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磐田文化財だより 第100号

文化財課 夏の企画展を開催します

〔開催期間〕7月27日(土)~8月25日(日)毎週月曜日は休館 9:00~18:00(土・日は17:00まで)
〔会場〕磐田市立図書館 1階 展示室
〔入場料〕無料

写真:明ヶ島土製品の世界

今年6月19日に、明ヶ島古墳群出土土製品が市内初の重要文化財に指定されました。古墳時代のマツリの実態を把握する上で欠かせない資料であることがが評価されました。今年の文化財課企画展では、指定となった1,064点全てを公開し、古墳時代(約1,600年前)の人々の祈りに迫ります。

土製品を使ったマツリ

写真:明ヶ島土製品の世界

明ヶ島からは、破片を含め4,000点以上の土製品が見つかっています。粘土をこねて焼いて作ったもので、大きいものでも10㎝前後のサイズです。写真のように、人、農工具、武器、動物、楽器など多くの種類が見られます。出土した種類・数量は日本一です。

もっとも多い人形(ひとがた)

写真:明ヶ島土製品の世界

指定された出土品の中には、道具のほか200体以上の人を模した土製品があります。性別を区別したもの、武器・武具をつけたものがありますが、どの顔も個性豊かに表現されています。この中には「誰かに似た顔」があるのではないでしょうか。

古墳時代のいのり

写真:明ヶ島土製品の世界

右の絵は、調査成果から土製品を使ったマツリの様子を想像して復元したものです。
古代人の精神世界を探ることは非常に難しいことですが、日本の宝となった明ヶ島古墳群出土土製品から、神々への祈りを実感して頂きたいと思います。


企画展関連講演&演奏会のご案内
日時:8月18日(日)14:00~16:00
会場:磐田市立中央図書館 2階 視聴覚ホール
講演会:「縄文時代の土偶と明ヶ島古墳群の人形土製品 ~その移り変わりに着目して~
原田昌幸氏(文化庁主任文化財調査官)
演奏会:古代復元琴の演奏「古代への道 ~古代琴の変遷~
遼安氏(古代琴演奏家)
定員:150名 入場無料
事前申し込み:磐田市文化財課 Tel0538-32-9699
(7月26日より受付開始 8:30~17:15まで 土・日休み)

ふるさと磐田の指定文化財(21)市内のイヌマキ

第21回は、磐田市内のイヌマキを紹介します。「西光寺のイヌマキ」、「袴田家のマキ」、「一色のイヌマキ」の3件が、平成17年(2005)11月21日に磐田市の文化財(天然記念物)に指定されています。樹木は平地部では大木になることが珍しく、地域で大切に守られてきたこれらのイヌマキは、地域のシンボルとして次代につなげていく価値があると認められたものです。

イヌマキについて

写真:西光寺のイヌマキ西光寺のイヌマキ

イヌマキは、マキ科マキ属で、単に「マキ」とも呼ばれます。関東から西の暖かい地域で見られる常緑針葉高木です。幹は直立しますが、枝が多く下枝は斜めに下がります。葉は濃い緑色で、革質です。緻密(ちみつ)な材質であり、建築材や桶などの器具材として使われてきました。
コウヤマキを「本槙(ほんまき)」として、マキはコウヤマキよりも劣ることから卑(いや)しんで「犬槙(いぬまき)」と呼んだという説もあります。
マキは、昭和48年に旧磐田市の市の木に制定されました。風除けのために家の周りに植えたマキ囲いなどで目にする機会も多く、私たちにとって、なじみの深い木といえます。


西光寺のイヌマキ

写真:地図西光寺のイヌマキ

西光寺は見付(加茂川通)に所在する寺院です。イヌマキは、本堂の裏手、墓地の一角にあります。
根回り周囲4.6m、高さ18.0mを測ります。幹はまっすぐに伸びて、上部で枝分かれをしています。

袴田家のマキ

写真:袴田家のマキ袴田家のマキ

鎌田にあります。袴田家は代々鎌田神明宮の神官を勤めてきました。指定名称は「マキ」ですが、同じイヌマキです。高さ8.0m、根回り周囲6.0mを測ります。高さ2mあたりで枝分かれをしています。

一色のイヌマキ

写真:一色のイヌマキ 一色のイヌマキ

福田地区の一色にあります。智泉庵(ちせんあん)という寺院の境内地にありましたが、廃寺となり、現在は一色公民館の敷地となっています。  高さ12.0m、根回り周囲4.35m、枝張りは9.1mを測ります。


参加者募集!!旧見付学校でむかしの授業体験

写真:参加者募集!!旧見付学校でむかしの授業体験


コラム 旧見付学校「実は○○なんです…」 髙畑裕美

4月に文化財課へ配属になった文化財初心者の私。文化財といえば、祖父の家の近くにあった「恩塚山(おんづかやま)古墳(浜松市北区都田町)」が頭の片隅に残っていたくらいでした。なので、現在、磐田市内の文化財について勉強中です。こんな私が「そうなんだ~!」と感心した旧見付学校の「実は○○なんです…」を書いてみました。これを読んで、少しでも旧見付学校を身近に感じ、足を運んでいただけたら嬉しいです。
80歳になる伯母が幼少期の頃、私の住む岩田地区は水田と桑畑が半々で農家の多くが稲作のかたわら養蚕に精を出し、多忙な日々を送っていたそうです。
1.「実は6なんです…」
旧見付学校の基礎石垣は遠州横須賀城から払い下げられたものだそうです。自然の丸石をそのまま積んである野面積(のづらづ)みという積み方とのことで、1つの石がその周り6つの石に囲まれるように、それぞれかみ合っています。
2.「実は窓ガラスに違いがあるんです…」
旧見付学校が建てられた当時はガラスも貴重でした。海外からの輸入品、東京から大事に運んできたそうです。今のガラスと違って手延べガラスなので歪(ゆが)んでいます。学校内に何枚あるか見つけてみませんか?

編集後記

先日、高齢者サロンのグループが民具の見学にみえました。昔の農具や生活用具を見て、お嫁に来た当時の思い出話に花が咲き、楽しい時間を過ごされました。人々の思いと合わさって、物の本当の価値が見えるような気がします。

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