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磐田文化財だより 第148号

平成29年度 文化財課 夏の企画展を開催します
千年の時 再び ~遠江(とおとうみ)国分寺の謎(なぞ)にせまる~

遠江国分寺は、1300年近く前の奈良時代に聖武天皇の命令によって、全国に建てられた国分寺のひとつです。高さ67mと推定される七重塔がそびえ建ち、境内の規模は東西172m、南北259mにも及ぶ、それまで人々が見たことがない巨大な寺院でした。この企画展では、これまでの発掘調査成果を紹介し、出土した土器や瓦・仏像など国分寺関係資料を一堂に集めて、この巨大寺院の謎と実像にせまります。

企画展記念講演会

『国特別史跡 遠江国分寺跡の再発掘でわかったこと』

上原眞人(うえはらまひと)先生 日本を代表する古代寺院研究者

講師:京都大学名誉教授、磐田市遠江国分寺跡整備委員会委員長 上原眞人(うえはらまひと)先生

  • 日時:平成29年8月20日(日)午後2時~4時
  • 会場:磐田市立中央図書館 2階 視聴覚ホール 定員:130名(申込先着順)
  • 駐車場:JA遠州中央北側
  • その他:講演前に発掘調査の概要を文化財課職員が説明します
  • 申込み:電話で文化財課まで 7月24日(月)より受付開始
  • 文化財課 TEL:0538-32-9699(平日8時半~17時/土・日・祝日休み)

みどころ1 一挙公開!遠江国分寺関係資料

地名などが書かれた墨書土器地名などが書かれた墨書土器

遠江国分寺跡の発掘調査で見つかった貴重な出土品の数々を一堂に展示します。また、平安時代の国分寺に関わる文書を書き写した『朝野群載抄(ちょうやぐんさいしょう)(写真)、江戸末~明治時代に描かれた絵図など考古学以外の資料、三河国分寺・駿河国分寺出土品などをあわせて展示し、さまざまな視点から遠江国分寺の謎にせまります。


←国分寺の僧侶が使っていたと思われる土器(左)と

←国分寺の僧侶が使っていたと思われる土器(左)と硯(右)

建物の扉の釘を隠すための金具

建物の扉の釘を隠すための金具→

みどころ2 よみがえる国分寺!仏像、屋根、基壇を再現

塔本塑像塔本塑像

平成20年度の七重塔の発掘調査で見つかった『塔本塑像(とうほんそぞう)』と呼ばれる粘土でつくられた仏像の頭部(右写真)。その後の解析でみえてきた、『塔本塑像』の全体像を展示します。また、出土した本物の瓦を使用して屋根を再現するほか、国分寺の主要建物のひとつである金堂を、部分的に再現し、遠江国分寺の特徴である『木装基壇(もくそうきだん)』をわかりやすく説明します。


遠江国分寺の瓦遠江国分寺の瓦 遠江国分寺(CG) 遠江国分寺(CG)

みどころ3 遠江国内が国分寺建立に協力した様子を紹介!

国分寺に関連する遺跡や地名(河川は現在の位置)国分寺に関連する遺跡や地名(河川は現在の位置)

天皇の命による巨大寺院の工事には、木材・石材・瓦・壁土など多量の資材と人員・財源が必要でした。瓦は清ヶ谷古窯跡(せいがやこようせき)群(掛川市)で、壁の上塗り材(火山灰土)は御前崎市付近で調達しています。また、袋井市内の地名(貫名(ぬきな))が書かれた土器が見つかっているほか、市内の大宝院廃寺(たいほういんはいじ)や鎌田廃寺だけでなく六ノ坪(ろくのつぼ)遺跡(掛川市)や木船(きぶね)廃寺(浜松市)などから国分寺と同じ瓦が出土していて、遠江国内の有力者が磐田市の国分寺の工事に協力した証(あかし)と考えられています。


『昭和の戦争と磐田』 ~文化財だより特別編~

第1回 中部第129部隊址(全3回)

「中部第129部隊址」と書かれた看板「中部第129部隊址」と書かれた看板

昨年度開催した冬の企画展『昭和の戦争と磐田』では、当時の写真や、寄贈された品々を展示・紹介し、戦争と磐田の関わり、市民の生活を振り返りました。たいへん反響のあった企画展の内容をさらに充実させ、『昭和の戦争と磐田』文化財だより特別編として全3回シリーズでおとどけします。
総合体育館や陸上競技場がある「かぶと塚公園」の南の入り口を少し入った左側にコンクリート製の門柱があるのをご存知でしょうか。
その門柱には、「中部第129部隊址」と書かれた木の看板が掛かっています。今回は、この中部129部隊についてご紹介いたします。
中部第129部隊址は、太平洋戦争開戦後の1942年(昭和17)11月に53haの広大な土地(今のかぶと塚公園、静岡県立農林大学校の場所に兵舎があり西側の大地の緑の辺りまでが敷地でした。)に開隊されました。
中部第129部隊とは、第一航空情報連隊という別の名をもつ秘密部隊であり、敵の航空機を目視やレーダーで監視し、その情報を後方の基地航空隊へ通報する任務を受け持ってきました。この中部第129部隊には、約2万人の人々が入隊し、当地で教育を受けた後、太平洋戦争の最前線で情報の収集任務にあたり、多くは帰らぬ人となられたようです。

地三号無線機地三号無線機

埋蔵文化財センターには、同部隊で使用されていた「地三号無線機」が保存されています。当時は、この無線機を背負って運んでいたそうですが、重さは約20kgもあり、隊員の苦労が偲ばれます。
現在、当時を物語る痕跡は、前述の門柱の他には、兜(かぶと)塚古墳の頂上に監視に使った鉄塔の基礎が、東側に土塁や鉄条網の跡、陸軍省の境界杭が残っています。
参考文献:北田三郎 瀬下一男 横山光雄 1982年
「太平洋戦争・磐南の戦跡(二)流れも清き天竜の -航空情報一二九部隊-」『磐南文化』第8号 磐南文化協会


土塁跡、「陸軍」と刻まれた境界杭

行ってみよう!文化財めぐりスタンプラリー

2017 夏

下記1~5の文化財施設をめぐってスタンプを集めよう。3つ以上集めた方には記念品をプレゼント!各施設とも入場無料。①~③の施設で、記念品を配布しています。


<開催期間> 7/1(土)~8/31(木)
※施設開館日・企画展開催期間がそれぞれ異なりますのでご注意ください。
<対象施設> ①旧見付学校 9:00~16:30 見付2452 月曜休館(祝日の場合は翌火曜休館)
②旧赤松家記念館 9:00~16:30 見付3384-10 月曜休館(祝日の場合は翌火曜休館)
③埋蔵文化財センター 8:30~17:15 見付3678-1 土・日・祝休館
④文化財課企画展「千年の時 再び ~遠江国分寺の謎にせまる~」
7/29~8/27 9:00~18:00(土・日・祝17:00まで) 見付3599-5(中央図書館展示室)月曜休館
⑤歴史文書館企画展「二十八番 見付宿 ~様々な人と物の行き交う町~」
7/10~8/25・7/22 9:00~16:30 岡729-1(竜洋支所2階)土・日・祝休館
<記念品> しっぺい缶バッジ!または絵はがき(3枚1組)数量限定・なくなり次第終了

しっぺい缶バッジ(3つのうちから1つ選べます)

スタンプラリー限定! ここでしかもらえない 文化財課オリジナル記念品

<問い合わせ先> 文化財課 TEL:32-9699 8:30~17:15(平日のみ)

職員リレーコラム
文化財課キャラクターともちゃんがしっぺいと出会った! 谷口安曇

鞆形埴輪(堂山古墳出土)

みなさんは、文化財課キャラクター「ともちゃん」をご存知ですか?東貝塚の堂山古墳から出土した鞆(とも)形埴輪(はにわ)をモデルにして、今から10年ほど前に誕生したキャラクターです。文化財課の印刷物や展示会でたびたび登場していますので、見たことがあるという方もいらっしゃることでしょう。
弓を射るときに腕にはめて使う革製の防具である鞆の形をまねて作られた鞆形埴輪は全国的にも出土例が少なく、静岡県指定文化財になっています。デザイン性も高く、磐田を代表する埴輪であることから文化財課のキャラクターとしてこのデザインが採用されました。

このともちゃん、広報いわた6月号で、大人気の4コマまんが「きょうも♪たのしっぺい」に登場しました!しっぺいが磐田のみどころを冒険するシーズン3の中で、ともはにわタウンにやってきたしっぺい。まだご覧になっていない方は磐田市HPまたはしっぺいオフィシャルサイトで、どうぞご覧ください。


編集後記

ついに、ともちゃんとしっぺいが!!可愛いと可愛いが一緒になると・・・「筆舌に尽くし難い」とはこのことだと実感しました。

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