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磐田文化財だより 第76号

(平成23年7月1日発行)

歴史ざんまいの夏!夏は展示会・学習会がはなざかり!
第1弾 文化財課企画展『古代の寺~遠江国分寺から岩室へ~』

磐田市は原始・古代から静岡県の中心地として栄えてきました。そのため、仏教も早くから伝わり、古代寺院に関連する遺跡や史跡が数多くあります。
今回は、市内の古代寺院遺跡に光を当て、出土品を中心にご紹介します。

遠江国分寺(CG画像)
岩室の仏像(大日如来像)
岩室観音堂
遠江国分寺跡から出土した仏像(塔本塑像)
日時 平成23年7月30日(土)~8月28日(日)火~金曜日9:00~18:00/土・日曜日9:00~17:00(月曜日・8月26日は休館)
場所 磐田市立中央図書館展示室(磐田市見付3599-5)

国分寺以前の寺院

写真:大宝院廃寺出土のせん仏大宝院廃寺出土のせん仏

わが国への仏教の伝来は6世紀半ばごろと言われています。市内にある古代寺院遺跡のうち寺谷廃寺、大宝院廃寺(中泉~天竜)、鎌田・鍬影遺跡は、国分寺より古い年代の寺院だと考えられています。今回は、大宝院廃寺から出土したせん仏をはじめ、幢干支柱(のぼり旗を掲げた竿)や瓦・土器等を展示します。

遠江国分寺の建立

写真:塔本塑像(復元図)写真:塔本塑像(復元図)

奈良時代の西暦741年に時の聖武天皇から、“国分寺建立の詔”(命令)が出され、遠江にもかつてない壮大な官営寺院である遠江国分寺が建立されました。今回は塔跡から出土した塔本塑像(仏像)をはじめ、その復元模型や特大国分寺伽藍画像(横5m・縦3.5m)も展示します。

岩室における仏教の繁栄

写真:岩室の仏像(菩薩立像)岩室の仏像(菩薩立像)

豊岡地区の岩室には、奈良時代に寺院が造られ、遠江国分寺の僧も修行したとする説があります。この寺は平安時代には遠江最大級の山岳寺院になったと考えられ、修行・信仰の中心となりました。今回は岩室に伝えられる仏像3体等を展示します。

記念講演会『磐田の古代の仏像~遠江国分寺の塔本塑像を中心として~』
講師 東京芸術大学 准教授 松田誠一郎氏
日時 8月21日(日)14:00~16:00
場所 磐田市立中央図書館 視聴覚ホール 定員150名(入場無料)
申込 埋蔵文化財センター TEL.32-9699(土日休み)

第2弾 小さな博物館「文化財に見る災害と除災への祈り」

写真:金堂跡の基壇縁から出土した炭化材(南西から)金堂跡の基壇縁から出土した炭化材(南西から)

市役所1階市民ホールの小さな博物館での展示がかわります。前回に引きつづき災害をテーマに展示を行っています。
今回は「遺跡から見る古代の災害」と題し、平成18年度から行っている特別史跡・遠江国分寺跡の発掘調査を中心に紹介します。
奈良時代に創建された遠江国分寺跡の発掘調査では、木材で作られた金堂の基壇(木装基壇)の一部が炭化した状態で出土し、火災にあっていたことが明らかになりましたが、この火災は落雷によるものだとする説があります。また、新平山古墳群では地震による断層の横ずれが確認されています。展示では、こうした古代の遺跡等から分かるリアルな災害の痕を紹介します。

磐田市歴史文書館開館3周年記念企画展
第3弾 江戸幕府の成立期の直轄領支配と中泉代官

~江姫たちの戦国時代から代官頭伊奈忠次の時代を見る~
日時 平成23年7月11日(月)~平成23年8月31日(水)
場所 磐田市歴史文書館展示室(磐田市竜洋支所2階) 
内容 徳川秀忠正室「江」が生きた時代の磐田市に関係する文書・代官頭伊奈忠次発給文書などをもとに、中泉代官の役割などを紹介します

幕府領統治の要・代官所

写真:西光寺の表門西光寺の表門

徳川幕府が、直接支配していた領地・幕府領を管理するために置いたのが代官所です。中泉には近くに掛塚湊や徳川家康が開発した天竜川流域の水路があった事から遠江、三河、信濃一帯を治める拠点として代官が置かれました。

伊奈忠次ってどんな人物?

三河(今の愛知県東部)出身の伊奈忠次は、本能寺の変の後、徳川家康の伊賀越えに貢献するなどして家康の信を得、関東郡代として家康の関東支配に力を発揮しました。検地や新田開発、利水治水、交通制度の整備等に力を注ぎました。その支配地域は関東から甲斐、伊豆駿河遠江、さらに三河尾張にまで及びました。企画展では、伊奈忠次による判物(発給文書)や徳川家七カ条、慶長の検地帳、秀吉禁制(朱印状)等を展示します。

「江」、中泉とのゆかりは?

江は、3度目の結婚で徳川秀忠の正室として徳川家に嫁ぎ、秀忠との間に7人の子宝に恵まれます。長女千姫は、豊臣秀頼に嫁ぎ、長男家光は三代将軍となり、末っ子和子は後水尾天皇の女御(后)として入内します。和子は京に上るため、東海道を通った際、見付・西光寺に立ち寄り、日限地蔵尊等を寄進したとされています。また、西光寺の表門は中泉御殿(天正6年家康の命により伊奈忠次が建造した)の表門を移築したものです。この日限地蔵尊と中泉御殿の表門等をパネル展示します。

記念講演会「徳川氏の領国支配と伊奈忠次」
日時 7月10日(日)午後1時30分から
場所 磐田市竜洋支所2階会議室
講師 放送大学静岡放送センター所長・本多隆成先生
内容 幕藩制成立期の総検地などに活躍した伊奈忠次の事績を概説
定員 60名
申込 当日直接会場へ
その他 講演会参加者には一般公開に先立ち企画展を特別公開します。
江の娘と家康ゆかりの地めぐりウォーク
日時 8月20日(土)午前8時30分~午前11時30分少雨決行
集合 午前8時30分 磐田市役所本庁舎南側玄関前
訪問先 西光寺、府八幡宮、西願寺、泉蔵寺、中泉寺、御殿遺跡公園等を訪問する予定です。
申込 7/29までに歴史文書館(66-9112)へ
定員 定員20名(申し込み多数の場合は抽選)

第4弾 「見付の画人・福田半香と江戸時代の文化」展

写真:初公開!「四季山水図」初公開!「四季山水図」

福田半香は渡辺崋山の弟子で静岡県を代表する画人です。市民からご寄贈いただいた屏風絵を初公開!します。

日時 平成23年7月23日(土)~7月31日(日)(7月25日(月)28日(木)は休館)
場所 豊田図書館1階展示室
入場料 展示会・講演会ともに無料
講演 日比野秀男氏(常葉学園大学教授・造形学部長)
「江戸で活躍した見付出身の画家福田半香」
講演は豊田図書館2階AVホールにて行います。
(7月24日(日)10時~※講演後展示品解説)(講演会定員:先着60名)
講演会申込 平成23年7月1日(金)から電話で文化振興課へ TEL.35-6861

第5弾 福田町史編さん記念事業講演会のおしらせ

第1回 福田町史から地域の近代史を探る~書籍に見る人々とのネットワーク~
日時:平成23年7月24日(日)午後1時30分~
講師:福田町史監修者山本義彦先生
第2回 「報徳運動と福田」
日時
:平成23年7月31日(日)午後1時30分~
講師:福田町史編さん専門委員足立洋一郎先生

※会場はいずれも福田公民館講義室事前申し込みは不要です。直接会場へお越しください。

コラム にが~い、思い出(源平逸話その2) 山﨑克巳

子どもの頃、腹をこわしたときに、センブリやドクダミを飲まされました。できれば飲みたくなかったのですが、無理やり飲まされました。飲んだ方も多いかと思いますが、苦かったですね。
そんな辛い思い出の薬草の一つに、ゲンノショウコがあります。漢字で、「現の証拠」と書きますが、すぐに効果が現れる「現に良く効く証拠」から名付けられました。
この花には、白色花と赤紫色花があります。非常に可憐な、好きな花の一つです。ある本によると、富士川を境に、東に白色、西に赤紫色が主に分布するとありました。思い出すのは、富士川の合戦、源氏の旗は白色、平氏の旗は赤色でした。
静岡県西部から愛知県東部にかけては、白花の方が目立つと思います。時の経過とともに、源氏の勢力が西へ浸透してきたのでしょうか。
花の色は、多分に土壌や土質の違いで変化すると言われています。でも、ゲンノショウコの花を見るたびに、「ここにも源氏の勢力が…」と、つい考えてしまいます。

編集後記

7月11日から歴史文書館の、7月30日からは文化財課の企画展が始まります。全て入場無料です。今年の夏は、歴史三昧、私たちに身近な地域の歴史に触れてみるのはいかがですか?

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