遠江国分寺跡整備事業

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ページ番号 1002035  更新日 2018年8月28日

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遠江国分寺に関する各種の情報をこのページで随時お知らせします。

遠江国分寺跡整備事業整備事業とは?

国分寺は、今から1,300年近く前に聖武天皇の命令によって、国が仏教の力で安定するように願って造られた寺院です。
遠江国分寺跡は磐田市役所の北方に位置し、昭和26年に最初の発掘調査を行い、その翌年には国宝に相当する特別史跡に指定されました。以来、市街地にある史跡公園として市民の皆さんに活用されてきました。
史跡公園として整備されてから40年以上が経過し、今、遠江国分寺跡に新たな姿が求められています。
将来遠江国分寺跡がどのような姿になったらよいか、文化庁や県教育委員会の指導を受けながら、専門家や地元の代表者等で組織する「磐田市遠江国分寺跡整備委員会」で検討してきました。そして、このほど、今後の再整備計画の基本的な内容を定めた「遠江国分寺跡整備基本計画」を策定しました。

「遠江国分寺跡整備基本計画」について

遠江国分寺跡の再整備について、『特別史跡 遠江国分寺跡整備基本構想』を平成17年度に策定しました。平成18年度には、遠江国分寺に関する市民アンケート調査を行ったほか、市民が参加して国分寺跡の将来計画についての意見を交換するワークショップ(意見交換会)を開催しました。
磐田市教育委員会では、平成18~26年度まで、再整備に必要な資料を得るための発掘調査を実施しました。この発掘調査により、全国の古代寺院跡で初めて主な建物の基壇(土台部分)がすべて木装基壇であることなどがわかりました。(発掘調査の概要は、『特別史跡 遠江国分寺跡整備基本計画 わたしたちの国分寺公園』(PDF)に掲載してあります。)
そして、この発掘調査の成果に基づいて、平成29年3月に整備基本計画を策定しました。今後、再整備を行っていく予定です。
一度整備した国分寺跡を再整備するのは、全国で遠江国分寺跡が初めてです。


基本計画(冊子)は、市役所(市役所本庁舎2階市政情報コーナー)・図書館・埋蔵文化財センターで閲覧できます。
概要版は、上記のほか、旧見付学校・旧赤松家記念館・交流センター等で配布しています。

わたしたちの国分寺公園の表紙
『わたしたちの国分寺公園 特別史跡 遠江国分寺跡整備基本計画のあらまし』

遠江(とおとうみ)国分寺跡(こくぶんじあと)から仏像の頭部が出土

国の特別史跡・遠江国分寺跡の再整備にともなう平成20年度の発掘調査の出土品を洗浄したところ、「塔本(とうほん)塑像(そぞう)」と呼ばれる、塔の内部を飾った仏像群のうちの1体の頭部が見つかりました。長さ7.9㎝で、復元すると全長50㎝くらいの座った仏像ではないかと推定されます。

「塑造(そぞう)」という心木(しんぎ)に土を盛って造形する技法で作られたものであるため通常では残らないものですが、塔が火災にあい、素焼きの陶器のような状態になったため残ったものです。奈良時代の仏像の出土は静岡県内で初めて、また国分寺跡からの「塔本塑像」の出土も上野(こうずけ)国分寺跡(群馬県)に続き、全国2例目という、極めて貴重な発見です。

頭部正面写真

頭部横面写真

復元概念図
菩薩として復元した場合
(復元画作成:加藤求美氏)
(復元画監修:松田誠一郎氏)

遠江国分寺跡の発掘調査報告書を販売しています。

平成18年度~26年度に特別史跡指定地内で行った発掘調査の報告書(「本編」「本編補遺・遺物資料編」)を販売しています。
遠江国分寺跡は、主要伽藍の基壇がいずれも木装基壇であることが全国の古代寺院跡で初めて判明しました。
「本編」では、墨書土器や塔本塑像などの主要遺物を紹介しているほか、木装基壇や瓦の分析、新発見の史料について、国内の第一線級の研究者による論考を掲載しています。
「本編補遺・遺物資料編」は、出土した遺物について掲載し、土器や瓦(軒瓦は文様がわかるものを全て掲載)、全国で初めて確認された古代の鉄製の唄金具(釘隠し)や釘などの金属製品、塑像などの図や写真・観察表を掲載しているほか、本編に掲載できなかった土器や瓦についての解説や国分尼寺跡を含めた瓦についての論考も掲載しています。

『特別史跡 遠江国分寺跡 本編』

写真:書籍1
本編

体裁:A4判 本文329ページ、写真図版88ページ 付図1枚
価格:1冊 4,000円(税込み)

『特別史跡 遠江国分寺跡 本編補遺・遺物資料編』

写真:書籍2
本編補遺・遺物資料編

体裁:A4判 本文289ページ、写真図版24ページ
価格:1冊 3,000円(税込み)

販売場所

磐田市埋蔵文化財センター

問合わせ

文化財課(埋蔵文化財センター内、電話:0538-32-9699)

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