帯状疱疹

ページ番号 1012057  更新日 2025年4月8日

帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、水痘(水ぼうそう)のウイルスが原因で起こる病気です。

水ぼうそうが治った後もウイルスは体内に潜伏しており、加齢や過労・ストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化し帯状疱疹として発症します。帯状疱疹は50歳以上になると発症率が急増し、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

症状

初期症状は、体の左右どちらかの神経に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみなどです。そこに赤い発疹が帯状に現れ、その後に水ぶくれに変化していきます。胸や腹、背中など上半身に現れることが多く、顔や首に現れることもあります。

また、皮膚症状が治った後も神経の損傷によって痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれる合併症も帯状疱疹患者の10%~50%で発症すると言われています。

治療

発疹や水ぶくれは、治療が遅くなったり治療せず放置したりすると、高熱などの全身症状や後遺症が表れる場合もあります。発疹出現後3日以内、遅くとも5日以内に水痘ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬による治療を開始することで、治療の効果が高まり、重症化の予防や、「帯状疱疹後神経痛(PHN)」への移行を防ぐことにつながると言われています。

帯状疱疹が疑われる症状が現れた場合は、できるだけ早く、かかりつけ医もしくは皮膚科医に相談しましょう。

他の人への感染

体内に潜伏しているウイルスが原因で発症するため、他の人から帯状疱疹としてうつることはありません。

ただし水痘(水ぼうそう)にかかったことがない方は、ウイルスの感染で発症することがあります。特に小さな子どもや妊婦さんとの接触に注意しましょう。

予防方法

体調管理を心がけましょう

帯状疱疹は免疫力が低下すると、潜伏していたウイルスが活性化して発症します。できるだけ疲労やストレスをためない規則正しい生活を心がけましょう。

  1. 質のよい睡眠
  2. バランスのよい食事
  3. 適度な運動
  4. ストレス発散の心掛け

帯状疱疹ワクチン

発症や重症化を防ぐには、帯状疱疹ワクチンの接種も有効な方法です。

乾燥弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン)

接種回数
1回
接種方法
皮下注射

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)

接種回数

2回
※2回目は1回目の接種から2か月以上あけて6か月後までに接種

接種方法
筋肉内注射

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