悉平太郎伝説の紹介

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ページ番号 1002311  更新日 2018年8月27日

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磐田市イメージキャラクター「しっぺい」のモチーフになった悉平太郎(しっぺいたろう)の伝説を紹介します。

悉平太郎伝説

その昔、毎年、家の棟に白羽の矢が立った家の娘は、8月10日の見付天神の祭りに人身御供(生きたまま神に供えること)として捧げられるしきたりがありました。村人たちは、祭りのたびに泣いて悲しみました。

ある年、見付を訪れた旅の僧侶がこの話を聞き、このしきたりを無くせないものかと思案しました。そして、これが怪物の仕業であることを突き止め、怪物たちが「信濃の国の悉平太郎に知らせるな。」とささやくのを聞きました。僧侶は、悉平太郎を探すため信濃の国(現在の長野県)へ向かいます。そこで、悉平太郎が光前寺(長野県駒ヶ根市)で飼われている犬だということが分かり、この犬を借りてきました。

写真1
見付天神の悉平太郎像

次の年の8月、祭りの日に人身御供の身代わりに悉平太郎を柩に入れて、見付天神に供えました。そして、怪物が柩を開けた瞬間、悉平太郎は怪物に襲い掛かり、長い格闘の末、怪物を退治しました。その怪物は大きな年老いたヒヒでした。その後、人身御供のしきたりは無くなったということです。
この闘いで傷ついた悉平太郎は、光前寺までたどり着き息絶えたとも、帰る途中で亡くなったとも言われます。

磐田市と駒ヶ根市は、この悉平太郎伝説が縁となり、友好都市となっています。駒ヶ根市では、悉平太郎は早太郎と呼ばれていて、光前寺には早太郎のお墓があります。

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