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磐田文化財だより 第54号

旧見付学校 楽しかったよ!「昔の授業体験」

写真:昔の授業体験

写真:石盤・石筆 これが石盤・石筆です

今年で17年目を迎える毎年恒例の旧見付学校「昔の授業体験」を7月31日と8月19日に行いました。

子どもたちは、普段着慣れない絣の着物を着て、ドキドキ、ソワソワ。机には、ノートと鉛筆の代わりに石盤と石筆が置かれています。「うーん、どうやって使うのかな?」みんな用意はいいかな。さあ、いよいよ授業の始まりです。

これなんて読むのかな

写真:田村先生7月31日は、35人の子どもたちが参加して国語の授業を行いました。
先生は旧見付学校の田村先生。先生はおひげを蓄え、ちょっと怖そうかな?(写真右下)

明治・大正時代の教科書から難しい変体仮名を読んでみよう。「黒板の字は、なんて読むのかな?」みんな真剣な表情で田村先生に注目です。
ほかにも「富士山は日本で2番目に高い山」など昔の教科書には興味深いことがいっぱい。授業はあっと言う間に終わってしまいました。

うまく飛ぶかな

写真:紙とんぼ作り 8月19日は、57人の子どもたちが参加して昔の遊びを体験しました。紙相撲(ずもう)や紙とんぼ、空飛ぶリングなど、紙をテーマに遊びました。

旧見付学校ボランティアの皆さんが先生になって、子どもたちに作り方の指導をしました。当日は大変暑い日でしたが、子どもたちは、汗びっしょりになりながら真剣に作っていました。

子どもたちからは、「なかなかハサミを使うのが難しかったけど楽しかった」「紙とんぼうまく飛んだよ」と、普段のテレビゲームとは違う遊びに夢中になっていました。

  • 写真:紙とんぼ作り紙とんぼ、うまくとんだかな
  • 写真:紙相撲づくり紙相撲づくり、ハサミは難しいな

授業が終わって最後に記念撮影を行いました。 みんなでにっこり「ハイ、チーズ」

  • 写真:7月31日に参加してくれたみんな7月31日に参加してくれたみんな
  • 写真:8月19日に参加してくれたみんな8月19日に参加してくれたみんな

みんなに話したい「わたしの好きな文化財」(16)

~東浦(ひがしうら)遺跡編~

再登場となります、文化財課の大村です。今回は平成17年度に発掘調査を行った、鎌田に所在する東浦遺跡についてお話させていただきます。 東浦遺跡は、磐田原台地の最も南西にある丘陵と太田川平野とが接する場所に位置し、まわりは田んぼが広がっています。発掘調査をした場所は、全久院(ぜんきゅういん)というお寺を東に下った東西の道路部分にあたります。

道路下80センチメートルの遺跡

写真:柱穴と柱材 柱穴と柱材
写真:複雑に重なる溝や柱穴

遺跡は周辺の田んぼよりも低い高さで見つかりました。そのため、水がどんどん湧き出してきて、遺構を掘るとすぐに水がたまってしまいました。

調査にはやっかいですが、思いがけない発見もありました。建物の柱が残っていたのです。湿地の遺跡では、水を含んだ土によって真空パックされて木製品が残ることがありますが、まさにこれです。

何かすごいものがありそうな…

道路部分のため東西に細長く、部分的な調査範囲でしたが、複雑に重なる溝や柱穴などの遺構、須恵器(すえき)や土師器(はじき)などの遺物が多く見つかりました。その中には、幅3mを超える大溝、2軒以上の建物跡、中国から輸入された白磁(はくじ)などがあります。今から1200年くらい前にはこの場所に役所関連の施設があったものと考えられます。

台風襲来、そして…

写真:作業風景 作業風景

調査を行っている最中に台風が直撃しました。大雨のため、掘った遺構が水没してしまう事態になりました。雨が降っている中、大急ぎで作業を行い、終了後に埋め戻しました。

大変な苦労もありましたが、報告書を刊行することができ、今ではいい思い出と勉強になった遺跡です。

「磐田市が作ってきた市町村史展」開催します 歴史史料はどう活用されたか

写真:日本左衛門 日本左衛門
(国立劇場所蔵、磐田市史より)

昭和40年代に磐田市史を作り始め、今年3月に竜洋町史通史編を発行するまで、磐田市は100冊に及ぶ市町村史や文化財図書を発行してきました。

歴史文書館が収集している地域の歴史資料が市町村史にどのように活かされたのかを見ていく特別展「磐田市が作ってきた市町村史展」を開催します。

磐田市が作ってきた市町村史や文化財図書も全て展示します。この機会にぜひご覧ください。

  1. 開催日時 9月16日(水)~10月15日(木)午前9時~午後5時
  2. 会場 歴史文書館展示室(竜洋支所2階)
  3. 主な展示物
    • 地域の歴史資料(見付宿絵図、唐船漂着かわらばん、日本左衛門人相書ほか)
    • 市町村史や文化財図書
    • 記録映画等上映会(「伸び行く井通村」「磐田のあゆみ」「豊田町誌」)
  4. その他 期間中、市町村史をお求めの方に、プレミアムグッズを差し上げます。

コラム 鎌田の発掘調査速報! 谷口安曇

5月から3ヶ月間、磐田市鎌田の鎌田・鍬影遺跡で発掘調査を行いました。この遺跡は、弥生時代から中世までの集落と奈良時代の寺院跡です。これまで行われた調査では、市内最古の弥生土器や、「寺」の文字が墨で書かれた土器や瓦が見つかっています。

写真:調査のようす 調査のようす(あいている穴が柱の跡です)

今回は、寺院に関連すると考えられる掘立柱建物の柱跡が250箇所あまり見つかりました。奈良・平安時代から中世までの土器が見つかっていること、穴が掘りなおされていることから、建物が何度も作り替えられて使われていることがわかりました。

出土品に瓦はほとんどありませんでしたので、建物は瓦葺きではなく、板葺きやカヤ葺きだったと考えられます。寺院の主な建物は瓦葺きですので、今回見つかった建物は、寺院の倉庫などではないかと考えられます。

今後、調査で得た資料から、どんな建物が何棟くらいあったのかを分析していきます。新しい発見があることを期待しています。

編集後記

埋蔵文化財センター、旧見付学校、歴史文書館では、市内の国、県、市の指定及び登録されたすべての文化財をオールカラー写真で掲載した「磐田の文化財」を発売しています。販売価格は1,000円です。是非、お求めください(や)

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