子宮頸がん(HPV)

ページ番号 1010296  更新日 2026年6月9日

子宮頸がん(HPV)ワクチンの接種にあたって

接種にあたっては、家庭(家族)で効果と副反応に関するリスクの両面を理解し、医師と相談のうえで判断しましょう。

病気について

子宮頸がんの現状

子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、若い世代が発症する女性のがんの中で、高い割合を占めるがんです。
日本では毎年、約1万人の女性がかかる病気で、毎年、約3,000人の女性が亡くなっています。20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、年間約1,000人います。

子宮頸がんにかかる仕組み

子宮頸がんは、子宮頚部の細胞がトパピローマウイルス(HPV)に持続的に感染することで、異形成(がんになる手前の状態:前がん病変)を生じた後、がんに至ることが明らかになっています。HPVに感染したとしても、多くの場合は数年以内に自然と正常に戻りますが、一部の人で、HPVがなくならず持続的に感染した状態になり、数年から数十年かけて進行し、子宮頸がんに至る場合があります。また、HPVの感染は、主に性的接触によって起こるため、感染のリスクは一生のうちに何度も起こりえます。

子宮頸がんの治療

子宮頸がんは、定期的に検診を受けるなどして早期に発見し手術等の治療を受ければ、多くの場合、命を落とさずに治すことができる病気です。病状が進んだ後で前がん病変(異形成)や子宮頸がんの段階で見つかると、手術が必要になる場合が少なくありません。病状によって手術の方法は異なりますが、子宮の一部を切り取ることで、妊娠したときに早産のリスクが高まったり、子宮を失うことで妊娠できなくなったりすることがあります。

ワクチンについて

種類

不活化ワクチン

9価(シルガード)

  • 1回目の接種を15歳未満で受ける場合

6か月以上の間隔をあけて2回行う。
上記の方法をとることができない場合は、5カ月以上の間隔をあけて2回行う。(※1)

  • 1回目の接種を15歳以上で受ける場合

2か月の間隔をあけて2回注射した後、1回目の注射から6か月の間隔をあけて1回行う。
上記の方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をあけて2回行った後、2回目の注射から3カ月以上の間隔をあけて1回行う。(※2・3)

9価(シルガード)子宮頸がん接種スケジュール

令和8(2026)年4月1日から、2価及び4価が定期接種で用いるワクチンから除かれ9価のみとなりました。途中から9価HPVワクチンに変更する交互接種も公費対象となります。

効果

シルガード(9価)は、子宮頸がんの原因の80~90%を占めるHPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型の感染を防ぐことができると言われています。

HPVワクチンの接種により、感染予防効果を示す抗体は少なくとも12年維持される可能性があることが、これまでの研究でわかっています。

HPVワクチンでがんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。

HPVワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人ががんにならなくてすみ、約20人の命が助かる、と試算されています。

リスク

HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。

頻度は不明ですが、重い副反応(アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、免疫性血小板減少症)が起こることがあります。

発生頻度 副反応の内容
50%以上 疼痛
10~50%未満 腫脹、紅斑、頭痛
1~10%未満 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感、発熱、疲労、内出血など
1%未満 嘔吐、腹痛、筋肉痛、出血、血腫、倦怠感、硬結など
頻度不明 感覚鈍麻、失神、四肢痛

 

因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状をふくめて、HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり約4人です。
このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は接種1万人あたり約2人です。

対象

  • 小学6年生から高校1年生の年齢に相当する女子
    ※予診票は、小学6年生になる直前に郵送します。

標準的な接種期間

中学1年生

持ち物

  1. 予診票
  2. 母子健康手帳
  3. マイナ保険証など(住所・年齢などを確認できるもの)
  4. 同意書(保護者が同伴できない場合)※13歳以上16歳未満

子宮頸がん(HPV)個別接種医療機関一覧

子宮頸がん検診

予防接種で全ての子宮頸がんを予防できるわけではありません。
早期発見のため、20歳を過ぎたら定期的な子宮頸がん検診を受けましょう。

情報発信元

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