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磐田文化財だより 第101号

[開催中]歴史文書館 第11回企画展 暴れ川とたたかった人々 ~磐田の水害と治水~

〔開催期間〕平成25年8月30日まで(土日休み) 9:00~17:00(入館は16:30まで)
〔会場〕磐田市竜洋支所 2階 歴史文書館展示室
〔入場料〕無料

写真:鉄道被害(明治44年 気子島)

磐田市は、天竜川と太田川の間に位置しており、昔は毎年のように大きな水害に襲われ、住宅や田畑が流されることもありました。
現在は、治水対策が施さ(ほどこさ)れ、私たちは安心して暮らしています。これは、先人の苦労や努力のたまものだといえるでしょう。洪水・水害とたたかってきた足跡をたどることで、自然の凄さ、昔の人々のたくましさを今一度ふりかえってみるきっかけになればと思います。ぜひご覧ください。

主な展示物

  • ・「三家(みつえ)村洪水絵図」など洪水被害に関するもの
  • ・洪水への備えや水防組に関するもの
  • ・太田川や?僧川などの治水に関するもの

歴史文書館 歴史学習会
『暴れ天竜』とのつきあい方 ~江戸時代の水害記録と住民の“復旧力”~

日時:平成25年8月24日(土) 午後1時30分~(開場午後1時)
会場:磐田市竜洋支所 2階会議室(磐田市岡729-1)
講師:山下琢巳氏(城西大学 経済学部 准教授)
入場料:無料

※当日、会場に直接お越しください。
お問い合わせ先:磐田市歴史文書館 Tel:0538-66-9112

磐田に残る戦争の記憶

8月15日の終戦記念日が近づいてきました。そこで今回は磐田市内に残る戦争に関係する史跡を訪ねてみました。

中部第129部隊跡

写真:中部第129部隊跡の碑中部第129部隊跡の碑

見付のかぶと塚公園に、「中部第129部隊跡」と書かれた碑があります。この129部隊とは、太平洋戦争開戦から間もない昭和17年1月、陸軍航空部隊が、電波警戒部隊を「第一航空情報聯隊(れんたい)」として磐田原台地に開設した部隊の通称です。ここでは、各地の防空監視哨(ぼうくうかんししょう)要員の養成等を行っていました。また、同所には昭和17年11月に第四航空情報聯隊が編成され、同隊は翌12月出征、ラバウル・ニューギニア・ソロモン方面に配置されました。


明野(あけの)陸軍飛行学校天竜分教所跡

写真:明野陸軍飛行学校天竜分教所跡明野陸軍飛行学校天竜分教所跡

磐田市飛平松(とびひらまつ)にある袖浦(そでうら)公園は、元々肥沃な農地でしたが、昭和17年に陸軍が飛行機操縦士の養成を目的に飛行学校を建設したことから、198ha(富士山静岡空港は190ha)の広大な農地が飛行学校に変わりました。1600mの滑走路が2本あったと言われ、4棟あった格納庫のコンクリート製の柱(地元では、「べトン」と呼ぶ方もいる。ベトンとはフランス語でコンクリートのこと。)の一部が今も残っています。

空襲被害(厄除け地蔵尊)

写真:厄除け地蔵尊と慰霊碑厄除け地蔵尊と慰霊碑

磐田市内には、投下された爆弾や焼夷弾(しょういだん)あるいは艦砲(かんぽ)射撃などで、大勢の方が犠牲になった場所があります。昭和20年の年明け早々から大型爆撃機B29による空襲が続き、5月19日には空襲警報発令により下校する見付国民学校の児童らの一団が直撃弾を受けました。これにより児童28名と訓導(現在の教諭)1名が亡くなり、児童6名が負傷した記録が残されています。
被災現場(磐田北幼稚園南西)には「厄除け地蔵尊」が建立され、毎年命日には平和祈願の供養が行われています。


福田町史展 ~福田地域に残る戦争の記憶をたどる~

田町史編さん事業で収集した資料を中心に展示します。明治以降の戦争に関わった方の従軍日誌や満蒙開拓・防空監視哨などの資料、福田地区の空襲被害を記録した校務日誌や役場文書など、新発見資料を含めて展示します。また、終戦後、降伏条件協議のためマニラに派遣された使節団を乗せた飛行機(通称「緑十字機」)が不時着した磐田の鮫島海岸沖合で見つかった同機の補助タンクを特別展示します。

福田町史展「戦争の時代と福田の人々」
日時:平成25年8月10日(土~9月7日(土) 9~17時(月曜日と第2日曜日休館)
会場:福田公民館展示ホール

ふるさと磐田の指定文化財(22)須賀神社クス・省光寺のイチョウ

今回は、昭和43年11月3日に旧磐田市の文化財に指定され、合併後も引き続き磐田市指定文化財に指定されている「須賀神社クス」と、平成23年5月9日に合併後初めての市文化財に指定された「省光寺のイチョウ」を紹介します。樹木は市街地では大木になることが珍しく、地域で大切に守られてきたこれらの木は、地域のシンボルとして次代につなげていく価値があると認められたものです。

須賀神社のクス

写真:須賀神社のクス須賀神社のクス

西島(にしじま)の旧国道1号を少し南に入ると、須賀神社の静寂に包まれます。境内の北側、本殿を包み込むように立っているのが、指定木のクスの木です。
高さ15m、根回り12.1mで、樹齢500年と言われています。クスは成長が早い木ですが、須賀神社のクスは特別大きく、磐田駅前の大クスに次ぐ大木と言えるでしょう。西光寺(見付)にも市指定木があります。市内のクスめぐりをして、大きさや枝ぶりを見比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。


省光寺のイチョウ

一方、見付のインター通りを国道1号から北上していくと、左側に大きなイチョウの木が見えるのをご存じでしょうか。樹高15.4m、根回り18.7mを測り、省光寺の境内にそびえたっています。樹齢は240年と推定されています。
イチョウは季節によってさまざまな変化を見せてくれます。冬枯れの姿、夏の緑、そして何と言っても秋に黄色く色づいた姿。ぜひその移り変わりを楽しんでみてください。

写真:3月の省光寺のイチョウ

3月撮影

写真:10月の省光寺のイチョウ

10月撮影

写真:11月の省光寺のイチョウ

11月撮影

行き方のご案内

須賀神社クス:磐田駅より遠鉄バス袋井駅・袋井営業所行き「国道西島」下車、約200m戻り左折すぐ
省光寺のイチョウ:磐田駅より遠鉄バス磐田市立病院行き「二番町」下車すぐ


遠江歴史文化ネットワーク共催テーマ展 『わが市町の自慢の史跡』

写真上:遠江国分寺跡(国指定特別史跡)写真下:旧見付学校(国指定史跡)

静岡県内の大井川以西(遠江と呼ばれていた地域)の12の市町により遠江歴史文化ネットワークを組織し、遠江の歴史と文化についてのパネル展示会を共催しています。今年度は『わが市町の自慢の史跡』がテーマです。
史跡とは、人々の生活の痕跡である遺跡の内、歴史上価値が高いと認められ保護が必要なものについて、国・県・市・町が指定したものやそれに準ずるものです。
今回の展示では磐田市内の国指定史跡5件(遠江国分寺跡、旧見付学校附(つけたり)磐田文庫、他3件)をはじめ他の11市町を代表する史跡を一堂に集めて紹介します(計30件程度)。磐田市情報館と現地に足を運んでいただき、遠江を代表する史跡を味わってください!

遠江歴史文化ネットワーク共催テーマ展
『わが市町の自慢の史跡』

期間:平成25年9月18日(土~10月17日(土)
展示時間:10:00~21:00
会場:磐田市情報館(ららぽーと磐田1階)

コラム 方言のすゝめ 佐口節司

毎朝、軽快なリズムと耳についたら離れない「じぇじぇ」の言葉で仕事に向かう人も多いのではないでしょうか。この「じぇじぇ」は岩手県久慈市の海岸地域の方言だそうです。この言葉、流行語を飛び越え標準語になる勢いだとか・・・・
以前、「私たちの生活の中にはかけがえのない伝統文化があります。“味”もその一つです」と文化財だより48号(「味噌たたき」)で紹介したことがあります。味だけでなく言葉を含む生活すべてが、故郷の文化と歴史を伝える重要なアイテムではないでしょうか。
昭和33年生まれ、磐田市豊浜育ちの「S」は、若い人たちに何気なく発した「おじぶっつぁま(仏壇)」の言葉が、昭和40年台以降の若者には伝わらないことにフリーズしました。若者たちは「年寄が使っているのを聞いた」「雰囲気はわかるが・・・」と言う。

ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく(啄木)

以前、地元のおばさんたちと「ずら」「だら」「だに」を語尾に多用しながら会話する先輩の姿を見て、「磐田に帰った」と思いました。方言は故郷の証でもあり、かけがえのない伝統文化ではないでしょうか。もう少し、故郷の「方言」を大切にしたいと思うこの頃です。
そう言えば、標準語の元となったお江戸の言葉。お江戸を開いたのは徳川さま。徳川さまは20年以上も遠江を拠点としていた。ならば、遠州弁は「お江戸なまりの親言葉」。実は標準語の基礎は遠州弁?・・・・え!

編集後記

今年も好評のスタンプラリーを開催します。7/27(土)~8/25(日)の間に、『埋蔵文化財センター』『文化財課企画展(市立中央図書館内)』『旧赤松家記念館』『旧見付学校』『文書館企画展(竜洋支所内)』のうち3箇所のスタンプを集めて記念品をGET!! ぜひご参加ください。

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