子供のケガの応急手当

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ページ番号 1001235  更新日 2018年8月17日

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夢中で遊んでいるうちに転んでしまったり、傷を負ったりした子どもたちの応急手当について説明します。

出血

図:止血

けがなどで出血が多い場合は命の危険があり、できるだけ早い止血が望まれます。出血部位を見つけ、そこにガーゼ、ハンカチ、タオルなどを当てて、その上から直接圧迫して止血を試みてください(直接圧迫止血法)。圧迫にもかかわらず、出血がおさまらない場合は、圧迫位置が出血部位から外れていたり、圧迫する力が弱いことなどが考えられます。救急隊が到着するまで出血部位をしっかり押さえつづけてください。

すり傷・切り傷

図:すり傷・切り傷

土や砂などで汚れた傷口をそのままにしておくと化膿したり、傷の治りに支障をきたす場合があります。予防接種をしていない場合や接種から年月が経っている場合は、後で破傷風になる心配もあります。可能であれば、傷口をすみやかに水道水など清潔な流水で十分に洗ってください。深い傷や汚れがひどい傷では、洗浄後は傷口の清潔を保ってすみやかに医師の診察を受けてください。

やけど

やけどをすぐに冷やすことにより、やけどが悪化するのを防ぎ、治りを早めます。すみやかに水道の流水で痛みが和らぐまで10分以上冷やしてください。氷や氷水で冷却すると、やけどが悪化することがあります。やけどの範囲が広い場合は、できるだけ早く医師の診察を受けてください。またこの場合、冷却しつづけると体温が極端に下がることがあるので、過度な冷却は避けましょう。水疱(水ぶくれ)は傷口を保護する効果を持っています。水泡ができている場合は、つぶれないようにそっと冷却し、触らないように保護してください。


図:やけど1

図:やけど2

図:やけど3

鼻血

写真:鼻血

鼻血が出たら、イスなどに腰掛けさせ、気分を落ち着かせます。そして口をあけて呼吸をさせながら、手の指で小鼻の上を5~10分間くらい押さえると、出血が治まってきます。また、鼻のまわりを冷たいタオルで冷やすと、血管が収縮してより止血しやすくなります。血が止まってもすぐには鼻をかまないように。しばらくは静かに座らせておきます。

  • 鼻血が出たら小鼻をつまむ。
  • 仰向けに寝かせない。(血がのどに流れ込み、吐いてしまうことがある)
  • 首の後ろをたたかない。

打撲・捻挫

図:打撲・捻挫1


捻挫や打ち身(打撲)は、冷却パック・氷水などで冷やします。けがをした部位の冷却は内出血や腫れを軽くします。冷却パックを使用するさいには、皮膚との間に薄い布などをはさんで直接当たらないようにしてください。


図:打撲・捻挫2


けがで手足が変形している場合は骨折が強く疑われます。変形した手足を固定することで、移動するさいの痛みを和らげたり、さらなる損傷を防ぐことができます。固定には添え木や三角巾などを使用します。変形した状態を元に戻す必要はありません。すみやかに医師の診察を受けてください。


図:打撲・捻挫3

目に異物が入った

目にゴミが入ってしまった場合は、目をこすらせないで洗い流します。洗面器に水をためて、その中に顔を浸け何度かまばたきをさせます。又は弱めのシャワーや流水を使います。それでも取れないようでしたら眼科受診しましよう。

情報発信元

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