教育長就任のあいさつ

人間の可能性と「育つ力」を信じて

　令和4年8月1日付けで、教育長を拝命しました山本敏治でございます。

　「たくましい磐田人」の育成、磐田市の教育の充実・発展を図ることが大きな使命であり、その職責の重さに改めて身の引き締まる思いでございます。

　私は、教育で大切なことは、人間の可能性、「育つ力」を信じることだと考えています。そのうえで、一人一人の違いを認め、多様性を尊重し合う。そして、人と人とのつながりの中で安心して自分の考えを言い、対話や話合いを深める。また、様々なことに挑戦し、失敗や試行錯誤から学ぶなど、人や社会の中での主体的な働きかけが、より学びを深めていくものと考えています。

　今は、変化が激しく先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代といわれています。教育には、このような時代の中を「しなやかにたくましく生き抜いていく」ことができる「人づくり」が求められています。これまで磐田市が取り組んできた「一人一人を大切にした教育」や「人と人とのつながり」など、健やかに安心して学ぶことのできる環境づくりを通して、その具現を図っていきたいと考えています。

　次代を担う子どもたちをはじめ、市民一人一人の豊かな心や夢を育むため、自分自身の学校現場での経験を活かしつつ、関係者の皆様と連携を図りながら、誠心誠意、全力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。