身近に潜む出火原因
トラッキング現象
水分や埃などが溜まったまま長期間、放置しているとグラファイト化(炭化)し異極間に電気の通り道ができてしまい火災となります。
対処法:コンセントとコンセントプラグ間に埃がたまらないように、こまめに点検、清掃をしましょう。
束ね配線
電化製品のコードなどを束ねて使用していると、放熱がうまくいかずに配線に熱が溜まり配線の被覆を溶かし、異極間同士が短絡して火災となります。
対処法:配線は束ねずに使用しましょう。
タコ足配線
タコ足配線をするとテーブルタップの定格容量以上の負荷がかかります。そのため過負荷により出火し、火災となります。
対処法:タコ足配線はせずに使わない時はコンセントからプラグを抜きましょう。
配線の半断線
配線を踏んだり折り曲げている時間が長いと配線の中で素線が何割か断線します。断線した部分には熱が発生、配線被覆を溶かし異極間同士が短絡して火災となります。
対処法:配線をステップル止めする時は強く止め過ぎない。配線を家具などで踏まない。折り曲げない。
生活習慣の中で気を付けたい火災事例
ストーブの熱で洗濯物を乾かそうと、周辺で干していると落下して火災の危険があります。
隙間風などでカーテンなどがストーブに接触してしまい火災になることがあります。
ストーブなどの暖房器具の近くにスプレー缶類があると缶が膨張して破裂したり出火などの危険があります。
コタツの中で洗濯物を乾かそうと、中に洗濯物を押し込むとヒーター部分に接触して火災の危険があります。
冬場に寒いからと言って暖房器具を入れたまま就寝すると布団などに接触してしまい火災になる危険があります。
危険物取扱い時の火災事例
自動車からガソリンを抜くことは、静電気による引火の危険性があります。
石油ストーブを消火しないまま給油することは、濡れた灯油が石油ストーブの火に引火し火災となります。
オイルライターの燃料を補給する際にあふれた燃料がこぼれ、しっかり拭き取らずにライターを使用したところ、こぼれたオイルに引火し火災となった。
バーベキューコンロの炭火に着火剤を注ぎ足したところ、急激に燃え上がり、着火剤の一部が火の付いた状態で飛び散り、衣類に着火し、やけどをした。
ガソリンを灯油用ポリ容器に詰めてワゴン車の荷台に置いて走行中、運転手がタバコに火を付けて灰皿に置いたところ、容器の口から濡れたガソリンの蒸気に引火して火災となった。
セルフスタンドで、従業員が制止したにもかかわらず、顧客がトランクに積載した金属製携行缶に給油していたところ、静電気火花が発生し、ガソリンの蒸気に引火した。
下記のリンクにて様々な火災事例の動画がご覧になれます。
火災の事例動画提供は「独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)」です。動画はNITEホームページ内にてご覧いただけます。
情報発信元
消防本部 予防課
〒437-1292
静岡県磐田市福田400 福田支所3階
受付時間:午前8時30分~午後5時15分
電話:0538-59-1718
ファクス:0538-59-1766
消防本部 予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。