遠江国分寺跡整備工事の様子
遠江国分寺跡でおこなわれている再整備工事の様子をこのページで随時お知らせします。
令和6年度 再整備工事の様子
7月
令和5年度 特別史跡遠江国分寺跡 金堂基壇整備工事が完成しました
令和5年度に実施した金堂基壇の整備が完成しました。遠江国分寺の歴史や基壇の大きさを是非現地で体感してください。
- 金堂は、国分寺の本尊が安置された中心的な建物で、様々な儀礼の場でもありました。
- 調査により、金堂は東西約33.5m×南北約22.9mの木装基壇であったことが判明しました。
- 整備工事では、かつての遺構を地下に保存したうえで、その直上に1/1スケールの木装基壇を復元しています。
- 全国の国分寺の中でも木装基壇の金堂を復元した事例は、遠江国分寺跡が初めてです。
- 金堂南正面では石階段が発見され、工事でも当時の様子を復元して整備を行っています。
- 基壇上面では、礎石(柱の土台)や塼敷(塼=古代のレンガ)を整備しました。当時の様子を復元しつつ、金堂建物の間取りを平面的に表示しています。
- 整備に使用した礎石のうち4基は、かつて金堂に使用されていたものと伝えられています。
- 塼の裏側には、地元小学生や工事見学会参加者のメッセージが記入されています(塼はメッセージ記入面を下にして配置しているため、内容を見ることはできません)。
- 令和6年度は、塔跡にて木装基壇を復元整備していく計画です。
令和5年度 再整備工事の様子
令和5年度は、指定地中央部分を対象として、金堂の基壇(土台部分)の復元工事をおこないました。工事期間中にはご理解・ご協力をありがとうございました。
2月
2月10日(金堂整備工事見学会)
1月
12月
12月(中部小学校マラソン大会)
11月
11月11日(国分寺まつり)
10月
9月
令和4年度整備工事報告と令和5年度整備工事計画
令和4年度整備事業では、遠江国分寺跡北側に位置する講堂と僧房の木装基壇を整備しました。講堂は僧が経典を学ぶ場で、僧房は国分寺の僧が生活を送った建物です。現地で復元された木装基壇を見て、奈良時代に建てられた寺院建築の大きさや雰囲気を体感できるようになりました。
遠江国分寺跡では引き続き整備工事を行い、令和5年度には寺院の中心建造物である金堂の木装基壇を整備します。金堂では建物の柱を支える礎石や、基壇正面に設置された石階段なども復元する計画です。
関連情報
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