宅地耐震化推進事業(大規模盛土造成地)

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ページ番号 1013579  更新日 2024年6月6日

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宅地耐震化推進事業(大規模盛土造成地)

平成16年新潟県中越地震などでは、大規模に盛土造成した宅地において、地盤の滑動崩落による被害が発生しました。
国では、平成18年にこのような被害を未然に防止・軽減するため宅地造成等規制法(現:盛土規制法)の一部を改正し、「宅地耐震化推進事業」を創設しました。
これに伴い県が主体となり、市内に分布する大規模盛土造成地の種類と範囲の情報について、平成27年に「大規模盛土盛土造成地マップ」を作成し、県ホームページで公開しました。

大規模盛土造成地の要件

盛土の面積が3,000㎡以上

谷埋め型大規模盛土造成地(イメージ)

谷埋め型大規模盛土造成地(イメージ)

盛土をする前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ、盛土の高さが5m以上

腹付け型大規模盛土造成地(イメージ)

腹付け型大規模盛土造成地(イメージ)

滑動崩落(かつどうほうらく)とは

滑動崩落とは、地震時に盛土造成地において、盛土の全体又は大部分が、盛土の底面を滑り面として流動、変動または斜面下部へ移動する現象で、滑動崩落した造成地の住宅や道路などは大きな被害を受けます。

谷埋め型大規模盛土造成地

谷を埋めて宅地用の平坦面を確保した谷埋め型大規模盛土造成地において、主として地震時に宅地造成前の谷底付近や盛土内部を滑り面として大規模盛土造成地全体、または大部分が斜面下部方向へ移動する。

大規模盛土造成地の滑動崩落

磐田市における事業の取組み

平成19年から県が主体で事業を開始し、令和4年以降は市が主体となり、段階的に事業に取り組んでいます。
なお、これまでの調査結果から、市内の大規模盛土造成地は、谷埋め型3地区が該当します。

大規模盛土造成地の調査のスケジュール

年次 実施項目 主体
平成18年 「宅地造成等規制法」改正
平成19~27年

第一次スクリーニング

(盛土造成地の位置と規模把握)
平成27年 大規模盛土造成地マップの公表
令和1年 造成年代調査
令和4年
  • 地元説明(事業概要・基礎調査内容)
  • 基礎調査(基礎資料整理・現地調査/第二次スクリーニング計画)

令和5年 地元説明(基礎調査結果報告)
令和6年

本調査(地盤調査、安全性の確認/第二次スクリーニング)実施予定

大規模盛土造成地の状況(R4基礎調査結果)

地区 谷埋め型 腹付け型
磐田市 3 0 3

令和4年度基礎調査結果(大規模盛土造成地マップ)

3地区の大規模盛土造成地について、造成工事を行った際の基礎資料及び現地調査をもとに基礎調査(第二次スクリーニング計画)を実施しました。

今後は、宅地の安全性を把握するため、「地盤調査や安全性の確認※」を、本調査(二次スクリーニング)にて実施していきます(令和6年度3地区で実施予定)。
※地盤調査:調査ボーリング等により、盛土の形状、土質、地下水位を調査
※安全性の確認:地盤調査で得られた結果をもとに、地震時に盛土に滑りが発生する可能性を計算
 

マップの「大規模盛土造成地」は、対象となる盛土の位置をしめすものであり、危険な造成地を表すものではありません。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

情報発信元

建設部 建築住宅課 建築グループ
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受付時間:午前8時30分~午後5時15分
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