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磐田文化財だより 第51号

「ふるさと歴史たんけん隊」隊員募集!!

今年も市内の小学校5・6年生を対象とした「ふるさと歴史たんけん隊」(全6回)の隊員を募集しています。歴史に興味のある人は、是非ふるさと歴史たんけん隊の隊員になってください。

どんな活動をするの?

埋蔵文化財センターを会場に、勾玉や土器を作ったり、磐田にある文化財を見に行きます。また、市内の発掘現場にて発掘体験も行う予定です。体験活動を通して歴史を楽しみながら学びます。

活動スケジュール

とき 集合場所 内容
1回目7月25日(土) 埋蔵文化財センター 埋蔵文化財センターをたんけんしよう
2回目 8月8日(土)   勾玉を作ってみよう
3回目 8月25日(火) 市内発掘現場 遺跡を発掘しよう
4回目 9月12日(土) 埋蔵文化財センター 土器を作ろう
5回目 10月31日(土) 貴船神社(竜洋) 掛塚の町並みを見にいこう
6回目 11月21日(土) 埋蔵文化財センター 土器を焼こう(完成)
埋蔵文化財センターをたんけんしよう!
写真:埋蔵文化財センター

磐田市には、重要な遺跡や古墳が数多くあり、そこで使われていた土器や道具類、勾玉などの装飾品も出土しています。埋蔵文化財センターでは、これらの文化財を管理・保管しています。

また、ふだんは見ることのできない、金属製品などを保管している特別収蔵庫や、今ではなかなか見ることのできなくなった民具なども見ることができます。

古代の宝石勾玉づくり

写真:勾玉勾玉は、魔除けや装飾のために古代の人々が身につけた「C」の形をしたアクセサリーです。古代の人々は、ヒスイやメノウなどの硬い石を削ったり磨いたりして時間をかけて作っていました。今回は、玉根石という柔らかい石を削って作ります。
自分だけのオリジナル勾玉を作ってみましょう。

発掘体験をしてみよう

写真:発掘体験考古学者になって、土の中に埋もれている昔の土器や瓦を取り出してみよう。 発掘現場を見学したり、現場で働いている作業員さんの話を聞くのは、とても貴重な体験になると思います。

ぜひ、発掘がどんなものか体験してみてください。

自分だけの土器を作ろう!

写真:火をおこして土器を焼く9月と11月の2回に分けて土器を作り完成させます。1回目は、粘土で土器を作ります。2回目は、自分たちで火をおこして土器を焼いて完成させます。

古代の人の技術に挑戦!世界にひとつだけ、自分だけの土器を作ってみましょう。

申し込み方法

対象 磐田市内の小学校5・6年生で、活動場所に直接集合できる人
定員 先着25名
活動時間 午前9:30~11:30(活動時間によって、時間が変更になる可能性があります。)
参加費用 実費負担(全6回で1,000円程度)
申込期間 7月1日(水)~7月10日(金) 午前8:30~17:15(※土・日曜日はのぞく)
申込み先 電話で文化財課(埋蔵文化財センター)へ
磐田市見付3678-1
電話0538-32-9699(担当:柳川)

※活動内容やご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

みんなに話したい「わたしの好きな文化財」(13)

~明ケ島(みょうがじま)29号墳(明ケ島)~

今回は、平成13年に発掘調査を行った明ケ島29号墳について、当時調査を担当した谷口がご紹介します。

  • 図:明ケ島29号墳位置図 ▲明ケ島29号墳位置図
  • 写真:江塚平兵衛の奉納した和算額 ▲木造の古墳構造

明ケ島古墳群とは?

太田川を臨む磐田原台地の東縁に築かれた29基からなる古墳群です。古墳時代中期から後期(約1,550~1,400年前)にかけて連続して造られました。古墳は方墳と円墳、内部構造は石造りと木造など、バラエティ豊かな古墳があるなかで、29号墳の形は径7mの円墳、内部は木造の埋葬施設をもつ特異な円墳です。しかも、中には火葬された人骨が2体残っていました。

磐田市最古の火葬骨発見!

古墳時代にはまだ火葬の風習は一般的ではありませんでした。調査ではほかに7基の木造の古墳が見つかりました。
火葬の跡があったのは29号墳だけでした。2体並んだ人骨が真っ赤に焼けた土や炭に埋もれた状態で見つかりました。1人(1号)は腕から上の骨が、もう1人(2号)は顔を右に向け体をまっすぐ伸ばした状態で全身の骨が残っていました。

専門家による検証

写真:人骨がみつかった状況 人骨がみつかった状況(左が1号、右が2号)

焼けた跡がある古墳を調査したことがなかったため、各分野の専門家にも検証してもらいました。消防署員による現場検証、人類学者による人骨鑑定、化学分析を実施しました。

その結果、(1)古墳は800度以上の高温で全焼していること、(2)若年の男性(1号)と熟年の女性の骨(推定)2号で、死後まもなくその場で焼かれていること、(3)古墳の内部はヒノキでできていて燃料にはワラが使われたこと、がわかりました。

葬られたのは誰?

二人の年齢差から、親子か祖母と孫と考えられます。二人はほぼ同時期に亡くなり一つの古墳にいれられ、その後火葬されたという、磐田の古墳史上たいへん珍しい発見となりました。

旧見付学校企画展開催中!!「近代教育と教科書」 I ~近代教育のあけぼの~

写真:漢文で書かれた教科書旧見付学校では、これまでに収集した教科書を4期に分けて「近代教育と教科書」と題し、企画展を開催します。

第1回目の企画展では、漢文で書かれた教科書や、庭訓往来・商売往来などの「往来物」と呼ばれる教科書を中心に、江戸時代から明治5年の学制発布以前の寺子屋や私塾で使われた教科書を展示しています。教科書を通して寺子屋から近代小学校への移り変わりをご覧ください。

『近代教育と教科書』 I ~近代教育のあけぼの~

開催期間 平成21年4月18日(土)~6月14日(日)
休館日 月曜日または祝日の翌日
開場時間 午前9時~午後4時30分まで
開催場所 磐田市立旧見付学校1階展示室
問合せ先 旧見付学校 0538-32-4511

コラム 知恵と手 清水尚

今年度、磐田市の予算は世界同時不況の影響で大幅減収となり、文化財課の予算も50%ダウンのきびしいものとなりました。特に展示会などの予算はほとんどありません。ですが、予算の代わりに知恵と手、つまり工夫と動くことで、昨年度なみの展示会の開催をします。言うは易しで、困難であることは分かっていますが、危機が乱舞し、心が失われがちな時期だからこそ、市民の皆さんに磐田市の歴史の深さを知っていただき、郷土に誇りを抱いてほしいのです。

歴史教室で小学校に出かけた時、「今日のお話のキーワードは“工夫”です」と言います。私たちの祖先は、気候などの自然が変わることで生活環境が変わり、それに翻弄されながらも工夫で戦ってきました。たとえば、約1万年前、暖かくなって島国になり、大型動物から小動物へと変化した縄文時代には、すばしこい小動物を獲るために弓を発明したことなど、様々な工夫で耐えていたのです。

今こそ、古代人に負けない工夫で、文化財課の窮地を乗り切ってこそ、子どもたちに「人間は工夫する動物」と言えるのだと自戒しています。

編集後記

来月号では、中央図書館で開催する文化財課「夏の企画展」を紹介します。
旧見付学校、旧赤松記家念館、歴史文書館では、ただいま同時に企画展を開催しています。皆様ぜひお越し下さい(や)

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