定例教育委員会 平成25年3月21日

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ページ番号 1000731  更新日 2018年8月30日

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日時
平成25年3月21日(木曜) 午後5時30分から午後8時30分
場所
磐田市役所西庁舎 3階 特別会議室
出席委員
青島委員長 田中委員 江間委員 杉本委員 飯田教育長
出席職員
事務局長 教育総務課長 学校給食管理室長 学校教育課長 中央図書館長
文化財課長 学童保育等担当参事 こども課長 市民活動推進課長
傍聴人
0人

教育委員会が決定したもの(議決事項)

1 磐田市学校運営協議会規則の制定について

(学校教育課長)
磐田市学校運営協議会規則の制定について、ご審議をお願いします。
この規則は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5の規定に基づき設置する学校運営協議会に関し、必要な事項を定めるものとする。
これにつきまして、前回も審議していただきましたが下記の内容が追加されていますので、よろしくお願いします。
第3条の4で、指定学校には、磐田市立小・中学校管理規則第35条の規定に基づく学校協議会を置かないものとする。従いまして、平成17年度から続けられている学校協議会ですが、学校運営協議会の指定校にはこの学校協議会は置かないという規定をここに入れさせていただきました。
第4条の4項には、「委員は、地方公務員法第3条第3項に規定する非常勤の特別職職員の身分を有する。」という内容の文面がありました。これにつきましては市の例規審査会の折に、この身分の方がいた場合には報酬を支払うということになっていますが、この規定においては報酬を支払わないということでありますので、ここの4項については削除した方が良いとご指導をいただきまして、削除いたしました。文部科学省、県にも問い合わせをしたところこの身分に関しては、上位法の中で保障されるものであるので、削除しても良いであろうという判断をいただいております。
第9条につきましては、人事に関しての内容が含まれておりました。前回審議をしていただいた中で、2項、3項等必要のない内容も含まれているとご指摘をいただきまして、資料のようにまとめました。
「協議会は、当該指定学校の運営全般について、教育委員会又は校長に対して、意見を述べることができる。」、2項の「協議会は、前項の規定により教育委員会に対して意見を述べるときは、あらかじめ校長の意見を聴取するものとする。」これも削除して良いのではとのご指摘がありましたが、この項目については、そのまま置いても良いという意見も総じていただきましたので、このような形でまとめさせていただきました。
13条につきましては、公開に係る内容が規定されていました。まわりくどい説明があったのですが、初めにお示ししたのは「協議会の会議は次にかかる場合を除き、公開する。(1)当該指定学校の職員の採用、その他の任用に関する事項について審議する場合」等とありましたが、次のようにまとめました。
第13条、会議は、公開を原則とする。ただし、磐田市情報公開条例第9条各号に定める公開しないことができる情報を扱う会議は、その全部又は一部を非公開とすることができる。2項、会議を傍聴しようとする者は、あらかじめ、会長に申し出なければならない。3項、傍聴人は、会議の進行を妨げる行為をしてはならない。特に13条の内容で会議は公開を原則することでまとめさせていただきました。
これを制定することによって、磐田市の学校運営協議会規則を制定し、各コミュニティースクールとしての活動を行っていきたいと考えております。

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

2 磐田市学校運営協議会設置校の指定について

(学校教育課長)
学校運営協議会設置校の指定について、学校運営協議会規則で定めるところにより、以下の学校を平成25年度学校運営協議会設置校として指定する。
磐田市立磐田第一中学校、磐田市立磐田西小学校、磐田市立豊岡中学校、磐田市立豊岡南小学校の4校です。全ての小中一貫教育の試行が終ったところの全小中学校ということで前回提案させていただきましたが、実際に人的配置、又は、物的配置を考える中でこの4校の指定が適切であると判断を致しましたので、指定をしていきたいと考えております。

質疑・意見

Q 磐田中部小学校の指定がないのは、なぜですか。
A 一度指定を受けて活動をしたことがあるので、指定をする必要がないということです。
Q 以前に指定されたので、今回は外すということですか。
A 新しいところを開拓していくという趣旨です。
Q 指定期間がありますか。
A 指定期間は、基本的には1年間です。
Q それを延長することはできますか。
A できます。2年間に延長することができます。
Q 続けてなら延長できて、一旦終わりになったら再指定することはできないですか。
A 再度、物的・人的配置等を考えて新たに学校運営協議会の活動をすることは実際にはできないです。文科省も磐田市のように学校運営協議会を生み出していくことが、本来の目的です。
Q また1年経てば、学校協議会に戻ることになりますか。
A 今の計画でいくと基本的にはそういう形になっていきます。
Q 予算措置はどうなっていますか。
A 推進していくために県教育委員会で、物的、人的の援助があります。
A 人的支援は、事務員を1名配置してくれる。それと同時に磐田市に約100万円の費用が与えられます。

審議の結果、本議案は承認されました。

3 平成25年4月1日付け人事異動(教育委員会関係)について

(教育総務課長)
議案16号は4月1日付人事異動のうち、教育委員会関係について報告をし、承認を求めるものですが、まず教育総務課関係では、高梨学童保育等担当参事が健康増進課長に、西山施設管理係長が都市計画課の土地政策係長に、児童・総務係の佐口幼稚園教諭が竜洋北保育園に、施設管理係の中西主事が市税課へそれぞれ転出いたします。
新たに転入してまいりますのは、施設管理係長として道路河川課の栗田主任が昇格して転入をいたします。児童・総務係へは健康増進課の山田副主任が、施設管理係へは市民課市民相談センターの鈴木副主任が転入をします。
小中学校の調理士と用務員の関係では、3名の調理士の方々1名の用務員の方が退職をされます。異動されるのは調理士の方が5名、用務員の方が1名です。尚、24年度末で4名の方が退職をされますが、正規職員の採用は行わず調理士3名、用務員1名につきましては、嘱託、又は、臨時職員を任用していくものです。
次に、中央図書館の関係ですが、金原参与兼中央図書館長、清水主査の2名が退職されます。中央図書館長には、スポーツ振興室の伊藤参事兼室長が着任をいたします。
次に、文化財課関係ですが、調査係の室内副主任が主任に昇格をいたします。他課への異動関係では、調査係の鶴田副主任が豊岡支所市民生活課へ、管理係の柳川主事が国保年金課へ転出をいたします。転入の方については、議会事務局の高畑副主任と自治防災課の土井副主任の2名が着任いたします。

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

4 磐田市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する規則の制定について

(教育総務課長)
磐田市教育委員会事務局処務規則の一部改正をお願いするものです。今回の改正は2点です。
1点目は、新旧対照表をご覧ください。公共施設の見直しの中で、文化財課所管施設「磐田市豊岡郷土館」を廃止するため、処務規則第3条において「磐田市豊岡郷土館」を削り、所管施設一覧から削除するものです。
2点目は、新旧対照表をご覧ください。処務規則第9条の改正です。第9条は教育委員会各課の分掌事務を規定したものですが、第9条中、文化財課各係の分掌事務のうち、「地域史編さん委員会に関すること」及び「地域史編さんに関すること」は、歴史文書館に関する業務として管理係に集約するため、調査係から管理係に移すものです。
施行日は、平成25年4月1日です。

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

5 磐田市教育委員会職員のうち特殊な勤務に従事するものの勤務時間等の特例に関する規則の一部を改正する規則の制定について

(教育総務課長)
磐田市教育委員会職員のうち特殊な勤務に従事するものの勤務時間等の特例に関する規則の一部改正をお願いするもので、これは、教育委員会職員の勤務時間・週休日等を定めた第3条別表の改正です。
新旧対照表をご覧ください。この別表では、小中学校に勤務する市費職員、学校給食センターに勤務する職員、中央図書館に勤務する職員、福田・竜洋・豊田・豊岡の各図書館に勤務する職員、旧見付学校及び旧赤松家記念館に勤務する職員の勤務期間・週休日等を定めています。これらは、通常の勤務時間、土日休みによりがたいため、特別な定めをしているものです。
このうち、中央図書館の運営にあたり、週休日は休館日の月曜日と土曜日・日曜日・火曜日のうちから4週間に4日と定められていますが、運営上支障が生ずるため改正するもので、週休日は「月曜日及び4週間について中央図書館長が定める4日」に改めるものです。
これによります効果としては、週休日の2班体制を3班体制として市民サービスの向上を図ることができます。これについては、既に試行により運営の検証を行った結果であります。
尚、中央図書館以外の4館については、既にこの改正後の週休日の規定となっています。
施行日は、平成25年4月1日です。

質疑・意見

Q 改正されると、土・日勤務もあり得るのですか。
A 以前は、月に2回の土・日曜日休みがありましたが、土・日曜日にお客様が多いので、2班体制だとお客様の対応が上手くできないことがあります。月に一度は土・日曜日に休みが取れる形にし、後はどうしても休みが必要な場合は、年休で対応することを考えています。

審議の結果、議案のとおり承認された。

6 磐田市立小中学校通学区域規則の一部を改正する規則の制定について

(学校教育課長)
通学区域規則の一部を次のように改正するということです。
別表第3の1特別支援学級の表中、特別支援学級は自閉症・情緒障害の学級であります。
磐田中部小学校と磐田西小学校の通学区を持った特別支援学級へ通学していた児童が、磐田西小学校に人数的確保ができたので、自閉症・情緒の学級ができて、通学することが可能になりました。
新旧対照表をご覧ください。先ほど説明した内容で、磐田西小学校が磐田中部小学校と一緒になっていましたが、磐田西小学校が分かれることになりました。磐田西小学校が、自閉症・情緒の学級を単独で持つことになります。
中学校におきまして、城山中学校では自閉症・情緒の学級が城山中学校、向陽中学校、豊岡中学校の通学区を持つ生徒が通学をしていたのですが、豊岡中学校で人数の確保ができましたので、新たに豊岡中学校単独で改正案として出させていただきました。

質疑・意見

なし

審議の結果、議案のとおり承認された。

7 学校(園)医・薬剤師の委嘱について

(学校教育課長)
学校医・薬剤師の委嘱についてです。
大藤小学校・大藤幼稚園ですが、山下冬樹先生が一身上の都合により辞退したため、内山先生にお願いするものです。大久保に開業されて近くの方ということです。
豊田南小学校・豊田南幼稚園ですが、今まで見付にお住まいの牧野先生にお願いしていましたが、この度、立野に開業しました「とよだ青葉クリニック」の鈴木誠司先生にお願いするものです。医師会から報告をいただきました。
薬剤師におきましては、豊岡南小学校・豊岡南幼稚園ですが、水野先生にお願いしていたのですが、かなりご高齢ということで「磐田センター薬局」の中村センター長に交代されます。
向笠小学校・向笠幼稚園につきましては、沢田紀子先生が「磐田センター薬局」を退職されまして、同じ「磐田センター薬局」の鈴木麻理子先生に交代されます。
薬剤師会からご推選をいただきまして、このように提出させていただきました。

質疑・意見

なし

審議の結果、議案のとおり承認されました。

8 磐田市立小・中学校処務規程の一部改正について

(学校教育課長)
前回第1条、第2条の一部を改正したところですが、様式第38号の改正規定を削って様式第38号を次のように定めるということです。手続き的にたいへん複雑になっておりますが、様式第38号の表をご覧ください。
前回は特別休暇の看護休暇の欄に線を引いた改正(案)を提出しました。その後、もう一箇所変更する必要性が出てきまして、それは特別休暇の要件になります。
19の骨髄は入っていましたが、「又は末梢血幹細胞提供者の検査及び入院」、その場合についても特別休暇を受けることができるということで、そこの19番の内容に付け足していただきたいと思います。

質疑・意見

なし

審議の結果、議案のとおり承認されました。

9 磐田市立公民館長の委嘱について

(市民活動推進課長)
平成25年度の磐田市立公民館長の委嘱ですが、南御厨公民館のみ地区候補者の推選が提出されていませんでしたが、この度提出されまして鈴木孝宏さんを公民館長として委嘱したいと思います。
鈴木孝宏さんは、現在、南御厨公民館運営協議会の会長をされている方でありますので、公民館活動に関する知識、実績も十分にある方だと思っております。

質疑・意見

なし

審議の結果、議案のとおり承認されました。

各課から報告したもの(報告事項)

1 市民活動推進課

磐田市生涯学習推進協議会要綱の廃止について

(学校教育課長)
磐田市生涯学習推進協議会要綱の廃止についてですが、生涯学習推進協議会は生涯学習推進大綱の中で位置づけられた組織であり、生涯学習振興計画の進行管理を行う組織として制定されました。平成19年度に策定された生涯学習推進大綱及び、振興計画につきましては、平成23年度をもって振興計画は5年間の計画期間が終了したため、廃止となりました。
大綱についても、簡素化し、より分かりやすいものにするというあり方が示されまして、これを受けて改定作業を行い、去る2月20日の生涯学習推進本部におきまして大綱を基本方針に改めました。
このような状況におきまして、生涯学習推進協議会を廃止することになりましたので、要綱を廃止するものです。

質疑・意見

なし

2 こども課

磐田市嘱託職員の勤務条件等に関する要綱の一部改正について

(こども課長)
磐田市告示として要綱の改正をいたしましたので、報告いたします。その中で、教育委員会の補助執行である幼稚園部分がありますので、報告するものです。
第13条の2項の条文で、第12条を前条に改めます。これは法令のルールに沿った言い回しに変えるものです。
次に、第15条の給料のところですが、「保育士又は」とありますが、ここに「園長と教育業務の経験」という文言を新設させていただくものです。詳しくは、別表第5に記載がありますが、従前ですと、7職種の嘱託があります。通訳をはじめ、調理員、用務員、業務員まで7種類ありましたが、改正(案)では2職種増やしまして9職種にするものです。園長、月給16万6,600円というもの。それから、保育士及び幼稚園教諭(3、4、5歳児クラスで単独で担任の職に当たる者)、単独でクラス担任をするものです。これも新設でお願いをします。その下にも下線が引いてある部分がありますが、これは上の単独クラス担任という項目が出てきましたので、分かりやすくするために、保育士及び幼稚園教諭の後に括弧して「単独クラス担任以外の者」を入れましてその後ろへ「栄養士」とするものです。
従いまして、園長の部分とクラス担任の嘱託者についての給料表が新設されたというものです。この背景を少し説明しますと、例えば、学校の先生の経験者OBの方にもお願いできるような体制にした訳です。それからもう少し言いますと、今後、平成25年度末からおよそ3年間で園長クラスが15人程度退職されます。この退職人数どおりの昇格者を出していきますと、今後幼保の再編制において、国の法律も変わっていますし、市の再編計画も進んでいきます。その中で、園長職というのがだぶってきます。例えば、27年4月に福田でオープンします福田の幼保園は4園が一つになるものですから、当然ポストが少なくなります。そのようなこともあり教職者の経験がある方を嘱託にする案も含めてお願いするものです。
従いまして、給料、第15条のところに「教育業務の経験年数並びに」という文言が入ってきているわけでして、教育業務の経験年数によって加算もしますという意味も含まれています。
それから保育士、幼稚園教諭の単独クラス担任ですが、これも従前から議論されてきましたが、幼稚園、保育園どちらも対象ということになりますが、担任が正規も嘱託も同じ子どもを預かるという重責を負っていますので、従来ですと15万7,200円でしたが、月々6,000円増加した16万3,200円に改めます。これを25年4月1日から施行するというものです。

質疑・意見

Q 幼稚園教諭と嘱託の方との違いはあるのですか。嘱託も教諭と言いますか。教諭は正規になりますが。
A 外部に出す資料や保護者には、嘱託の先生という形で紹介はします。嘱託と正規の別は、はっきりさせながら教員の免許を持っていることは伝えていきます。
Q 嘱託も幼稚園教諭で表すということですか。教員の場合は、教諭と言うと県費の正規教員、臨時の場合は、教諭とは言わないで臨時講師としています。教諭と書いてあるので、正規か嘱託かの区別がつかないので、括弧、嘱託も含むということで良いですか。
A そういうことです。

3 教育総務課

平成24年度要保護及び準要保護児童生徒の認定について

(教育総務課長)
平成24年度の就学援助に係ります要保護及び準要保護児童生徒の認定状況を報告します。
3月1日現在の報告になりますが、671人を要保護または準要保護で認定しています。前回2月の報告からの増減ですが、要保護児童生徒が1人増、準要保護児童生徒が3人増、合計では4人の増となっています。
23年度末の認定人数との比較では、小学校で17人の増、中学校で4人の減、小中学校合計では13人上回っているという状況です。
なお、この申請にあたって、現在は新規申請の場合と前年度の認定理由が「保護者の職業が不安定で生活状態が悪いと認められる者」の場合は民生委員の意見書を添付していただいていますが、民生委員の意見書を既に廃止した市の状況調査など、今後この必要性について研究していきたいと考えています。

磐田市立福田中学校器物破損事案報告

(教育総務課長)
昨年12月18日(火曜日)午前10時過ぎ、福田中学校において3年男子生徒1名による教師への暴行の結果として被服室教師ロッカー扉ガラスの器物損壊、また3年1組入り口扉ガラス、教卓、学習机2脚の器物損壊がありました。
これまでの経過等から、警察では家庭裁判所の審判にのせたいということで、このため、「被服室における器物損壊は暴行に伴う結果として損壊されたものである」ことから被害届のみで対応できるが、「3年1組の器物損壊は直接行為による損壊である」ため、被害届ではなく告訴状が必要とのことでありました。
この警察の要請を受け、配布した資料のとおり平成24年12月28日、告訴状を提出し、この審判結果が、平成25年3月11日、静岡地方検察庁浜松支部から家庭裁判所送致という処分決定通知がされました。
なお、配布資料は、会議終了後回収させていただきますので、ご了承願います。

「磐田の教育(概要版)」について

(教育総務課長)
去る2月18日の定例教育委員会において議案第10号として提案しご承認いただきました「平成25年度磐田の教育(概要版)」についてですが、定例教育委員会後、修正した箇所が2箇所ありますので、ご報告します。
1点目は、方針別実績の指標ですが、「方針1、子どもの「生きる力」(知・徳・体のバランスのとれた力)を育みます。」の「施策2、「個」に応じたきめ細かな支援・指導の充実」のうち、「学校からの要請に対する外国人児童生徒相談員、外国人児童生徒支援員の巡回・配置率」です。
24年度の実績値を100%から93%に、25年度の目標値を100%から97%に修正するものです。
この理由は、県の外国人支援事業が大幅に縮小されたことが要因です。年々縮小されているのですが、23年度は2人の支援員・相談員が派遣されましたが、24年度につきましては中国語対応の相談員が派遣されましたが、その派遣回数が削減されるという状況がありました。これに対応するため磐田市では外国人児童生徒に支援の優先順位をつけまして、支援員を派遣してきたところです。このような努力の一方、外国人児童生徒の数ですが、24年度は23年度より20人増加して323人という状況です。これらの県の状況、市も努力をしたのですが、外国人児童生徒の増加ということで、巡回・配置率が実績率として最終検証の結果、低下をしてしまったということで修正をお願いしたいと思います。
それから、もう一点は25年度の目標値になるのですが、このような状況から100%はきついかと思いますが、ただ25年度につきましては市としてフィリピアノ語対応の相談員の勤務時間は現在4時間ですが、これを7時間に増加します。それから、市の外国人支援員4名を1名増加して5名とします。このようなことによって巡回・配置率の向上に努めていくこととしています。
2点目は、「重要な課題への対応1、園・学校の台風・地震・津波等の防災対応基準」のうち、「津波警報・注意報発表時の対応基準(暫定版)」の修正で、これは、気象庁の津波警報、注意報が、25年3月7日から新しい運用が開始されましたので、これに伴って修正を行うものです。

質疑・意見

Q 保護者への周知は、ハンドブックなどを配布して行っているのですか。
A 今回は津波だけですが、風水害と地震、津波と3種類あるのですが、教育委員会で作成したものを、学校を通じて配布しています。例えば、暴風警報が6時30分に発表されていれば、登校を遅らせ自宅で待機する。10時に解除されなければ、そのまま休校であるなど、分かるように示しているものを配付しています。
4月になると学校からの配付物の中に入っています。また、PTA総会の資料でも配付しています。
Q これは、インターネットでも見られるのですか。
A そうですね。

  • 回覧坂でも周知しています。
  • 企業の方にも通知した方が良いですか。
  • いいえ。分かると思います。会社のルールとは関係なしに母親は帰っていきます。子ども達が帰ってきますからそれは当然だと思います。企業としては、予知と注意、警戒、その3段階を基準として公共機関、バス、電車、あるいは学校がどうなるかを基本に防災マニュアルを作成しているわけです。
  • 本当は、企業へも配った方が良いです。私たちの場合は、学校からメールが配信されるので、上司に見せて迎えに行く許可をいただいていました。災害時の規定が分かる資料を地元企業へも配布して周知していただけたらありがたいです。
  • 案内だけで良いと思います。インターネット上に公開してあるので、最低限の基準に対して企業にもご協力いただきたい旨の文書で良いと思います。
  • 市職員が企業訪問する時に配付しても良いと思います。
  • 以前と比べると、例えばこのような状況が出た場合、学校に迎えに行かなければいけないということを企業の方もご理解いただいていると思います。
  • 各企業にもホッとメールの登録をお願いしたいと思います。
  • 企業訪問の時に、ホッとメールへの登録をお願いすると良いですね。

A 人口では17万2,000人ですが、ホッとメールの登録者数は2万人弱いますので、相当な方たちが登録をされている状況だと思います。

  • 仕事中は携帯のメールを見られない方もいますので、企業の中で総務的な部署の方が登録をしてその様な方に知らせていただければ、情報が早くいきわたると思います。

月例報告

(教育総務課長)
実施済事業として、項目番号7の「豊岡東小学校の教育に関する説明会」ついて報告します。
3月5日から19日にかけまして、12の自治会若しくは組ごとに、複式学級や極めて少ない児童数の学級の解消について、教育的な見地から説明してきました。
各自治会・組ごとの状況を報告します。豊岡東地区は、南からA・B・Cの3ブロックに分かれていまして、Aブロックは大当所・西之谷南・西之谷北・仲明の4組、Bブロックは敷中・敷北・家田・岩室の4組、Cブロックは大平南・大平北・虫生・万瀬の4自治会です。
なお、出席世帯は12地区全体で、344世帯中210世帯で、61%でした。
賛成、反対、今後もう少し議論したい、大きく3つに分かれています。その中で、賛成の意思表示若しくはその方向という方は、まず、西之谷北地区です。農協などが無くなり小学校も無くなる事は寂しいが、子どもの将来を考えると複式は無理と思う。賛成はどの地区もなかなかないのですが、ここは、やむを得ないという話しでした。
大平北地区は、子どものことを第一に考えるべきで、早いうちから多くの人数の中で育つことが必要である。統合は早くした方が良いということでした。
逆に、反対ということを明確に出しているところは、西之谷南地区です。ここについては、昨年2月に協議会理事会へ報告した時と考えは変わらない。統合は反対である。進め方への意見が8割ぐらいを占めていました。
それから、敷北地区、家田地区、大平南地区は反対と出ています。ここで共通しているのは、地域衰退、過疎化という部分です。家田については、団地が出来ましたので、若い方も入ってきているのでその思いもあるように感じました。
虫生地区、万瀬地区の2地区については、子どもが実際に居ない状況ですが、一気に衰退してきている。学校が無くなったら、更に衰退してしまうことを心配しており、その思いを理解してほしいということです。論点としては、その考え方で反対の意向が強いと感じました。
明確な意思表示がないところは、大当所地区です。昨年は反対だったのですが、協議会の内容が地域に伝わっておらず、分からないことが多かった。子どものことを大事に考え、地域でしっかり考えて結論を出していきたいということでした。
それから、敷中地区については、今回、教育委員会の理念と、保護者の意見を踏まえて、3月31日に組の総会を行うので、議題として考えたいということです。
岩室地区については、何が何でも反対ではないが、できればこのまま統合しないでほしいという気持ちも相当あるということを代表的な方が話していました。複式だけが論点と思っていたが、極めて少ない少人数学級も論点であったことも良く分かったと言っていました。
以上のようなことが、説明会に出席しての意見や受けた印象です。
今後については、3月26日火曜日、東地区協議会の臨時理事会において、教育的見地から説明をして意見交換を行った結果のそれぞれの地区の意見の報告をいただきます。ここで最終的に地区の考えがまとまれば良いのですが、例えば3月31日に再度話し合いたいという敷中地区もありますので、3月26日一回では無理であると考えています。そうなりますと、年度が変わってから3月26日の報告をみながら協議会で検討していただければと思います。

質疑・意見

Q 仲明地区は署名のことについて書いてありますが、他にもそのような話が出ましたか。
A 西之谷北地区では、署名は教育委員会と地域と保護者の齟齬というようなことと、もう一つは説明会ということでしたので、署名の趣旨が統合について反対なのか賛成なのか、そこが入っていないので、趣旨そのものが何か良く分からないという地区がありました。
Q 複式学級や小人数学級でも良いのではないかという意見はありましたか。
A その意見は何箇所かで出ています。現状で複式でも子ども達は育っているので、地域が育てているからとか一緒にやっているからということで何が悪いのかという意見。しかしその結果、このようなデメリットはあると話して、比較していただき、やはり複式は課題が多いと理解していただいてきている状況です。実際に説明している中で、複式のメリット、デメリットをもう一度教えて欲しいという意見もあり、実際に複式学級を見たことがありますかと聞いても各会場で手を挙げる方が少ないです。
Q そうすると、3月26日の東地区協議会と3月31日の敷中の総会の結果を持って、教育委員会に報告に来るということですか。
A そうです。私どもが予想していることは、もう一度地区に持ち帰って話し合うこともあり得るかと思っています。
Q 伺っている間に、賛成が○、反対は×、中間のところは△と付けてみると、○と△を合わせる と×よりも多くなるので、全体で話し合って冷静にもう少し子ども達の事を考えていただければと思います。地域の過疎化に拍車がかかるというご意見もありますが、子どもの教育を思えば渋々だけれども統合に賛成せざるを得ないのではという結論を出していただければと思いますが、少し待ってみたらいかがでしょうかということです。
A 統合に前向きな地区については、決を取った時に、賛成、反対ではなく「しょんない」という選択肢もあっても良いのではということでした。

  • それは、要するに渋々だけれども賛成ということですね。
  • 組長がはっきり言いました。賛成か、反対と聞かれれば、だれもが反対と答えると。しかし、子どもの事を考えれば、それは寂しいけれど「しょんないら」というのが結論であると言っていました。
  • 反対のうち、複式学級が悪くないと言っているところはないようです。万瀬地区については、「一方メリットもあると思う。」という意見もあります。やはり、子どもたちの教育以外の理由で反対していると思いますね。
  • 時期として、いつごろが期限になりますか。
  • その話しも地域で出た地区がありました。やはり最後の1年は学校のいろいろな行事であるとか、授業なども両校がそれぞれいろいろな思いの中で行っていくことを大前提としていますので、1学期の終わりに決まると行事も三分の一が終ってしまい、目標年度は厳しいところがあると思います、というニュアンスで話しをしてきました。もう少し具体的に言うと、各行事が5月の連休明けから始まりますので、その辺りが一つの目安という思いがあります。

Q 3月26日の東地区臨時理事会は、新年度の25年度体制で協議するのですか。
A 24年度体制です。24年度役員の会合になります。

  • できれば、25年度の新役員も出席できる方は出席できるようにしていただけると、以前のような「聞いていなかった」ということは無くなると思います。それでも、地区に任せるということなので、話し合いをしながらある程度地区に任せていき、今後の教育委員会で正式に協議をすることが良いと思います。

4 学校給食管理室

(学校給食管理室長)
重点事項を報告します。2月28日に食物アレルギー対応ワーキングを実施しました。24年度9月から大原学校給食センター以外に5校6名の児童に対応しています。今後の課題に向けての課題の方向性について検討しました。また、栄養士のいない学校についても、どのように行っていくか継続して審議しました。
2の実施予定事業です。本日、3月21日14時からアミューズ豊田で第2回学校給食関係職員全体研修会を行いました。食育講話、健康講話、改善発表を行いました。アレルギー対応の実習をした磐田南小学校の事例発表も行い、非常に盛りだくさんの内容で大変良い研修が開催できたと思います。

質疑・意見

Q 来年度も放射性物質検査は行っていきますか。
A 放射性物質検査に関しましては、まだ継続しているところもありますので、4月で報告しようと思っていましたが、25年度に関しても放射性物質検査を継続して実施していきます。

5 学校教育課

磐田市立学校協議会要綱の一部改正について

(学校教育課長)
磐田市立学校協議会要綱の一部改正をお願いします。「小・中学校管理規則第35条に規定する学校協議会を置く。」という内容が第1条に書かれています。この要綱の規定でいきますと、学校運営協議会、先ほど出てきましたコミュニティスクールの指定を受けた学校も学校協議会を置かなければいけなくなります。しかし、小・中学校管理規則35条では学校協議会を置く事ができるというできる規定がありますので、置く、置かないについては、上位の法令で十分対応できますので、この第1条の規定を具体的に「学校協議会の組織及び運営に関し、同条に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。」というようにして学校協議会の中身に関しての規定をこの要綱で説明する形にまとめました。

質疑・意見

なし

6 中央図書館

(中央図書館長)
中央図書館の月例報告ですが、1.実施済主要事業では、3番の「美しい本たち・手製本の世界」の入場者は1,141人、6番の「豊田図書館蔵書点検」では、不明資料が166点、内訳は図書148冊、雑誌17冊、視聴覚資料1点で、前年度と比べ13点増加しております。
また、11番の図書館企画展「模型で楽しむ日本の鉄道」では、鉄道模型の運転体験もあり、3月15日土曜日から4日間で1,471人の入場があり、大変盛況でありました。
2.実施事業の予定は記載のとおりであります。報告は以上ですが、お手元に平成24年度茶の間ひととき読書運動作文集が印刷できましたので、ご用意させていただきました。
茶の間ひととき読書につきましては、読書推進活動の要となる事業でありますので、今後も継続してまいります。

質疑・意見

なし

7 文化財課

(文化財課長)
行事報告と予定を掲載してあります。
本日は、パンフレットを刊行しましたのでご紹介します。
一つは、「遠江国分寺跡平成24年度発掘調査のあらまし」です。
今年度の成果については、4頁をごらんください。国分寺の中心建物を取り巻く築地塀の調査を、図面左下e・f・hトレンチと、左中ほどgトレンチで行いました。
築地塀とは、6ページの図をご覧ください。土を突き固めながら積み上げ、最上部に瓦を乗せた、格式の高い寺社や役所などに用いられる塀です。その上の写真を見ていただくと、褐色と黒色の土が交互に積まれていることが分かりますが、土質の異なった土を交互に突き固め、強固にしたものです。上部は削平されていましたが、基部が確認されました。
突き固めた土の中から瓦が見つかっていることから、ある程度国分寺の造営が進んでから着手されたものと考えられます。
併せて、これまで見つかった炭化材(炭)の樹種同定を行いました。結果、一部でコウヤマキが使われていたものの、大半はヒノキであったことがわかりました。
3月19日に国分寺跡整備委員会を行い、来年度は、今年度と反対側の東側の築地塀及び、東門の確認調査を行うこととなりました。
次に、「磐田原台地西縁の遺跡」です。寺谷地域は見学の多い場所であり、まとまったパンフレットがなかったことから、今回作成しました。
長者屋敷遺跡の桜も、蕾がほころび始めました。今月末ころ、このパンフレットを片手にお出掛けください。

質疑・意見

Q 版築というのは、県内ではここだけですか。
A 築地塀が見つかったところがないです。国分寺の塀は築地塀になります。

  • 以前に調べた時より年数が経っているので、いろいろな見識というか、新しい物で作業を行うので見つかっていくのです。

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