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 桶 ケ 谷 沼 レ ポ ー ト リ ン ク 事 業 概 要

  竹笛工作教室報告
 

 

 5月21日(日)。参加者7名。講師は高林行善さん。竹笛を作るには竹の採集、処理、加工、彫、仕上げといくつも工程があり、完成まで数か月を要します。当日は時間の都合上、完成まであと1歩の竹笛を用意していただき、午前中に完成させて午後は演奏の練習をしました。予想はしていましたが、最初はなかなかいい音が出ません。また、初めて見る笛用の楽譜と運指表に苦戦しながらも、数時間後にはなんとか数曲を吹けるようになりました。講師だけでなく参加者も熱心な方が多く、質疑応答では専門的なやりとりもあり勉強になる工作教室でした。

講師の紹介

講師の高林行善さん。本職は庭師だそうですが、20年前から始めた笛は、あちこちのイベントから演奏の依頼がくる腕前です。また、演奏だけでなく製作もされています。年間200本ちかく作る竹笛は、毎年、地元の小学校にも寄贈されているそうです。

製作説明@

竹の採取に適した時期、採取後の竹を真っ直ぐにする処理の仕方、太さによる用途と選別について、穴の開け方など当日用意された段階までの工程が丁寧に説明され、参加者からはその都度質問が挙がっていました。

製作説明A

続いて、当日の作業についての注意点が説明されました。テンプレートで印をつけてある吹き口と指穴を小刀で削っていくのですが、削る方向が悪いと割れてしまいます。削る方向や、小刀の持ち方、竹を 押さえる台の使い方などを教えていただきました。

 

笛の製作

木の台に笛を固定して穴の形どおりに削っていきます。断面が垂直になるのがポイントで、穴を開け終わったら紙ヤスリをかけてなめらかにします。吹き口側に和紙をつめ、焼いたコテで松ヤニと蜜蠟を合わせたものを溶かして蓋をし、作業を終了しました。

笛の練習

最初に笛の持ち方と吹き方の説明がありました。なんとか音が出るようになると、笛用の楽譜と、それに対応する運指表を見ながら1曲ずつ練習していきました。数時間後には、音階の少ない曲なら指使いを間違えることなく吹けるようなりました。

 

講師の演奏

最後に高林さんに1曲演奏していただきました。竹笛は音を舌(タンギング)ではなく指の動きで区切っていくので、音のつなぎがなめらかです。また「音にゆれがあるので幅も出る」という日本の音の特徴がよくわかる趣のある演奏でした。

歌舞伎用の笛

高林さんは、歌舞伎の音響効果で使用するような笛も作成を頼まれることがあり、試行錯誤しながら作っているそうです。ウグイス、メジロなどいくつか披露してくれました。笛の作りはシンプルですが、出てくる音は本物そっくりでした。

 

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