家庭でできる簡易水防工法
簡易水防工法は、小規模な水害で、水深の浅い初期段階に行うものです。身の危険を感じる前に早めに避難するようにしてください。このページで紹介する工法は一例です。水害に備え今一度、家庭にある物で何が使えるか確認しておきましょう。
ビニール袋等で作る簡易水のう
【準備するもの】 ビニール袋等(作成する簡易水のう数×2枚)
- ビニール袋等を二重に重ねます。(重ねる事で強度が増します。)
- 水を入れます。 (入れる水は、袋の1/3から半分を目安とし、自分で運ぶ事ができる重さにしましょう。)
- 内側の袋の空気を抜くように数回絞り、内側の袋を縛ります。
- 外側の袋も同様に縛り完成です。
- 水のうを出入口などに隙間なく並べることで浸水を防ぐことができます。(水のうは重ねる事ができないので10㎝程度の水深が限界です。)
段ボール箱を活用する工法
【準備するもの】 段ボール箱、簡易水のう、ブルーシート(レジャーシート)
- ブルーシートを設置場所全体に渡るように敷き、その上に段ボールを並べます。
- 簡易水のうを段ボールに詰めます。(段ボールに詰めることで、安定感と強度が増します。)
- 並べた段ボールをブルーシートで巻き込み、端は段ボールの隙間に入れ込みます。
プランターを活用する工法
【準備するもの】 プランター、簡易水のう、ブルーシート(レジャーシート)
- ブルーシートを設置場所全体に渡るように敷きその上にプランターを並べます。
- プランターの中に簡易水のうを詰めます。詰める事で安定感と強度が増します。
- ブルーシートで巻き込み、端はプランターの隙間に入れ込みます。
- その他にも、水の入ったポリタンクや重さのある空きビン等をシートで巻き込む方法もあります。
止水板による工法
【準備するもの】 出入口の幅より長い板、簡易水のう
- 出入口の幅よりも長い板を準備します。
- 出入口に、立てかけます。
- 立てかけた板を簡易水のうを並べ固定します。
止水効果実験
段ボール箱を活用した工法で、実際にバケツで水を流して止水効果を試してみました。
各工法を組み合わせる方法
段ボール箱やプランターを置いても開口部を覆いきれない場合には、土のうや水のう等を工夫して配置する事により止水効果が高まります。
排水管等からの浸水を防ぐ方法
浸水時には、洗濯機やお風呂場の排水口やトイレなど思わぬところから、下水が逆流することがあります。排水口やトイレを簡易水のうで塞ぎましょう。
平常時からの備え
大雨、ゲリラ豪雨等による水害を予防・軽減するため、平常時から排水施設等の清掃を行いましょう。
「土のうを使った水防工法」
下記のリンクをクリックすると、土のうを使った水防工法をご覧いただけます。
情報発信元
危機管理課 防災対策グループ
〒438-8650
静岡県磐田市国府台3-1 防災センター2階
受付時間:午前8時30分~午後5時15分
電話:0538-37-2116
ファクス:0538-32-0177
危機管理課 防災対策グループへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。