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磐田文化財だより 第110号

文化財探偵は見た 遺跡を知る 第2回
新豊院山古墳群(しんぽういんやまこふんぐん)

ちい散歩

市内の遺跡を知る新シリーズの第2回目は・・・国史跡の新豊院山古墳群を紹介しよう!向笠竹之内にある曹洞宗寺院・鷲渓山(しゅうけいざん)新豊院の裏山に弥生時代~古墳時代にかけての墳墓群が分布しています。お寺の本堂裏手から、10分程度の山登りで古墳群に到着します。ハイキングにちょうどよい季節、ぜひ訪れてほしい遺跡です。


発掘調査時の新豊院山古墳群(昭和56年・北から)

新豊院山古墳群ってどんなところ?

  1. 太田川をのぞむ磐田原台地東縁の尾根上にあります。
  2. 弥生時代中期~後期(約2,000年前)の墓群、古墳時代初頭から前期(約1,700年前)にかけての古墳があり、長い期間この尾根上が墓域であったことがわかります。
  3. 2号墳は静岡県内でも最古クラスの古墳です。中心部からは三角縁神獣鏡や青銅や鉄でできた鏃(やじり)や剣など、近畿地方の王との交流を通して手にいれたと考えられる遺物が出土し、ここに葬られた人物が、磐田原台地東北部を治めた権力者であることが想定されています。

新豊院山2号墳から出土した鏡
三角縁吾作銘四神四獣鏡(さんかくぶちごさくめいししんしじゅうきょう)

三角縁吾作銘四神四獣鏡(さんかくぶちごさくめいししんしじゅうきょう)

埋葬施設から出土した鏡です。直径21.5cmで裏面中心にあるヒモを通す穴の周囲に模様が表現されています。模様は傘を何段にも重ねた模様によって4つの区画にわけられ、その中に西王母(せいおうぼ)と東王父(とうおうふ)という二人の神様と二体の獣が向き合うように配置されています。模様の周囲には『吾作竟自有紀 辟去不羊宜古市 上有東王父西王母 令人長命多孫子』という文字が刻まれ、「鏡をもっていることで長寿や子孫繁栄が約束される」という内容が書かれています。この鏡は埋蔵文化財センターにて保管(展示)されています。


パンフレット片手に古墳散策はいかがですか?

新豊院山古墳群パンフレット

このたび、地元の向笠史談会や新豊院などの協力のもと、新豊院山古墳群をわかりやすく解説したパンフレットを発行しました。それにあわせ、古墳へのルート整備も行い、大変歩きやすくなりました。ぜひご家族で古墳散策をしてみてください。
※お寺の中を通りますので、法事などの際にはお静かに通行していただくようお願いします。(禁煙です。)


新豊院山古墳群パンフレット

解説旧見付学校 「改訂版」 発売のお知らせ

磐田市旧見付学校と文化財課(埋蔵文化財センター)では、見付学校の沿革や教育のあゆみを解説した【解説旧見付学校 「改訂版」】を発行しました。オールカラー、A4判、本文55ページで、約220点の写真を掲載しています。
改訂版刊行にあたり、すでに完売している「解説旧見付学校(平成12年3月発行)」の内容を一部変更していますが、原文・写真・図については「解説旧見付学校」のものを使用しています。

「3.見付学校開校」(本書P5~P11)では・・・

「6.教育のあゆみと教科書」(本書P34~P45)では・・・

磐田市旧見付学校

第9回 国分寺まつり開催!
6月14日(土)9:30~16:00 ※荒天の場合は翌日(15日)

昨年の国分寺まつりでの中泉歴史探訪(塔跡) <その他のイベント>塔の相輪展示/蹴鞠実演/ハンドベル等の
ステージイベント/餅投げ/お茶会/凧揚げ/子どものゲーム/
工作/塔本塑像作り/フリーマーケット/飲食物販売

「2014国分寺まつりIN遠江」が今年も国分寺史跡公園で開催されます。ステージでは天宮(あめのみや)神社(森町)の舞楽(ぶがく)や合唱等があり、塔跡では茶会や琴演奏があります。文化財課のブースでは今年も国分寺の瓦などを展示するほか、市役所6階から国分寺跡を見る「展望ツアー」を行います。参加を希望される方は、出発時刻に文化財課のブースにお集まりください。
なお、午前中のツアーでは、展望ツアーに続いて観光ボランティアふれあいガイドの会による「中泉歴史探訪」も行われます。


<展望ツアー出発時刻>10時15分、13時15分、14時15分

【問合せ】
●文化財課事業について:TEL0538-32-9699
●国分寺まつりについて:TEL090-9021-1327
(実行委員会・今井)

コラム 世界文化遺産・富士山が見えるところ 安藤 寛

この3月下旬に諏訪湖(すわこ)一周16㎞を歩く機会がありました。前日は雪がちらつきましたが、翌日は雲ひとつない快晴。湖越しに真っ白な雪をかぶった八ヶ岳や御嶽山(おんたけさん)などが見え、天竜川の源といえる釜口水門(かまぐちすいもん)も見学できました。しかし、一番感動したのは湖岸の一角から富士山が見えたことでした。諏訪湖には何度か来ていますが、これまで見えたことはなく、そもそも諏訪湖から富士山が見えること自体を知りませんでした。後で知ったことですが、江戸時代の葛飾北斎(かつしかほくさい)や安藤広重の浮世絵にも諏訪湖と富士山が描かれています。

諏訪湖から見えた富士山
(逆光で撮っています)

また、中央本線で山梨県内を新宿方面に向かった場合、富士山は右側に見えるもの、という感覚がありますが、一部左側に見えるところがあるのも今回初めて知りました。思えば身延線(みのぶせん)や東海道線でもそうした場所があり、上り列車では静岡の手前で右側に見えます。
旧東海道では、原(はら)~吉原(よしわら)間の「左富士」が有名で、西に向かっているのに左側に見えるのです。吉原宿が水害で移動したことにより東海道の位置が変わったことが原因のようです。「そんなの見たことない」という方は、この機会にぜひ!


編集後記

新豊院山古墳群を訪ねるウォーク『向笠てくてく探検隊』が開催されます。当日は、文化財課職員による新豊院山古墳群の現地説明あり。参加希望の方は下記へ。
◆開催日:5月18日(日)9時スタート(受付8時30分~) ◆コース:新豊院山古墳群、六所神社(笠梅)ほか(約8キロ)◆参加料:100円(保険代含む) ◆申込:5月11日までに向笠公民館へTEL0538-38-0216

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