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磐田文化財だより 第41号

「西貝塚から半世紀 -いわたの発掘調査の歩み-」展を開催中です!!

8月24日(日)まで、中央図書館(見付)展示室で夏の企画展を行なっています。 今回は、昭和33年(1958)の発掘調査から50年を迎えた、東海地方を代表する縄文貝塚遺跡である西貝塚遺跡を中心に、いわたの発掘調査の歩みをご紹介しています。

写真:展示室

企画展記念講演会を開催します「縄文人の骨にまつわるお話し」です

日時 平成20年8月17日(日)午後2時~4時
場所 中央図書館2F視聴覚ホール
講師 片山一道氏〔京都大学教授〕
定員 先着150名
申込 事前に電話で文化財課へ 電話0538(32)9699

※展示室でも申し込めます その他 駐車場は中央図書館南側JA遠州中央本店駐車場へ

★皆さんお誘い合わせの上、ぜひご参加ください

みどころ1 縄文人との対面

写真:人骨2体西貝塚遺跡から見つかった人骨2体を、発見された状態で再現しています。実際の貝塚の貝殻を使用して再現しているため、発掘当時の様子をうかがい知ることができます。

特に手足を真っ直ぐに伸ばして葬られていた伸展葬(しんてんそう)、今から約3,000年前の縄文時代後期後半の人骨は、ほぼ全身が再現されています。

みどころ2 縄文の森の再現!!

写真:剥製西貝塚遺跡から見つかった動物や鳥などの骨をもとに、当時遺跡周辺にまで広がっていた縄文の森に住んでいたと思われる動物たちを剥製(はくせい)によって再現しています。

なお、森町教育委員会の協力で、貯蔵(ちょぞう)された状態で見つかった当時の森で採れたドングリやトチなどの実も展示しています。

みどころ3 縄文時代のお宅拝見!!

写真:炉跡市内からは、16軒の縄文時代の住居跡が見つかっています。
今回、長者屋敷(ちょうじゃやしき)北遺跡(寺谷)から見つかった竪穴(たてあな)住居の炉跡(ろあと)を実物の石を使用して再現しています。ヤマメも焼けそうです。

おまけ:初公開!!ピカピカな鍔(つば)と鞘口(さやぐち)

写真:つばとさやぐち 今回、西貝塚遺跡以外にも、いわたの発掘調査の歴史を、出土品も含めてご紹介しています。

中でも、昭和44年(1969)に谷田(やだ)古墳群(向笠竹之内)から見つかった鍔と鞘口は、昨年度表面のクリーニング等の保存処理が終了し、金メッキが施された製作された当時の輝きを取り戻しています。

このほか、再整備を目指して発掘調査が行われている遠江(とおとうみ)国分寺跡の調査速報「ららぽーと」のオープン予定地である高見丘遺跡群で見つかった旧石器時代の「礫群(れきぐん)」再現など、みどころは満載ですので、皆様ぜひお越し下さい。

みんなに話したい「わたしの好きな文化財」(3)

~明ケ島(みょうがじま)古墳群(こふんぐん)/明ケ島出土の土製模造品~

3回目の担当は、文化財課14年目の谷口です。これまで数々の発掘調査現場を担当した私が選んだのは、平成9年から13年まで調査をした明ケ島古墳群から出土した土製模造品です。まだ初級職員だった私が先輩の厳しい指導のもと、懸命に調査した思い出の現場で出土したかわいい遺物たちです。

  • 写真:土製品大集合▲土製品大集合
    (アサヒグラフ増大号1999より)
  • 写真:土製品▲土製品出土状況
    こんなまとまりで見つかりました。

何これ?

三ケ野・明ケ島地区は平成6年から13年まで土地区画整理に伴って発掘調査されました。私が担当した明ケ島地区には数基の古墳があり、いちばん規模の大きい明ケ島5号墳から調査は始められました。
すると、古墳の斜面を少し掘り下げたところで、刀を携え矢を背負った武人の人形が見つかりました。手の平サイズのこどもが作った粘土細工のようで、『えっ、かわいい!』と思いました。

おびただしい数の土製模造品

この粘土細工は土製模造品(以下土製品)と呼ばれるものでした。その後1年間で、4,000点を超える土製品が次々に古墳の下から出土しました。数の多さ、種類の豊富さが他に類をみないことから、平成17年に静岡県の指定文化財となりました。

何のために?

土製品は、弥生時代の墓地を古墳として利用する前に、土地の霊を鎮めるための儀式に用いたと考えられます。いろいろな道具を組み合わせて地面に置き、祈ったのでしょう。

豊富な種類です

出土した土製品には、人、動物(犬・鳥)、武器(刀)・武具(よろい)、装身具(そうしんぐ)(勾玉(まがたま)・小玉)、機織(はたおり)具、楽器(琴・笛)などがあります。土製品の作り手は、身近にある実物を見て作ったのでしょう。指紋が残っている土製品に触ると、当時の人の手のぬくもりが直に伝わってくるようで、不思議な感覚です。

九州に出張中!

土製品の代表20点あまりが、福岡の九州国立博物館で来年の5月まで展示されています。また、今月24日まで、市立中央図書館展示室で開催中の【西貝塚から半世紀―いわたの発掘調査の歩み-展】でも一部展示されています。ぜひご覧ください。 今年も「昔の授業体験」を行います!!

今年も「昔の授業体験」を行います!!

写真:授業体験写真:授業体験 昨年度の様子

恒例となっている「昔の授業体験」も今年で15年目を迎えます。合併してからはさらに人気が高まり、満員御礼の状態です。今年も7月13日(日)の受付当日に即、満員となり締切りました。ご応募ありがとうございました。

さて、第1回目の8月1日(土)は恒例の「国語」の授業。カスリの着物を着て、校長先生のおもしろーい授業を受けます。

第1回目の8月19日(火)には「旧見付学校で作って遊ぼう!」と題して、「紙」を使い「紙ヒコーキ、紙ふうせん、吹き矢」を作ります。旧見付学校ボランティアの方々といっしょに、作って校内で遊びます。さぁみんな、暑さに負けず、旧見付学校でがんばろう!!この様子は「旧見付学校だより」第12号でお知らせします。

コラム 長良川(ながらがわ)の鵜飼(うかい) 文化財課 大村至広

先日、長良川の鵜飼を観光する機会があり、岐阜へ行ってきました。記紀にも記述が見られ、約1300年の伝統を誇る岐阜の鵜飼は、織田信長や尾張徳川家など時の権力者によって保護され、現在は宮内庁の管轄にあり、6人が伝統の技を伝えています。

昼間は30度を超える猛暑で、夜になってからも随分蒸し暑い日でしたが、見学用の屋形船の上では川面をわたる心地よい風が吹いてきて快適でした。よく見られる写真では(フラッシュが光っているので)明るく見えますが、鵜飼の船の照明は先端に付けられた篝火(かがりび)のみ。川岸近くの建物や屋形船の明かりがあるとはいっても、イメージよりはだいぶ暗い。篝火に照らされた鵜匠(うしょう)と漁をする鵜の光景は迫力があり、見入ってしまいました。潜(もぐ)る、魚を捕まえて銜(くわ)える、まちまちの動きをする鵜が、鵜匠の握る手縄(たなわ)によってうまく捌(さば)かれています。

およそ1時間30分の見学でしたが、あっという間に終わってしまいました。高く上がった月と、ライトアップされた金華山(きんかざん)上の岐阜城、そして長良川の鵜飼船を眺めながら帰船。感動の余韻は大きく、終わった寂しさも少し残りました。

編集後記

旧赤松家記念館では、夏休みの期間中「明治の絵双紙(えぞうし)絵双六(えすごろく)」を展示しています。また、旧見付学校では、9月15日まで「懐かしの昭和展」IIを開催しています。是非、お出かけ下さい(や)

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