流域治水対策の紹介

ページ番号 1015687  更新日 2025年12月26日

流域治水の対策は何があるの?

流域治水の対策は、「氾濫をできるだけ防ぐ・減らすための対策」、「被害対象を減少させるための対策」、「被害の軽減、早期復旧・復興のための対策」の3つの柱を組み合わせて、多層的に取り組んでいきます。

流域治水対策イメージ
流域治水の推進 -国土交通省HPより-

氾濫をできるだけ防ぐ・減らすための対策

河川堤防整備・河道掘削の推進

近年の気候変動を踏まえて、今後の洪水に耐えることができるように河川整備計画を見直し、河川堤防整備や河道掘削を実施していきます。整備を加速化することで、洪水に対する流域全体の安全度の向上を図ります。

河川堤防整備・河道掘削の推進
河川堤防整備と河道掘削のイメージ

下水道による排水施設の整備(ポンプ場、雨水管渠)

内水被害や浸水被害の多い地域にポンプ場や雨水管渠等の排水施設を整備することで流域の排水能力を高め、安全度の向上を図ります。

大島排水ポンプ場
大島排水ポンプ場の整備(磐田市 豊浜 地内)
内水氾濫
排水施設の能力を超える降雨や排水先の河川水位上昇により、市街地に降った雨が川に排水できずに、宅地などにあふれること。

調整池・遊水地の整備

河川への流出抑制や市街地の浸水軽減対策として、調整池および遊水地の整備を実施していきます。一時的に雨水を貯めることで、河川の増水を抑制し浸水被害の軽減を図ります。

遊水地・調整池
遊水地イメージ

田んぼダムの実施

田んぼダムにより、水田へ雨水を貯める貯水機能を向上させることで河川への流出抑制を図ります。

田んぼダムイメージ図
「田んぼダム」イメージ図

被害対象を減少させるための対策

土地利用の規制・誘導・移転促進

災害リスクの高い地域への開発抑制や、より災害リスクの低い地域への移転促進、立地適正化計画と防災の連携強化などにより、災害に強いまちづくりを進めていきます。

立地適正化計画
人口減少、少子高齢社会に対応したコンパクトなまちづくりを進めるため、市町村で作成する計画のこと。
居住区域誘導のイメージ
居住区域誘導イメージ

住宅等のかさ上げ・ピロティ化の推進

災害リスクの高い地域に建っている既存住宅等に対し、嵩上げやピロティ化の改修を実施することで水災害への安全性を高めます。

かさ上げ
建物や敷地全体を高くする方法
ピロティ化
1階部分が柱のみで構成された屋外空間とした建築形式
住宅等の嵩上げ・ピロティ化
かさ上げ・ピロティ化の改修イメージ

被害の軽減、早期復旧・復興のための対策

避難のための情報発信

住民一人ひとりが迅速・円滑な避難ができるよう、水災害リスク情報(ハザードマップ等)や雨量・河川等の観測情報などを発信・活用していきます。

避難行動を考える

水災害の被害を軽減するには、一人ひとりがどのように避難するか考えることが非常に重要となります。下記リンクを参考に大切な生命を守るための行動について考えていきましょう。

情報発信元

建設部 道路河川課 治水対策推進室
〒438-8650
静岡県磐田市国府台3-1 西庁舎2階
受付時間:午前8時30分~午後5時15分
電話:0538-37-4993
ファクス:0538-32-3948
建設部 道路河川課 治水対策推進室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。