教育長の言葉と令和5年度の主な教育施策等の紹介

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ページ番号 1009440  更新日 2023年8月16日

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心理的安全性

写真1
教育長 山本敏治

 今の時代は、VUCA(ブーカ)の時代とも称されるような、先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代となっています。教育には、このような時代の中を「しなやかにたくましく生き抜いていく」ことのできる「人づくり」が求められています。 

 今まで磐田市では「一人一人を大切にした教育」と全国にも誇ることのできる「地域の力」を基盤とし、「人づくり」を進めてきました。その中で、人と人との「つながり」や「かかわり」の深まりを通して、健やかに安心して学ぶことのできる環境づくりを目指してきました。試行導入から12年目を迎える小中一貫教育や完全実施9年目となるコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、その象徴であると考えています。

 人と人との「つながり」や「かかわり」を深め、安心して学ぶことのできる環境づくりの中で、私が大切であると感じていることは、一人一人が不安を感じることなく、安心して発言や行動をすることができるという「心理的安全性」です。この「心理的安全性」を感じながら、一人一人の違いを認め、多様性を尊重し合う。そして、人と人とのつながりの中で、安心して自分の考えを言い、対話や話し合いを深める。また、さまざまなことに挑戦し、失敗や試行錯誤から学ぶなど、人や社会の中での主体的な働きかけがより学びを深めていくものと考えています。この「心理的安全性」の文化の醸成を期待しています。

これまでしてきたこと、していること、これからのこと(令和5年4月現在)

⒈ これまでに進めてきた主な事業

(1)教育施策と学校教育

  1. 小中学校への「ふるさと先生」の配置~市費負担教員による35人学級の実現~(H19~H29)
  2. 「ふるさと礎プラン」~校長経験者4人による若手教員へのサポート体制の構築~(H19~)
  3. 学校(福田中・豊浜小・竜洋東小)校舎屋上への津波避難階段の設置(H24)
  4. 小中一貫教育を全10学府(中学校区)で実施(H24~段階的に、H28~全学府で実施)
  5. 校務支援システム(H24指導要録・通信票・出席簿等、H30超過在校時間の管理)を導入
  6. 小1~中3までの「英語」モデルカリキュラム作成(H25)
  7. 全小中学校の校舎耐震化(H26)
  8. 全小中学校にコミュニティ・スクール導入(H27~)
  9. 食物アレルギー対応の充実(H24~段階的に実施)
  10. LD(学習障害)等通級指導教室の中学校への拡充(H30~)
  11. 学校体育館照明LED化、トイレ暖房便座化、普通教室エアコン設置(H30~R1)
  12. 磐田なかよしこども園の開設(H30)
  13. 大型モニター・書画カメラを小・中学校全学級へ導入(H29~R2)
  14. 学校給食の地産地消
  15. ながふじ学府小中一体校開校(R3)
  16. 岩田こども園の民営化(R3)
  17. GIGAスクール構想下における1人1台端末の整備(R3)
  18. 放課後児童クラブの拡充(R午前5時51分クラブ)

(2)図書館と文化財

  1. ブックスタート事業・茶の間ひととき読書運動
  2. デジタルデータベース閲覧サービス提供
  3. 電子図書館による貸出サービス開始(H29~)
  4. 学校と連携した「ながふじ図書館」の運営(R3~)
  5. 図書館公式インスタグラム、LINEアカウントの開設
  6. セルフ貸出機、ICタグ関連機器の導入(R4)
  7. 訪問歴史教室や施設見学・講座の開催
  8. 指定文化財保存事業(調査及び指定、民俗文化財の映像化)
  9. 文化財保存活用地域計画の作成(R1~R3)

(3)生涯学習活動

  1. 家庭教育出前講演会の開催
  2. 中学生及び青年リーダー育成講座の実施
  3. 成人式「二十歳の集い」の開催(R4)
  4. 趣味やビジネスでつながる「30s祭」(さんじゅっさい)の開催
  5. 学習交流センターの開放
  6. 磐田市民文化会館「かたりあ」のオープン(R4)
  7. 文化芸術の子ども向け公演
  8. ジュビロ磐田ホームゲーム小学生一斉観戦(H23~)
  9. 人権教育の推進に関する講演会・講座の開催

2.現在進めている主な事業

  1. 学府の特色を生かした小中一貫教育の充実
  2. 地域とともにある学校づくり(コミュニティ・スクールの推進)
  3. GIGAスクール構想(1人1台端末)による個別最適・協働的な学びの充実
  4. 「ふるさと先生」の配置(小中一貫教育の推進と生徒指導の充実)及びふるさと礎プランの実施(若手教員へのサポート体制)
  5. 英語を使ったコミュニケーション能力の育成(S.P.E.A.Kプロジェクト、e-S.P.E.A.Kプロジェクト、「英語」モデルカリキュラムとモジュール学習)
  6. 子どもへのきめ細かな支援(教育支援員・介助員の配置、外国人児童生徒支援の拡充、心の教室相談員の配置、磐田市教育支援センター(あすなろ)の設置、スクールソーシャルワーカーの配置)
  7. 子どもの自由な学びを応援する事業(本物の「人」「もの」「こと」に触れる機会の創出)
  8. そろばん学習・道徳・食育学習・プログラミング教育・国際理解教育
  9. 向陽学府小中一体校整備の推進
  10. 小中学校の施設整備(屋上防水改修・トイレ改修・エアコン設置)
  11. 放課後児童クラブの待機児童解消に向けた取組み
  12. 給食材料への地産地消の拡大
  13. 調理場設備の充実
  14. 図書館におけるDXの推進
  15. 電子書籍サービスの充実
  16. 読み聞かせ等ボランティア、視覚しょう害者サービス協力員の育成
  17. 遠江国分寺跡(国の特別史跡)の整備
  18. 旧見付学校附磐田文庫(国の史跡)保存活用計画の作成
  19. 開発行為に伴う遺跡の発掘調査及び整理作業
  20. 歴史文書館企画展、古文書ボランティアの古文書解読作業

3.これからの課題

  1. 学府一体校の推進
  2. 幼児教育と学校教育の一層の理解に基づいた円滑な接続の推進
  3. 図書館資料の充実と中高生・高齢者の利用の促進
  4. 文化財関連施設・史跡等の適切な維持管理と利活用の推進
  5. 学校給食施設のあり方の検討
  6. いじめや不登校などへの「学校風土調査」等を利用した対応
  7. 子どものニーズに応じた休日の部活動の地域移行の検討
  8. 特別支援学校を核とした特別支援教育のあり方の検討

 ⇒ 生きる力を育み、「しなやかでたくましい磐田人」を育てます

情報発信元

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