熱中症とは

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ページ番号 1001878  更新日 2024年7月4日

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予防対策や注意点についてお知らせします。体調変化に気をつけ、熱中症を防ぎましょう。

熱中症とは

イラスト:太陽に照らされ汗だくな子ども

熱中症は、屋内・屋外問わず高温多湿な環境下において、体内の水分と塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることで発症します。

  • 予防法を知っていれば防ぐことができます。
  • 重症の場合、死に至る可能性があります。
  • 応急処置を知っていれば、重症化を回避し後遺症を軽減できます。

熱中症の症状別対応

軽症

症状
  • 意識ははっきりしている
  • 手足がしびれる
  • めまい、立ちくらみ
  • こむら返り(痛い)
対応
  • 涼しい場所で服をゆるめ体を冷やす(首、わきの下、太もものつけ根)
  • 水分、塩分補給
改善しなければ病院へ

中等症

症状
  • 吐き気、嘔吐
  • 頭痛
  • だるい
  • 下痢
  • 意識がなんとなくおかしい
対応
すみやかに医療機関を受診
到着までの間体を冷やす

重症

症状
  • 意識がない
  • 返事がおかしい
  • けいれん
  • まっすぐ歩けない
  • 体が熱い
最悪の場合早期に死亡する
対応
ためらわず救急車を呼ぶ

予防対策

1 暑さを避ける

扇風機やエアコンで温度をこまめに調節、遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用、日傘や帽子を着用、日陰の利用とこまめな休憩、吸湿性・速乾性・通気性のよい衣服を着用、保冷剤・氷・冷たいタオルなどでからだを冷やす

(厚生労働省 熱中症予防リーフレットより)

2 こまめに水分補給する

のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をしましょう。1日あたり1.2リットルを目安に。

(環境省 熱中症対策リーフレットより)

高齢者の注意点は?

高齢者が熱中症にかかりやすい理由

  • 若者に比べ体内の水分量が減少しているため、脱水症状になりやすく、加齢により暑さやのどの渇きを感じにくくなります。
  • 暑くなると、皮膚への血流量が増加するため、心臓にもどってくる血液量が減少するのを補うため、心拍数が増加し循環器系への負担が大きくなります。

対策

  • のどがかわかなくてもこまめに水分補給をしましょう。水分の多い夏野菜や果物、みそ汁やゼリーなどの食事からも水分補給ができます。
  • 3食バランスの良い食事をとることが大切です。食事から塩分補給ができます。
  • 室内や夜間でも多く発生しているため、「室温28℃」を目安に、適切にエアコンを使いましょう。外気温や西日が入るなど状況により室温が上昇する場合は、適切な設定温度に下げましょう。
  • 周りの方は、水分をとっているか、エアコンの温度調節ができているかサポートしましょう。

乳幼児・小児の注意点は?

乳幼児・小児が熱中症にかかりやすい理由

  • 体温調節機能が十分に発達していないため、注意が必要です。
  • 地面に近いほど気温が高くなるため、大人以上に暑い環境におかれています。

対策

  • 子どもを十分に観察し、顔が赤い・ひどく汗をかいている場合は涼しい環境下で十分休息させましょう。
  • 水分と塩分をこまめにとらせましょう。
  • たとえ短い時間であっても、急激に温度が上昇する車内に子どもを取り残してはいけません。
  • ベビーカーに乗せたまま、長時間屋外で過ごすことは控えましょう。

今日の熱中症危険度は?

暑さ指数(WBGT値 日常生活に関する指針)
31以上 危険 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
28~31未満 厳重警戒 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
25~28未満 警戒 運動や激しい作業をする際は、定期的に充分に休息を取り入れる。
25未満 注意 一般に危険性は少ないが、激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

参考資料:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」Ver.4 2022年

本日の暑さ指数や、運動に関する指針、作業者に関する指針は、下記のページを参照してください。

熱中症予防のための情報・資料サイト

熱中症予防リーフレット

令和4年 熱中症の疑いによる救急搬送状況(磐田市)

5月から10月に60名の方が熱中症の疑いで救急搬送されました。

熱中症月別、年齢別、発生場所別状況グラフ

半数以上が65歳以上の方、発生場所は住宅が約4割となっています。 

  • 梅雨の晴れ間や、梅雨明け後の6月から徐々に増加し、7月、8月に急増しています。
  • 近年、家庭で発生する熱中症が増えています。高齢者の冷房使用時間が短く、設定温度が高いことも一因です。
  • からだが暑さに慣れていないとリスクが高まるため、日頃から30分程度のウォーキングなどで汗をかく習慣をつけましょう。

情報発信元

健康福祉部 健康増進課 健康支援グループ
〒438-0077
静岡県磐田市国府台57-7 iプラザ(総合健康福祉会館)3階
受付時間:午前8時30分~午後5時15分
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