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磐田文化財だより 第80号

(平成23年11月1日発行)

掛塚祭屋台囃子、埼玉へ行く!

掛塚屋台囃子保存会が平成23年11月27日(日)彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて開催される第53回関東ブロック民俗芸能大会に、出演します。この大会には、新潟、埼玉、群馬、栃木、茨城、静岡の6県から7団体が参加します。

写真:第53回関東ブロック民俗芸能大会
写真:掛塚祭屋台囃子

お囃子その始まりは?
掛塚まつりのお囃子の歴史は、約600年前の南北朝時代にさかのぼります。後醍醐天皇の皇子、宗良親王が掛塚白羽の湊に漂着したとき、親王のお供の中御門中納言某が、御公卿囃子を伝授したのが始まりと言われています。

いろいろなお囃子があります

写真:道囃子の様子道囃子の様子

お囃子は祭り場面ごとに数種類あります。町内で屋台を引き回す時には馬鹿囃子と本囃子、神社に威勢良く引き込む時の入船囃子、神社に屋台が集合した時には大庭囃子、神社から引き出す時には出船囃子、御神輿のお供をして巡行する時に神楽囃子、夜屋台が自町に帰っていく時には御公卿囃子が奏でられます。
屋台の中で演奏されるお囃子には太鼓1、小太鼓4、笛3の楽器が使われます。また、歩きながらの道囃子は、女性や子供を中心にして、大鼓、鼓、三味線、笛、錫杖(現在は鈴)により演奏されます。
昭和43年には掛塚屋台囃子保存会が結成されました。町内をはじめ、小学校や保育園でも指導をしています。この掛塚祭囃子は、県の無形民俗文化財に指定されています。

屋台もスゴイ!
江戸時代中期以降、屋台が建造され神輿渡御のお供として祭りに参加するようになりました。当初は3台の2階建の屋台があったと伝えられていますが、江戸時代末期から金箔朱塗りに1層の唐破風作りに変ったようです。天幕は金糸を使用した立体刺繍を施し、有名な彫師の彫刻も飾られた豪華絢爛たる大変立派なものです。

今年も盛況でした!
今年の掛塚まつりは、10月15日(土)・16日(日)、大勢の人々が訪れ大盛況のもと開催されました。

写真:お囃子の演奏

お囃子の演奏

写真:今年の掛塚まつり

今年の掛塚まつり

掛塚屋台囃子INさいたま

時間の許す方は、旅行を兼ねて「さいたま」へお出かけしてみてはいかがですか。
大会の日程は以下のとおりです。

日時 平成23年11月27日(日)12:30~17:00
会場 彩の国さいたま芸術劇場大ホ-ルさいたま市中央区上峰3-15-1
その他 掛塚屋台囃子保存会は2番目13時30分からの出演となります。

ふるさと磐田の指定文化財(4)淡海国玉神社社殿

第4回は、「淡海国玉神社社殿」(見付)を紹介します。淡海国玉神社は、平安時代に創建されたと伝えられており、当時の遠江国(現在の静岡県西部地域)の総社として崇拝されました。社殿(本殿・幣殿・拝殿)が平成17年に市の指定文化財となっています。

写真:手前の拝殿から左奥の本殿を望む手前の拝殿から左奥の本殿を望む
写真:鳥居から境内を望む鳥居から境内を望む

遠江の鎮守・総社
淡海国玉神社がある見付は、平安時代以降、遠江国の国府(現在の県庁に相当)所在地として政治・経済の中心地となり、重要な位置を占めていました。
東海道の宿場町として栄えた見付には多くの寺社が建立されました。そのなかでも淡海国玉神社は遠江国の鎮守であり総社でした。総社とは国府と最も関係が深い神社で、国司(現在の県知事にあたる)が遠江国内の神社を巡拝する便宜をはかり、総社をお参りすれば遠江国のす べての神社をお参りしたのと同様とされました。

本殿・幣殿・拝殿
本殿は明暦2年(1656)、幣殿・拝殿は文久2年(1862)以前に再建され、本殿は、和様・禅宗様折衷様式を取り入れており、また幣殿・拝殿は、欄間や梁などの彫刻が、立川流※の大工によるもので、その手法が顕著にあらわされています。
※立川流は、江戸時代中期から後期に活躍した長野県を代表する大工

写真:本殿

本殿

写真:拝殿と一体化した幣殿(左部分)

拝殿と一体化した幣殿(左部分)

福田町史だより 地域の宝もの、たいせつに後世に

地域に残る資料は、長い年月を経てきた歴史の生き証人と言えます。これらの資料は、地域にあってこそ価値のある資料とも言えますが、場合によっては歴史文書館が保存のお手伝いをさせていただくこともあります。
磐田市大原の松岡霊社の資料には、旧幕臣、明治の役人(静岡藩庁)・松岡萬関係資料の他にも数々の資料が含まれています。その中に寛永3(1626)年9月に将軍・徳川秀忠、右大臣・家光(後の3代将軍)の招きに応じて、後水尾天皇が二条城に行幸される様子を描いた「二条之帝行幸之図」という上下二巻の巻物があります。この時の様子を描いたものは種々ありますが、この巻物は一人ひとりの人物の描き方が他のものとは多少違っています。郷土史の参考資料とさせていただくことはもちろん、地域の宝として大切に保存したいものです。

写真:二条之帝行幸之図(部分)

二条之帝行幸之図(部分)

磐田市教育委員会では、現在福田町史の編さんを行っています。歴史文書館の職員が、福田地区内で資料調査にお伺いしています。長年、福田地区にお住まいのお宅を中心に、福田町史編さんの参考となる資料や写真など、特に昭和40年ころまでの写真などが残されていませんかとお尋ねしています。これから、来年3月にかけて福田の各地区を回らせていただきます。資料調査に御理解とご協力をよろしくお願いします。

歴史文書館常設展 「歴史に残る」は「歴史に残す」の積み重ねから

写真:常設展の様子常設展の様子

磐田市歴史文書館(磐田市竜洋支所2階)では、現在常設展「歴史文書館の資料に見る磐田市の歴史公文書館の活動」を開催しています。この展示は、歴史文書館がどんなことをしているのか、どんな物を何の目的で収集しているのかなどについて紹介しています。
平成20年4月に歴史文書館が開館して3年、今回は「これが歴史文書館」と言えるような収集品を展示しました。写真や印刷物、地域史料や公文書など、収蔵品の一部をご覧いただきます。合併前の各市町村役場が作った広報など、見比べてみるとそれぞれ個性的ですね。資料の一部は手にとって見ていただくこともできます。お越しをお待ちしています。

編集後記

すがすがしい秋の季節。この時期だけの贈り物、紅葉狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。すがすがしい山の空気で心も体も元気になりましょう。

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