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磐田文化財だより 第155号

みんなで守ろう文化財! 文化財防火デー in 旧見付学校

国の史跡に指定されている旧見付学校で、1月21日(日)、「文化財防火デー」に合わせ消防訓練をおこないました。今号では、その様子を紹介します。

消防士と放水銃による放水の様子

消防士と放水銃による放水の様子

「文化財防火デー」とは

文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県)の金堂が火災にみまわれ、柱や壁画の一部が焼損したことがきっかけです。法隆寺金堂の修復工事が終わった翌年の昭和30年に、文化庁と消防庁は、火災のあった1月26日を「文化財防火デー」としました。制定以来、「文化財防火デー」に合わせて文化庁、消防庁をはじめ県や市町村、消防署、地域の方々が協力し、全国で文化財防火運動が展開されています。
磐田市文化財課でも毎年、旧見付学校で消防署、ボランティアの皆さんと共に消防訓練を行い、災害から文化財を守る備えをしています。

訓練の様子

訓練の様子

消防訓練は、『旧見付学校周辺で発生した火災が旧見付学校に延焼する危険が増大』という状況を想定し、消防署への通報、見学者の避難誘導、消火器を使用した初期消火、放水銃の使用手順の確認、消防車による放水などを行いました。
消防署職員からの指導のもと火災時の行動を行ったり、消火機器を使う訓練を行うことで、防災の正しい知識と経験を得ることが出来ました。

梯子車による放水 撮影:磐田市消防署梯子車による放水

撮影:磐田市消防署


火災から文化財を守るために

校舎の各階に消火設備を設置しています。放水銃は、自動・手動合わせて4台が校舎を囲むようにして設置されています。

消防署職員より 火災で燃えたものは元には戻りません。火災から文化財を守り、被害を最小限にするためには訓練が大切です。また、消防機器がどこにあってどう使うのかを、いざという時に、正しく使えるよう、普段からしっかりと確認をしてください。
文化財課では・・・ 火災時の対応だけでなく、平時からの予防対策として防水銃などの消火設備の設置・整備や火気管理をしています。災害から文化財を守り、後世へと伝えるべく今後も文化財の保護に取り組んでいきます。


いわたのこんなお話 竜洋編② 掛塚灯台

掛塚灯台

遠州灘にそそぐ天竜川河口の東、遠州灘に面した磐田市駒場に掛塚灯台があります。青い空をバックにそびえる灯台は、その横にある風力発電装置「風竜」とともに、とても美しい風景を作り出し、写真を撮りたくなること間違いなしです。今回はそんな掛塚灯台についてご紹介します。


掛塚灯台の歴史

改心灯台・豊長社が描かれた図改心灯台・豊長社が描かれた図

掛塚灯台の前身は、旧幕臣であった荒井信敬(しんけい)によって建設された私設の灯台です。明治維新後、駒場村で開墾に従事していた信敬は、天竜川河口の浅瀬で多くの船が難破することに心を痛め、明治13年(1880)、私財を投じて灯台を建設しました。灯台は、高さ約7mの木造高灯籠(とうろう)式で、油を燃やし打火をともしていました。この灯台の燃料代を捻出するため、信敬は好きな酒の杯に「改心棒」と名付け、酒を控えて節制しました。このことから「改心灯台」と呼ばれました。明治17年(1884)、掛塚湊を管理する豊長社(ほうちょうしゃ)によって灯台の管理が引き継がれました。
明治30年(1897)3月、官営灯台として完成した灯台が現在まで残る灯台です。


平成14年 掛塚灯台移転

明治30年以来、約24km沖合まで光を届け航海の安全を守ってきた掛塚灯台は、周辺の浸食がすすんだことや台風による損傷のために、平成14年3月、海上保安庁によって約1km西の竜洋海洋公園南側に移設されました。移転の際は耐震性の強化や痛んだ部分を直し、塗装をおこないました。

移転前→移転中(灯台本体を分割して運搬)→移転後の灯台と風竜

掛塚灯台位置

明治元年に西洋式灯台の建設が始まって今年で150年、海上保安庁のホームページによると、全国に3199基ある灯台のうち、明治期に建設され現存する灯台は64基あり、掛塚灯台はそのうちの一つです。遠州灘の航海の安全を祈って建てられた掛塚灯台の歴史に思いをはせながら、カメラ片手に訪れてみませんか。


<文化財課ニュース> 『訪問歴史教室 民具編』開催中!

文化財課キャラクターともちゃん

文化財課では、小学校に訪問し、民具や昔の暮らしについての教室を開催しています。
衣・食・住に使われた昔の道具の仕組みや使い方の解説だけでなく、間近で観察したり触れたりしながら学びます。
子供たちは「時代劇では見たことあるけど、本物だ!」「藁(わら)って便利だね。」「形は一緒だけど、プラスチックの湯たんぽが家にあるよ。」「生活が変わって無くなる道具もあるんだね。」など気付いたことや感想を話してくれました。
昔の道具を知ることで、昔の人々の知恵と工夫を学び、どんな生活をしていたか、さらに現在使用している道具にどう変化していったのか様々な関心を抱いたようでした。実物を見て、触って体感することで興味や気付きのきっかけになればと思います。

左:体験するのに列が出来るほど大人気の黒電話、右:実際に笠と背負子(しょいこ)を身につけてみました!


職員リレーコラム 良い一年でありますように 石津由行

皆さんは初日の出を見にどこへ行きましたか?
私は、福田海岸で行われる初日の出イベントへ行ってきました。このイベントは福田海岸通り発展会の皆さんが企画しており、会場には大きな鳥居が設置され毎年多くの方が鳥居の前で手を合わせています。これも立派な民俗文化財の一つだと考えられます。
今年も会場に着いた時には既に鳥居の前は長蛇の列。私も列に並びしばらく順番を待つことにしました。いざ、順番が来ると、鳥居の間から見えた朝日はとても力強く光を放っており、しばらく見入ってしまいました。すると、自然と全身に力が涌いてきて、よ~し今年も頑張るぞ!という気持ちにさせてくれました。この他、会場では甘酒のサービスや当たり付きの餅まきが行われました。お餅は二つ拾いましたが当たりのシールは付いておらず残念。しかし、大勢いる中で拾うことができたので運が良かったのかな?(二つとも拾ったのは妻ですが・・・)

福田海岸初日の出

朝日に元気をもらい、また、楽しいイベントに参加でき、気持ちの良い一年の始まりとなりました。昭和・平成と続いてきたこのイベントは大勢の方が楽しみにしていますので、海岸通り発展会の皆さんは大変ですが、是非、新しい年号になっても続けていただければと思います。
ちなみにお年玉付き年賀はがき「二等」が当たりました。これは良い年になるかも♪


編集後記

いつか、だよりの編集でも使っているパソコンも『昔の道具』に・・・と思うと、だより自体も『古記録』になる日が?「訪問歴史教室 民具編」に色々考えさせられました。

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