平成29年度 学校経営方針
                               
                校長 青島 彰 

 1 経営の基調

    創立100年が経過し、次の100年を標榜するとき、改めて教育基本法第1条「教  育の目的」を踏まえ、私たちは本校の教育活動の一つ一つを、人格の完成を目指して  いるか、平和で民主的な国家及び社会の形成者を育てているか、心身共に健康な国民  の育成を期しているかの視点に立って進める。その上で、人間尊重の教育を基盤に、  児童に「人間らしい心」と、「人間らしく生きるための基礎・基本」を身につけさせ  ることを経営の基調とする。     

2 児童・家庭・地域の実態 

  本校学区は、旧竜洋町掛塚にあたり、掛塚地区や国道150号線沿いには、住宅や 商店が密集している。その他の地域では、住宅とともに田畑が多く見られる。南部に 広がる平地部には中小工場も増えてきた。また、旧竜洋町の頃より青少年の教育には 大きな力を注いでいる地域である。その中でも、ここ掛塚地区は、祭りを中心に結束 力を強めるとともに、保護者も含めた地域住民の多くが、学校教育に大きな期待と関 心を寄せ、子どもたちの健全な育成に協力を惜しまない地域である。

  そのような中で育つ児童は、大変素直できまりや言われたことは誠実に守ろうとする が、正しく判断し実践する態度、新しいことや苦手なことに進んで挑戦する気持ち、 ともに学びともに伸びようとする気持ちにやや欠ける面がある。

  また、近年多く見られるようになった家庭環境の問題が、子どもの学校生活にも少な からず影響を及ぼしていると思われる。

 3 基本方針と学校教育目標

   子どもたちが好ましい成長をし、よりよい社会を築き、生まれ育ったこの地を愛  し続けていこうとする気持ちをもつことは、重要なことと捉える。そのために、ひ  と・もの・こととのかかわりを深めながら、正しい事を進んでやり遂げようとする  心や確かな学力を身につけること。さらに、生きていく上での基盤となる体力の向  上を図ることは、学校教育の果たす使命(知徳体のバランスの取れた子どもの育成  )である。
    また、子どもたちが少しでも自己肯定感・自己有用感をもち、前向きな生活を送る   ためには、様々な集団の中で、存在感や所属感を味わうことが大切であると考え   る。
   そこで、一人一人の子どもが輝きを放ち、生き生きと活動する学校を目指し、平成    29年度の学校教育目標を

       「 えがお かがやく にしの子 」 
    と定める。

 4 重点目標(目指す子どもの姿)

   学校教育目標を長期的な目標として捉え、本校児童を「こんな子どもたちに」と  願う姿を重点目標として以下のような短期的な目標としておさえる。

    ○ しっかり勉強(知)

       集中して勉強に取り組み、共に学ぶ子

   ○ ちゃんと行動(徳) 

        正しい判断と行動ができる気が利く子

    ○ すすんで運動(体)

        運動の楽しさを知り、進んで体を鍛える子

 5 重点化する教育活動

   目指す子どもの姿を具現化するために、来年度、特に重点的に重視する教育活動。

   知・・・

   徳・・・

   体・・・

  各部とも1〜2項目。数値目標も含む。(無理して数値化する必要はない)

6 重点目標を達成するために教師は

  小学校では、教科・領域の指導を始め、あらゆる学校生活における指導の基盤とな るのは、学級づくりであると考える。常にあたたかい雰囲気が醸し出され、それでい て規律ある学級。そのために欠かせないことが、「深い子ども理解」であろう。学級担 任だけではない。全ての教職員が緊張感と覚悟をもって徹底した子ども理解に努めた い。その上で、以下の力をつけることを望む。

  ○ 授業力を高める

 ・   分かりやすい授業、教師と子どもの一生懸命が見える授業、「押さえる」「仕掛ける」「確かめる」の流れを大切にした力がつく授業を展開する。

 ・ 学習の構えの徹底を図る。(聞く、話す、返事、忘れ物)

 ・ 子どもの学習状況を的確に把握し、つけたい力を明確にすることによって学力の向上を図る。

  ○ 生徒指導力を高める

 ・ 常識的な人権感覚をもつ。

 ・ 子どもの心をつかみ、理解を深める。(言葉から、行動から、表情から)

 ・ 毅然とした姿勢で臨む。(いいことはいい、悪いことは悪い)

  ○ 企画力(マネジメント力)を高める

 ・ 組織を生かす、動かす。(PDCAサイクルの活用と気遣い)

 ・ 目標からずれない。そして、一味違う。

 ・ 危機管理を怠らない。(高を括らない)

  ○ 心を組み、組織力を高める。

 ・ 自分の守備範囲には、責任をもつ。それをみんなでフォロー。

 ・ 常に組織で動き(報告・連絡・相談)、勢いのある教職員集団。

    不祥事を起こさない決意。(3ゼロ+2)

7 安全を保障する学校

   ○ PTA・地域防犯ボランティア等との連携を深め、登下校の安全を確保する。

  ○ 実際に即した防災・防犯訓練の実施等、防災教育の充実を図る。

  ○ 子どもも保護者も相談しやすい雰囲気と体制づくりに努める。

8 家庭・地域との結びつき

   子どもと教師がいる学校を支えるのは保護者や地域である。良好な結びつきをする  ために欠かせない要素は、「信頼関係」である。

 ○ 「受容」に徹する相談活動。

 ○ 適切な情報発信。(時と伝え方を違えない)

 ○ 微笑んで読めるたより等の発行。

  ○ 地域や保護者の率直な声をつかむ学校評価。

 ○ 学校も地域を支える。

 9 学校経営目標

   以上、述べたことを総括的に捉え、学校経営目標を以下のように定める。

   「教職員が育ち共に心と手を組み、深い子ども理解によって輝く子どもを育て  る学校づくり」

      知徳体のバランスの取れた人格形成を目指す教育活動を展開する。

   ・ 子ども理解を深めることを基盤に、授業力・生徒指導力を高める。

   ・ 組織人であることを自覚し、常にPDCA、報連相を意識した取り組みを     行う。
   ・ 家庭・地域との信頼関係を深め、安心・安全な学校づくりを行う。