海岸堤防(防潮堤)整備事業
海岸堤防(防潮堤)の整備状況について紹介します。
磐田市では、南海トラフ巨大地震で想定される最大クラスの津波から内陸部を守るため、高さ14mの海岸堤防(防潮堤)を海岸線11kmに整備しています。既存の防災林のかさ上げや補強等の整備(静岡モデル)を県と連携して実施し、1日でも早い防潮堤の完成を目指します。
全体計画(平成26年度~令和8年度)
令和4年度末時点の整備状況
完成延長は、市施工で4.3km(全体の42.1%)です。
防潮堤の整備状況を動画でご覧になれます。(令和3年3月更新)
最大高度150mからドローンで撮影しています。
令和5年度 事業計画
令和5年度は新たに市施工として0.8kmが完成し、完成延長は延べ5.1km(全体の50.0%)となる予定です。
竜洋海洋公園工区(駒場地内)
天竜川左岸河口から竜洋海洋公園を経て駒場海岸観光駐車場の地先までの約1.6kmの区間です。
この区間は、盛土により高さ14mの防潮堤を竜洋海洋公園と一体的に市が整備し、広葉樹等の植林をしています。
海岸保全工区(駒場~西平松地内)
静岡県の海岸保全区域に指定されている約1kmの区間です。
この区間は、防潮堤整備予定地と民有地が近接しているため、狭い幅でも設置できるCSG工法(※)を用いて、高さ14mの防潮堤を整備していきます。
CSGは、砂礫等の土砂にセメント、水を添加し、混合設備(プラント)により製造される材料で、永久構造物として配合設計や品質管理手法が確立されている日本で生まれた高度な技術です。ダムの堤体等で多くの実績があり、浜松市や福島県、宮城県では海岸堤防にも用いられています。
CSG の特徴
- 狭い用地で整備ができる
- 浜松市や福島県、宮城県など、他市町で海岸堤防の実績がある
- 施工管理や品質管理が容易
CSG による施工内容
混合設備(プラント)により製造された「CSG」をダンプトラックで搬入し、ブルドーザーで敷きならし、転圧します。密度試験により品質の確認を行います。
参考・写真提供 静岡県浜松土木事務所ホームページ
産業廃棄物最終処分場の形状の変更について
海岸防災林工区(西平松~福田地内、豊浜地内)
飛砂や潮害などから市街地を守るため防災林として静岡県に指定されている約7.5kmの区間です。
この区間は、“ふじのくに森の防潮堤づくり”として、市と県が連携し、盛土工事や植栽などを進め、高さ14mの防潮堤を整備しています。
太田川右岸工区(福田地内)
太田川右岸の河口の約0.3kmの区間です。
この区間は、平成26年度から整備を進め、平成28年度に高さ14mの防潮堤が完成しました。
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
情報発信元
経済産業部 農林水産課 基盤整備グループ
〒438-8650
静岡県磐田市国府台3-1 西庁舎1階
受付時間:午前8時30分~午後5時15分
電話:0538-37-4913
ファクス:0538-37-1184
経済産業部 農林水産課 基盤整備グループへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。