鉄の道具が供えられていました。これらは本来の埋葬施設とは別の、埴輪でできた追加埋葬施設に納められていたもので、刀や剣、矢じりなどの武器とともに鎌や斧、のこぎりやのみなど農工業に使う道具もあり、全部で数百点が見つかっています。当時は貴重品だった鉄の道具がこれだけ多く見つかる例は珍しく、また一括で納められていたため、当時の道具の組み合わせがわかる事例としても価値が高いものです。

古墳は姿を消しましたが、発掘調査の結果によって堂山古墳がおよそ 1,500年前に遠江を支配した 国造(くにのみやつこ)(現在の県知事にあたる)の墓であると推定されています。

歴史文書館だより

写真:歴史文書館だより 合併前、国から全国の市町村に向けて公文書をむやみに廃棄しないよう通達が出され、磐田市は旧5市町村の文書を残すことに努めました。

現在、竜洋支所に個人や団体の資料、市役所の公文書など、地域にとって価値ある記録類を永久に保存し、市民に公開する施設を設置することが検討されています。

そして既に古文書や公文書が沢山運び込まれ、整理作業が始まっています。
公文書には市民の生活に関する貴重な記録が残されており、市民皆さんの共有の財産です。
作業場では、明治から平成まで、山のような文書を相手にしているのですが、今から50年後、100年後にこれを見た人はどんなふうに感じるのだろうか、期待感を持って整理に取り組んでいます。

コラム -明治へタイムスリップ!- 水野幸博

写真:明治村 先日、久しぶりに愛知県犬山市にある博物館明治村に行きました。明治村は、日本各地に残っていた明治期の建造物60件余りを入鹿(いるか)池に面した丘陵地に移築し、保存・展示している野外博物館です。聖ヨハネ教会堂、内閣文庫、帝国ホテル、金沢監獄、西郷従道(さいごうつぐみち)邸など壮大な歴史的建造物のほか、奈落・桝席など江戸時代の名残を留める芝居小屋「呉服座(くれはざ)」、明治末期の銭湯「半田東湯」、赤青白のひねり縞のサインポールやビードロ鏡が懐かしい床屋「本郷喜之床(ほんごうきのとこ)」(石川啄木が2階に居住していた)、湿板(しつばん)・乾板(かんぱん)写真時代の「高田小熊(おぐま)写真館」などの庶民的な建物もあります。

磐田市内にも、「旧見付学校」「旧赤松家」「栗田家土蔵群」3つの明治期の建造物があります。明治村も良いですが、これらの建造物も明治ロマン溢れる雰囲気を醸し出しています。ぜひ現地へ行って、体感してみてください。

編集後記

第5回全国国分寺サミットin遠江が開催されました。11日は雨、12日は強風が吹きとても寒い日でしたが、大勢の人たちに来ていただきました。事業にご協力していただいた皆さん本当にありがとうございました(ひ)

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